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まるでPSP2!「Backbone One(第2世代)」レビュー!PS5、Xboxなどマルチ対応のスマホ用コントローラー!

スマートフォン向けのコントローラー「Backbone(バックボーン)」シリーズの最新世代にあたる「Backbone One PlayStation版 USB-C(第2世代)」。今回の記事では、そのBackbone One PlayStation版(第2世代)の実機レビューをお届けしたい。

<▲写真:「モンハンワイルズ」をプレイすると、まだ見ぬ「PSP2」や「PS Vita2」のように錯覚するほど>

なお、記事だけでなくレビュー動画も作成中なので、完成次第追記したいと思う(近日中の予定)。

最初に感想を言うと、Backbone Oneは物凄く良い。個人的に第1世代の時から購入を考えていたが、今回第2世代を入手し、実際に使ってみて心の底から感動した。特に「PlayStation 5」のリモートプレイをする時の感覚は、まだ見ぬ「PSP2」や「PS Vita2」と錯覚するほど。

<▲写真:「△〇×□」ボタンは「PlayStation版」ならでは。クリアパーツで見た目も綺麗>

Backbone One PlayStation版(第2世代)は、PlayStationの公式ライセンス商品なので、「まさにプレイステーション!」というデザインだが、用途はPlayStationのリモートプレイに限定されている訳ではない。XboxやSteam Link、AndroidやiOSのゲームなど様々なプラットフォームに対応している。

そしてUSB接続なのでBluetoothコントローラーのような入力遅延を気にせずに済む点も大きな魅力だ。ボタンの押し心地は「DualSense」よりも「Nintendo Switch」の「Joy-Con」に近いが、操作は快適。

<▲写真:モンハンのようなアクションゲームでも操作は快適>

感動体験を与えてくれたBackbone One PlayStation版 USB-C版(第2世代)について、詳しく述べていきたいと思う。

なお、Backbone Oneはメーカー提供品だが、レビューは自由に行っている。

下は日本での販売を手掛ける正規代理店であるソースネクスト公式サイトとAmazon.co.jpでの製品リンク。ソースネクスト公式サイト通販でも送料無料となっている。また、Amazonでの購入の場合はバリエーション選択肢(「色」と表示されている)の所に「2nd Gen」と書かれているか確認し、間違わないよう注意が必要だ。



Backbone One PlayStation版 USB-C版(第2世代)実機レビュー

Backbone Oneの概要

Backbone Oneをご存知ない方のために、まずは概要から見ていきたい。

<▲写真:「Backbone One PlayStation版(第2世代)」のメーカー公式写真>

Backbone Oneは、スマートフォン向けのコントローラーで、スマホを中央に挟んで使う。コントローラーの左右グリップを持って横に引っ張ると最大9cm伸ばすことができる。

スマホとの接続はUSBかLightning。端子違いで2種類の商品に分かれる。「Backbone One USB-C版」と「Backbone One Lightning版」だ。本記事で紹介するのは「USB-C版」。

AndroidスマホのユーザーはUSB-C版を選べばいいが、iPhoneの場合は15以降であればUSB-C版、iPhone 14以前の機種の場合はLightning版となる。間違えないよう注意して欲しい。

また、実は価格が異なる。Backbone OneのUSB-C版は19,800円(税込、以下同)だが、Lightning版は15,950円だ。ちなみに純正のキャリングケースもある。

<▲写真:「Backbone One(第2世代)」のラインナップ(※ソースネクストの製品ページより)>

話をBackbone Oneのハードウェアの概要に戻したい。

Backbone Oneにはパススルー充電が可能なUSB端子が用意されているので、充電しながらのプレイもできる。この端子は右グリップの下面に配置されている。もちろんケーブル無しでのプレイも可能だ。

一方、左グリップ側には3.5mmのイヤホン端子が搭載されている。

<▲写真:「Backbone One PlayStation版(第2世代)」のボタンガイド(※ソースネクストの説明画像より)>

ゲーム用のボタンは、右側に「△〇×□」、右スティック、Backboneボタン、オプションボタン、R1、R2、左側に左スティック、十字キー、キャプチャボタン、ミュートボタン、L1、L2が用意されている。

どのプラットフォームのゲームをプレイするにも十分なボタン数だ。

ただ、PSリモートプレイ時にはPSボタンとタッチパッドが足りない。これについてはスマホの画面上に表示されるバーチャルキーを使う。とはいえ、タッチパッドの操作はリモートプレイ専用機であるソニーの「PlayStation Portal リモートプレーヤー」でも同じで、ディスプレイへのタッチ操作となっているので、この点に関してはそう変わらない。

