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【特集】LINEMOの特徴や細かな注意点をチェック! 月額990円~の選べる2プランやLINE使い放題が魅力

ソフトバンクが2021年3月17日にサービス提供を開始した「LINEMO(ラインモ)」。テレビCMの放映も多く、今や認知度も高まっていると思いますが、意外と詳細をご存知ない方も大勢いらっしゃると思います。LINEMOの料金プランはサービスインの時には1つでしたが、今は2つです。追加された月額990円(税込、以下同)の「ミニプラン」の登場を機に、LINEMOは、より幅広いユーザー層にアプローチできるサービスに進化しました。

LINEMO
<▲図:「LINEMO(ラインモ)」>

しかし、オンライン申込専用サービスという点は従来型サービスのユーザーには馴染みがありませんし、メインブランドのサービスとの差異、注意すべき点もいくつかあります。本記事では、改めてLINEMOの特徴、細かな注意点などをチェックしていきたいと思います。

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LINEMOの特徴や注意点をチェック!

料金プランと基本的な特徴

まずはLINEMOの概要を簡単に見ていきます。

ソフトバンクにはメインブランドの「SoftBank(ソフトバンク)」、サブブランドの「Y!mobile(ワイモバイル)」、そしてオンライン申込専用ブランドの「LINEMO(ラインモ)」と、3つの携帯電話サービスがあります。ワイモバイルとLINEMOは料金プランがある程度被っていますが、サービス全体での特徴は異なります。その辺りは後述を参照してください。

ソフトバンク3ブランド
<▲図:ソフトバンクの携帯電話サービスは3ブランド展開>

ソフトバンク/ワイモバイルは実店舗での申込やサポートがありますが、LINEMOは違います。オンライン専用サービスという点が最大の違いですが、通信品質はソフトバンクと同一とされています。そして、この通信品質が他社からインフラを借り受けてサービスを展開している格安SIMとの違いです。5Gにも対応しています。

料金プランは月額990円の「ミニプラン」と月額2,728円の「スマホプラン」の2種類で、それぞれの主な違いは下記の3点です。

  • 料金:ミニプラン - 990円、スマホプラン - 2,728円
  • 月間データ容量:ミニプラン - 3GB、スマホプラン - 20GB
  • 超過後の制限速度:ミニプラン - 最大300kbps、スマホプラン - 最大1Mbps

基本的に月間のデータ容量と、その容量を超過した後に月末まで速度制限が掛かったときの速度くらいしか違いはありません。

LINEMOの料金プラン
<▲図:「LINEMO」には7月15日より新プランの「ミニプラン」が追加され、現在は「スマホプラン」との2プラン展開です(決算説明会資料より)>

速度制限が掛かったときはミニプランでは上下ともに最大300kbpsですが、スマホプランでは最大1Mbpsです。最大300kbpsは実用に厳しいので、月末まで何日も残っているのであれば1GBあたり550円でチャージできるので、速度制限を解除した方がいいかもしれません。最大1Mbpsは用途によりますが意外と数日なら耐えられると思います。

また、LINEMOへの加入後でもプラン変更はできます。まずはミニプランでの加入をお勧めしますが、実はキャンペーンによってはスマホプランの方が特典が豪華なので、その時々で実施中のキャンペーン情報も考慮して決める方がいいでしょう。

他社での普段の使用データ容量が4GB~5GBくらいの方でも「LINE」アプリの使用頻度が高い場合には、LINEMOではミニプランでカバーできる可能性があります。

LINEMOには「LINEギガフリー」があるためです。

LINEギガフリーはLINEMOの特徴的な特典で、LINEアプリのトーク、音声・ビデオ通話、データ容量の大きな画像や動画の送受信、「LINE VOOM」(旧「タイムライン」)への投稿などのデータ通信が使い放題です。月間データ容量を消費せずに使えるので、LINEのヘビーユーザーであればあるほどLINEMOは相性の良いサービスと言えるでしょう。

