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【取材レポート】ちょっと違ったサムスン電子のブロガーイベント後編:Gear Fit、Gear 2

六本木で開催されたサムスン電子のブロガーイベントのレポートの後編をお届けしたい。前編では最新スマホのGALAXY S5に触れたが後編ではスマートウォッチ「Samsung Gear 2」と「Samsung Gear Fit」、そしてGALAXY S5も含めた実機のタッチ&トライの模様についてだ。

前編はこちら

Samsung Gear Fit


■Gear 2とGear Fit

GALAXY S5に続いてスマートウォッチ新モデルの紹介だ。昨年、サムスン電子から発売されたスマートウォッチ「GALAXY Gear」の後継機にあたるGear 2、そして、Gear Fitの話になった。ちなみにGear 2には「GALAXY」の文字が冠されていないが、旧モデルがAndroid搭載機だったのに対して新モデルのOSは「Tizen」だ。それもあってブランド名が変更になっている。

サムスン電子の担当者によれば、「正直、ウェアラブルデバイスがどうなっていくのか? ということに確信は持てないが、それでも出してみなければ始まらない」というからGALAXY Gearを世に送り出し、そのフィードバックを受けて新しいモデルを作ったとのことだ。

GALAXY Gearの経験から生まれたGear 2の見た感じから分かる大きな変化は、カメラレンズの搭載場所をバンドではなく本体に移したことだ。バンドをユーザーが自由に交換できるようにしたことはいい。旧モデルと同様、GALAXYシリーズのスマートフォン/タブレット等の通知の全てをGear 2で受け取ることもできる。GALAXYシリーズのメディアをリモートコントロールできる機能もある。また、今回の新モデルには心拍モニターが搭載されている。これも面白い。

Gear 2

Gear 2のカメラは本体に搭載されるので、バンドを好みに合わせて自由に変えられる。

Gear 2には心拍センサーが搭載されている。
指で脈拍を測る場合とは異なり、普通の向きに装着した状態で測れる。


次にGear Fitだが、こちらの製品は「世の中の全ての人が腕時計からスマートウォッチに乗り換えてくれるわけではなさそうだ」という考えから生まれたという。そのため、腕時計をした上で装着できるように、細いバンド形状をしている。ディスプレイが曲面を描いていて、なかなかオシャレなルックスだ。Gear 2と比較して、カメラは搭載していないが、GALAXYシリーズの全ての通知を受け取ることができるので、便利そうだ。もちろん心拍数も測定できる。

腕時計とGear Fitを一緒に装着。

Gear Fitにも心拍センサーを搭載する。


■タッチ&トライ

さて、担当者の説明に続いてタッチ&トライの時間になった。GALAXY S5、Gear 2、Gear Fitの実機を実際に触って試すことのできる時間だ。

GALAXY S5のディスプレイは今までよりも美しい印象を受ける。サイズアップしているのに精細感を感じるというのも不思議なものだ。また、背面カバーがフラットではなく、凹凸をつけて滑りにくくしているのも実用的にはいい。気のせいか、GALAXY S5は今までになくサムスン臭が薄く、スマートになった気がする。

GALAXY S5の背面カバーは滑りにくくなっているのがナイス。

Gear Fitも画面が美しく、スマートでいい。残念なのはGear Fitでは今回、僕の心拍数が測定できなかったことだ。

Gear Fitは曲面ディスプレイを採用。オシャレだ。

そんな感じで端末をいじっていると、何かいつものブロガーイベントよりも騒がしい感じだ。壁に張り付いて1人で大声でしゃべっている人や、ビデオカメラで撮影させながら、妙なキャラ作りをしたしゃべりをしている人達がいる。今回のイベントには、なぜかYouTuberが多いのだ。

彼らが話す内容はプレゼンテーションでサムスン電子の方が説明していた内容そのままで、しゃべりをアレンジしているだけのようだ。まあ、たいして端末も触らないで話せるのはその程度だろう。

そんなことも思いながら僕がしばらく端末を触っていると、やがてどこかから「ブロガーの人って、黙って端末いじってるんだな」とかいう小さい声が耳に入ってきたが、まあ何か違う人たちな気がするので放っておく。

実は今回のイベントではなぜかGear 2の実機が不足しているのか、初代機のGALAXY GEARも並んでいた。

が、それをいじって、「やっぱり、最新のデバイスは凄いな」と、GALAXY GearをGear 2だと思って二人で話をしている人たちがいたが、これも知らない人たちなので放っておいた。

今回のイベントではYouTuberじゃないブロガーの人たちもあまり見たことのない人が多かった。

普段、この種のスマホ系のイベントに来るブロガーはよく見かける人が多いので、今回は少し違和感を感じていたが、もしかしたら、あまりデジタルデバイスに詳しくない人も混じっていたのかもしれない。

まあ、いろいろ書いたが、このイベントは成功だろう。

そう、言うまでもなく、この僕を呼んだ時点で成功なのは間違いない(長田MAXドム注:長田おはようバズーカ発射!)。




また、au発表会での実機レポートはこちら→【実機レポート】ニュートラル感を感じる「GALAXY S5」(SCL23)


(記事:一条真人

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