<▲写真:「PS Portal リモートプレーヤ」(※公式画像より)>




第1世代と第2世代の違い

Backbone Oneの第1世代と第2世代の違いは2点。

一つはスマホとの接続部分にアダプタを採用したこと。マグネットでの脱着が可能なアダプタを左右の接続部に設けたことで、幅広い種類のスマートフォン、スマートフォン用のケースに対応できるようになった。

<▲写真:アダプターの部分(装着時)>

<▲写真:アダプターを外す途中の状態>

もう一つはボタンの刷新。ボタンが再設計され、より正確かつ反応の良い入力を実現したという。

<▲写真:「Backbone One(第1世代)(※メーカー公式画像より)>



対応プラットフォーム、対応ゲーム

公式サイト記載(2025年6月26日現在)の対応プラットフォームは下記の9つ。

  1. PlayStation(PS4/PS5リモートプレイ)
  2. Xbox(Xboxリモートプレイ、Xbox Cloud Gaming)
  3. Steam(Steam Link)
  4. iOS
  5. Apple Arcade
  6. Android
  7. Google Play Pass
  8. NVIDIA GeForce NOW
  9. Netflix

スマートフォンで利用できる主要ゲームプラットフォームには基本的に全て対応していると考えて問題ない。ただ、有線接続のシンプルなコントローラーなので、今後登場するかもしれない新たなプラットフォームや新たなゲームについても、普通に考えれば問題なく使える可能性が高いだろう。

しかし、公式での各タイトルの対応可否を知りたい方もいると思う。その場合は、Backboneがメーカー公式サイトでリストを公開しているので参考になると思う。

Backbone公式サイト内の対応ゲームリストページ



Backbone Oneのパッケージと付属品

Backbone One PlayStation版 USB-C版(第2世代)のパッケージは写真の通り。

<▲写真:「Backbone One PlayStation版 USB-C版(第2世代)のパッケージ>

<▲写真:外側のパッケージはスリーブになっていて、外すと黒いボックスが出てくる>

一目でPlayStation公式ライセンス商品だと想像できる、プレイステーションらしいデザイン。

ブラックで高級感のあるボックスにはBackbone One本体、クイックガイド、セーフティガイド、Sサイズのアダプターが入っている。使い方が簡単だからか、クイックガイドはカード状で小さく、説明も短い。

<▲写真:「Backbone One」の内容物>

アダプターは2サイズ用意されていて、Lサイズは本体に装着済み。着脱・交換方法は後述するので、そちらを参照して欲しい。



Backbone Oneのデザインとボタン、感触

何度か述べているように、デザインコンセプトはプレイステーションだとハッキリと分かる。シンプルかつ綺麗で、これ以上ないデザインだと思う。

<▲画像:プレイステーションの公式ライセンス商品だということが一目で分かるデザイン>

<▲写真:背面もシンプル(スライダーを伸ばすと、実際にはPSロゴがある)>

ただ、スマホ用のコントローラーということもあり、ボタンサイズはさすがにDualSenseほど大きくはない。どちらかというと「Nintendo Switch」の「Joy-Con」に近い。押し心地もだ。特に左右のスティックについては、Joy-Conとほぼ同じ感触となっている。

<▲写真:「Backbone One」と「DualSense」「Joy-Con」の比較>

R2とL2のトリガーについては、比較的薄い筐体サイズの割に十分なサイズを確保していると思う。

<▲写真:R1とR2、L1とL2ボタン>

しかし、一つだけ注意点がある。左右グリップの下面には3.5mmイヤホン/ヘッドホン端子とUSB Type-C端子が用意されているが、どちらもザグリ(円形の窪み)が設けられ、端子はその奥にあることが分かると思う。

<▲写真:下面にはUSB Type-C端子と3.5mmヘッドホン端子がある>

3.5mmオーディオ端子については、大抵のイヤホン/ヘッドホンで問題ないと思うが、USB Type-C端子の場合、このザグリ(窪み)のサイズが小さく、コネクタによっては入らないかもしれない。私の場合は最初に使おうとしたUSBケーブルはコネクタ部が若干厚く、入らなかった。昨今の大抵のコネクタは平たく薄いものが大半だとは思うが、少し丸みを帯びた形状のコネクタの場合など、入らない可能性もあるので気を付けて欲しい。その時は少し薄いコネクタのケーブルで試してみよう。