LINEギガフリー
<▲図:最も利用する頻度が高いであろうトーク、音声通話、ビデオ通話のデータ通信量がカウントされない(消費されない)ので使い放題>

また、LINEアプリを使わない通常の音声通話に関しては従量課金制で、国内音声通話は30秒あたり22円です。

通話定額オプションも用意されています。1回あたり5分以内の国内通話がかけ放題の「通話準定額」と、時間制限のない「通話定額」です。前者は月額550円で、後者は月額1,650円です。しかも、通話定額オプションは1年間は割引キャンペーンによって非常におトクです。通話準定額なら1年間無料、通話定額は1年間月額1,100円になります。

LINEMOのオプションサービス・手数料
<▲図:「LINEMO」のオプションサービス/手数料について>

通話定額オプションのキャンペーンも考慮すると、LINEMOにミニプランで加入した場合は通信費を相当安価に抑えられる上、少なくとも最初の1年間は国内音声通話もそれなりにできることになります。

主な手数料も上図の通り無料です。

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細かな仕様/オプション、注意事項

細かな仕様やオプション、注意事項についても幾つかピックアップして紹介します。

<支払い方法>
LINEMOの利用料金の支払いはクレジットカード、口座振替に対応しています。加入後の変更もできます。「PayPay残高」を料金支払い時に利用することもできますが、それには事前に連携設定などが必要です。

<ソフトバンクまとめて支払い>
スマホで購入したデジタルコンテンツやショッピングなどの代金を月々の通信費とまとめて支払うことのできる「ソフトバンクまとめて支払い」にも対応しています。ただし、ソフトバンク/ワイモバイルからLINEMOに移行する方は注意が必要です。ソフトバンク/ワイモバイル利用時に「ソフトバンクまとめて支払い」や「ワイモバイルまとめて支払い」で利用していたサービスは一旦解除になります。継続利用したい場合には一旦解除になった上で、改めての再加入が必要です。

<キャリアメール>
「@softbank.ne.jp」などのキャリアメールアドレスの提供はされていません。しかし、ソフトバンク/ワイモバイルからの移行ユーザーに関しては、別途追加料金を払うことでソフトバンク/ワイモバイル時代に取得したキャリアメールアドレスを継続利用できるようになる予定です(※「キャリアメール持ち運び」に各キャリアが対応するため)。

<速度制限の解除時期>
月間データ容量の上限を超えた場合、通信速度に制限が掛かります。ミニプランだと最大300kbps、スマホプランだと最大1Mbpsです。この速度制限は、請求月の締め日まで行われます。すなわち毎月末日までです。そのため、速度制限が解除されるのはその翌日ということになります。制限は自動的に解除されます。また、追加データ容量を購入した場合には、その時点で通常速度に戻ります。

<データ容量の繰り越し>
LINEMOでは余ったデータ容量の繰り越し機能/制度はありません。

<国際電話>
対応しています。申込は不要です。通話料金は国・地域等によって異なります。

<フィルタリング>
フィルタリングサービスは無料提供されていますが、申込は必要です。LINEMOの利用者が19歳以下の場合にはフィルタリングへの加入は必須です。

<テザリング>
テザリングは申込不要で利用できます。利用にあたって別途料金が発生することもありません。

<eSIM>
対応しています。

<SIMロックについて>
ソフトバンク/ワイモバイルからLINEMOへ同じ機種のまま移行する場合は、SIMロック解除手続きが同時に行われるので、SIMロック解除を申し込む必要はありません。しかし、他社からの乗り換えなどの場合は、SIMロックを解除しておく必要があります。

<対応端末、利用可能な周波数>
SIMロックが掛かっていない端末で、LINEMOの通信方式に対応していれば基本的にはLINEMOを利用できるはずですが、公式に動作確認端末のリストが公開されているので、事前に参照することをお勧めします。
LINEMO/動作確認端末ページ

LINEMOの通信サービスで使われている周波数/バンドは下記の通りです。最新の提供周波数帯は「対応エリア」ページを参照してください。

  • 5G:n77(3.7GHz)、n257(28GHz)
  • 4G:B1(2.1GHz)、B3(1.7GHz)、B8(900MHz)、B41(2.5GHz)
  • 3G:B1(2.1GHz)、B3(1.7GHz)、B8(900MHz)、B41(2.5GHz)