プレイ中にコネクタ/端子部に余計な負荷が掛からないようにザグリを設けているのだと思うが、個人的には不要に感じた。ただ、ケーブルを変えればいいだけの話で、何とかひねり出した不満点に過ぎない。それ以外は完璧と言っていい仕上がりだと思う。



スマホの装着方法

スマートフォンをBackbone Oneに装着する方法と取り外す方法を紹介したい。

とても簡単だが、手順は正しく行う必要がある。間違えるとUSB端子、USBコネクタ部に、余計な負荷が掛かってしまう恐れがあるからだ。

<▲写真:手順1。最初にスマホ上部をBackbone Oneの左側のアダプター内面に当てる>

最初にスマホの上部をBackbone Oneの左グリップ側の取り付け部に当てる。この状態でBackbone Oneの右側グリップを持って引き伸ばす。

<▲写真:手順2。スマホを抑えた状態で右側のグリップを持って引き伸ばす>

続いて、USBコネクタ部を目で見て位置を合わせながら、スマホの端子にゆっくりと挿入する。これで完了だ。

<▲写真:手順3。USBコネクタと端子部を見ながら位置合わせを行い、差し込む>

<▲写真:スマートフォンをBackbone Oneに装着した状態>

実際に装着手順を体験してみると、万一右側から先に装着しようとした場合にUSBコネクタ部に負荷が掛かりかねないことに気付くと思う。

次にBackbone Oneからスマホを取り外す方法を紹介したい。これは装着時とは逆の流れだ。

まずはBackbone Oneの左側を机やテーブルなどに当てた状態で右側のグリップを手に取って引き出し、USBコネクタを外す。この後、スマホ及びBackbone Oneを傾ければ簡単に外れる。

取り外す際も左右の順序を正しく行わないと、USBコネクタ部に負荷が掛かるので気を付けて欲しい。

なお、アダプターの交換方法などについてはアダプターの章で詳しく述べる。



スマホとスマホケースの対応サイズ

私が調べた所、対応スマホの最大サイズの記載はメーカー公式サイトにはなかったと思う(見落としていただけの場合は申し訳ありません)。この章の内容は、筆者が実際に試した結果に過ぎず、実際にBackbone Oneに正常に装着できることを保証できる数値ではない点をご承知の上、すなわち自己責任で取り扱って欲しい。

<▲写真:「Galaxy S22 Ultra」をケース込み、Sサイズアダプター有で装着したところ>

対応スマホ(スマホケース装着時を含む)の最大の長さは約17cm位だと思う。

ただし、スマホ及びスマホケースが比較的厚い場合は、それよりも短くなければ入らない可能性がある。

私がメインで使っている「Galaxy S22 Ultra」の場合、ケース装着時の長さは約16.7cmだ。Sサイズのアダプター使用で、約2mmほどの余裕がある。アダプターを外せばもう少し余裕が出るため、その分を考慮して対応サイズは最大で約17cmだと判断した。

<▲写真:約2mmほど余裕がある>

とはいえ、確実性を求めるなら約16.2cmか約16.3cmだと思う。これなら基本的に確実に入ると思う。

<▲写真:スライダーを最大限引き伸ばした状態>

対応範囲の基準は、左側の取り付け部と右側のUSBコネクタの先端までの距離。この範囲に収まらないと、USBコネクタの脱着ができない。ただ、左側の基準点は細かく見れば範囲がある。取り付け部及びアダプターは上から見たときに「U」の字の形状をしていて、スマホ及びスマホケースの上部形状及び厚さ次第で、Uの字の内壁のどの深さまで入るかが変わってくるからだ。

<▲写真:アダプター部を上から見たところ>

厚みのあるスマホケースの場合はUの字の先端までしか入らないかもしれない。この場合、約16.2cmか約16.3cm位の長さでないとBackbone Oneには装着できない可能性が出てくる。

Galaxy S22 Ultraは6.8インチの大型ディスプレイ搭載機種で、本体の長さはケース無しでも16.3cmだ。「Google Pixel 9 Pro XL」も約16.28cmある。

Backbone Oneの購入を検討している方は当然ゲームを結構遊ぶ方だと思う。そして、比較的大型のスマホを使っている人が多いかもしれない。となると筆者と同様、結構ギリギリのサイズかもしれないので注意して欲しい。

ただ、その場合でもケースを外せばBackbone Oneに問題なく入ると思うので、実はあまり心配する必要はない(下の写真参照)。とはいえ、いちいちケースを外すのは面倒なので、できればケースごと装着できるのがベストだろう。
<▲写真:スマホケース無し状態の「Galaxy S22 Ultra」とアダプター無し状態の「Backbone One」の場合の余裕>




アダプター

アダプターはSサイズとLサイズの2種類が用意されている。Sサイズが小さいアダプター、Lサイズが大きいアダプターだ。すなわち、大型のスマホを装着する場合にはSサイズ、小型のスマホの場合はLサイズを使うのが基本。

<▲写真:アダプター>

アダプターの交換は簡単。

アダプター自体はBackbone One本体とマグネットでくっついているだけなので、軽い力を正しい方向に掛ければ簡単に外れる。少し癖があるので、最初は上手くできないかもしれないが、一回コツを掴めば簡単にできるようになる。

<▲写真:アダプターの手前に小さな溝や切り欠きがある。取り外す際は、そこに爪を掛ける>

アダプターには下側に小さな切り欠き、もしくはスリットがある。この部分に爪を掛け、上側に向かって左回転のイメージで力を掛けると外れる。

<▲写真:このように切り欠きに爪を引っかけて、上に向かって左回りの回転方向気味に力を掛けると外れる>

なお、アダプター選びについては若干注意事項がある。

これについても対応サイズの章と同様、自己責任で扱って欲しい。メーカーとしては左右で同じサイズのアダプターを使う、もしくは両方アダプター無しで使うよう案内している。

しかし、私は必ずしもそれが適切ではないと思う。

まず、絶対的な基準はUSB端子に負荷を掛けないこと、そしてBackbone Oneのスライダー自体にも曲げ方向の負荷を掛けないことだ。後者については前者を満たしていれば、自然と満たすことができる。

そして注意すべきはスマホ、スマホケースの形状、厚みだ。昨今のスマホはリアのカメラがゴツさを増し、下手すると上下で端末の厚みが違うことがある。それはスマホケースになればより顕著で、レンズを守るためにケース上部は下部と比べて厚いことがある。

その場合、左右のアダプターを非対称とした方が、最終的には適切な装着状態になる例があるかもしれない。

適切かどうかの判断基準は、Backbone Oneを上から見たときにスマホのリアの面とBackboneのスライダー部が平行になっているかどうかだ。勿論、コネクタ部を直接確認することも重要。少しでも斜めになっている場合は、コネクタ/端子部に負荷が発生している可能性があるので注意して欲しい。

<▲写真:スマホケース無し状態での水平確認>

<▲写真:スマホケース有り状態での水平確認>

そしてアダプターの選択の際は、基本的にはゆっくり脱着することを勧めたい。スピーディーにガチャっと装着させると、無理にコネクタを挿入する恐れがあり、負荷が掛かってしまうかもしれない。ゆっくりと確認しながら行いたい。

ただ、これについても少し心配させるような書き方をしたが、実のところ、あまり神経質になる必要はないと思う。スライダー部には意外と遊びが設けられているので、多少曲がっても問題なさそうだからだ。ただ、曲がっていないに越したことはない。



ゲームプレイ

実際にゲームプレイ中の写真をいくつか掲載したい。

<▲写真:PS5のリモートプレイでアストロをプレイ中>

PS5のリモートプレイでは「ASTRO's PLAYROOM」と「モンスターハンターワイルズ」、スマホゲームは「ソニックマニア・プラス」だ。実際のプレイの様子は動画でも紹介予定なので、完成次第、追記したいと思う。

操作感を言葉で説明するのは難しいが、本当に快適としか言えない。普通にプレイできる。

<▲写真:タッチパッドの操作は画面上のバーチャルキーを使って行う>

ただ、「ASTRO's PLAYROOM」もそうだが、タッチパッドの操作については慣れが要るし、DualSenseと比べるとやはり操作はしにくい。一回スマホの画面をタッチする動作が余計に入るし、DualSenseと比べて大型スマホの場合は指を伸ばす距離もあるからだ。とはいえ、ストレスを感じるほどでもないと思う。

<▲写真:「モンスターハンターワイルズ」もPS5での操作時と同じような感覚で普通にプレイできる>

モンハンワイルズのプレイも快適。6.8インチサイズなので、さすがにゲーム内の文字は小さいが、少なくともGalaxy S22 Ultraでのプレイだとシャープでクッキリ表示されるので、普通にプレイできる。ただ、画面表示のクオリティはその時のスマホの回線速度、解像度設定、そしてスマホの機種にも左右されるので、注意して欲しい。PS5の場合、回線速度によっては最大で1080pでの表示になる。