<SIMカードの差し替え>
LINEMOに対応する端末(SIMフリー、SIMロック解除済み)を複数所有している方の場合、自分でLINEMOのSIMカードを端末間で差し替えて利用することもできます。

<LINEMOでのスマホ端末購入>
LINEMO公式サイトではスマホの端末販売は行われていないので、端末は自分で用意する必要があります。他社からの乗り換えの場合もSIMロックさえ掛かっていなければ利用できます。

<同一名義で契約できる回線数>
家族全員でLINEMOに移行する場合や一人で複数回線使う場合など、同一名義で複数回線契約したい方は大勢いらっしゃると思います。LINEMOの場合は、同一名義で契約できる回線数は最大5回線までです。

<子ども用スマホの回線として使う場合>
ミニプランは月額990円と安価なので子ども用スマホの回線としてLINEMOを検討する方もいると思いますが、子ども用スマホとして利用する場合の「契約者」は親(法定名義人)となり、「使用者」が実際にスマホを利用する子どもとなります。この場合、契約時に必要となる本人確認書類は契約者のものです。

LINEMO公式サイトはこちら


LINEMOとワイモバイルの比較

「料金プランと基本的な特徴」の項でも述べたように、LINEMOとワイモバイルは条件次第では料金帯が被ります。この2つのどちらかで迷う方も多い思いますので、簡単に比較の際のポイントをまとめます。

具体的にポイントとなるワードをリストアップすると下記の通りです。

  • オンライン
  • 家族割引
  • LINEギガフリー
  • Yahoo!プレミアム
  • 端末購入

まず、ワイモバイルは実店舗でもオンラインストアでも、どちらからでも加入できますが、LINEMOはオンライン申込専用でサポートもオンラインが窓口です。この点がやはり判断基準の一つになります。

次に家族割引ですが、ワイモバイルの料金プランは通常価格の時点ではLINEMOより高い設定ですが、家族複数人で加入するのなら話が変わってきます。2回線目以降は毎月1,188円割引できるので、月間データ容量が3GBの「シンプルS」が月額2,178円から990円に、月間15GBの「シンプルM」が月額3,278円から2,090円に、月間25GBの「シンプルL」が月額4,158円から2,970円になります。

逆にLINEMOは一人でも月額990円~なので、よりシンプルに安いといっていいでしょう。

LINEアプリを使う頻度が高い場合にはLINEMOならLINEギガフリーによってデータ容量の消費を気にせずに使えます。

ワイモバイルでは「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」が特典として提供されます。「Yahoo!プレミアム」の会費が込みだと捉えられるので、「Yahoo!プレミアム」を利用する場合には会費分がお得ということになります。

ワイモバイルでは端末が販売されていますが、LINEMOではSIMカード及び通信サービスのみです。端末購入と通信サービスをひとまとめで行いたい場合はワイモバイルの方が便利でしょう。しかし、端末購入と通信サービスを分けて考えたい場合にはLINEMOは非常にシンプルで良いと思います。

これらのポイントを基準に比較すると、自分に合うのがどちらか判断しやすいと思います。基本的にLINEMOはシンプルなので、ある程度気軽に加入できると思います。

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LINEMOで実施中のキャンペーン

LINEMOでは何らかのキャンペーンがいつも実施されていますので、加入を検討する際には最新のキャンペーン情報もチェックしましょう。

現在実施中のキャンペーンで特に注目すべきものは「PayPayボーナスあげちゃうキャンペーン」です。MNPまたは新しい電話番号で契約する方を対象としたもので、条件を満たせば最大で7,000円相当のPayPayボーナスが進呈されます。

また、「LINE MUSIC 6カ月無料キャンペーン」では「LINE MUSIC」の月額料金が6カ月間無料になります。「通話オプション割引キャンペーン」では、1年間に渡って「通話準定額」が無料、「通話定額」が月額1,100円になります。

他にもいくつかのキャンペーンが行われているので、公式サイトで確認してみて下さい。

情報元、参考リンク
LINEMO公式サイト
ワイモバイル
ソフトバンク

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