とはいえ、モンハンをプレイすると、まるでPSP2かPS Vita2か、といった気分になる。PSP2もPS Vita2も2025年6月時点では存在しないし将来的に出るかどうかも全く分からない訳だが、結構感動する感覚だ。

スマホゲームについても同様で快適だ。

<▲写真:ソニックをBackbone Oneでプレイしているところ>




Backboneアプリ

Backboneにはメーカー公式のスマートフォン用アプリ「Backbone」が用意されている。AndroidならGoogle Play、iPhoneならApp Storeからインストールできる。

<▲写真:「Backboneアプリ」を起動したところ>

ただ、実はBackboneアプリはBackbone One使用における必須条件にはなっていない。すなわち、Backboneアプリが無くてもPSリモートプレイでBackbone Oneを使っての操作ができるし、他のゲームでも操作できる。

では何のためにBackboneアプリがあるのかというと、スマートフォンでゲームをするにあたっての快適性と便利な機能を提供するためだ。

快適性という点では、Backboneアプリのホーム画面はゲームのランチャーを兼ねているので、ゲームを起動しやすい。通常、多くのスマホユーザーがホーム画面にゲームアプリのアイコンを並べ、そこから起動しているという。人によってはフォルダ分けしているだろう。しかし、ホーム画面のページ数やアイコン数が多いと、目的のゲームの起動にはひと手間掛かる。

<▲写真:「Backboneアプリ」ではゲーム関連アプリをまとめたリストから起動できる>

一方、Backboneアプリの場合、Backbone Oneをスマホに装着してBackboneアプリを起動するだけで、そのホーム画面にはゲームもしくはゲーム関連のアプリや機能のみが並んでいるので、目的のゲームを起動しやすい。

これは実際便利だ。

ただ、PSリモートプレイしかしないとかXboxしかしない、もしくは一つのゲームしか普段はプレイしない、というのであればランチャーは不要だろう。

<▲写真:「Backboneアプリ」のメニュー画面>

次に便利機能だが、スクリーンショットや動画の撮影とそのデータ管理をBackboneアプリでできるようになっている。この機能は全てのゲーマーに必要なものではないと思うが、必要な人には便利だろう。もちろんBackbone Oneのキャプチャボタン一つでスクショ撮影や録画操作もできる。

<▲写真:キャプチャ機能ではスクショ撮影、動画録画、それらの管理ができる>

そしてiPhoneユーザーの場合は、Backbone Oneのボタンの割り当て変更をBackboneアプリで行えるようになっている。Android版アプリについては、残念ながら6月26日現在のバージョンではできないが、将来については分からないので最新情報は最新アプリで確認して欲しい。

ただ、ボタン割り当ての変更についてはゲーム内設定でできる作品もあるので、その手段が用意されているゲームの場合はそちらを利用するといいだろう。



総括

Backbone One PlayStation版 USB-Cタイプの第2世代は、スマホ用コントローラーとして、とても使いやすく、ほとんど文句無しの仕上がりだと思う。

<▲写真:「Backbone One PlayStation版 USB-C版(第2世代)をスマホに装着した状態>

伸縮するスライダータイプのゲームコントローラーは他にもあるので、選択肢は一つではない。しかし、Backbone Oneはプレイステーション公式ライセンス商品ならではのデザイン、比較的小振りで持ち運びや収納場所にも困らないサイズ、それでいて操作性を犠牲にしていないボタンと、バランスの取れた製品ではないかと思う。

唯一のネックは値段で、約2万円という出費は気楽にできるものではないと思うので、せめて購入を決断する前に疑問点の解消などにお役に立てれば幸いだ。ただ、高価な分、クオリティは高いと思う。

なお、冒頭でも述べたようにレビュー動画も準備中なので、完成次第追記したいと思う。実機の実際の所は動画の方が分かりやすいと思うので、少しお待ち頂ければ幸いだ。近日中には公開できる予定。

情報元、参考リンク
ソースネクスト/Backbone One製品ページ
ソースネクストeSHOP
Amazon/Backbone One PlayStation USB-C(第2世代)製品ページ
Amazon/ソースネクストのBackbone関連商品ページ
Backboneメーカーサイト

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