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<▲画像:「Rakuten AI」の専用ウェブアプリ(β)版> |
注意したいのはRakuten Linkアプリで、最新バージョンへのアップデートが必要なことは勿論だが、実は本記事執筆時点ではAndroid版は対応していない。iOS版では利用可能だが、Android版では近日対応予定となっている。
Rakuten AIは、楽天のグループ内サービスのユーザーの体験を向上させ、日々の生活をサポートすることを目的として設計されているという。
今後、「楽天市場」には今秋から、それ以外のグループ内サービスでも順次導入される予定だ。
では、Rakuten AIでは具体的に何ができるのだろうか? それはRakuten Linkと専用ウェブアプリとで異なる。
最初にRakuten Linkから見ていくが、そもそも2024年10月からチャット形式での対応機能は提供されてきた。それが今回のRakuten AI導入によって、より多機能化している。具体的にはチャット形式で楽天グループサービスの横断的な検索が手軽にできるようになった。
テキスト入力だけでなく音声テキスト変換での入力、画像検索(画像をアップロードする)も可能となっている。Rakuten AIはユーザーの問い合わせに対して質問をしてくるので、それに合わせてこちらも応答していけばいい。
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<▲画像:「Rakuten Link」での「Rakuten AI」の利用イメージ> |
一方、専用ウェブアプリのRakuten AIでは、より一般的な生成AIサービスと同種の用途での活用ができる。具体的にはAI検索、画像生成、問題解決、AIリーディング、コーディングアシスト、翻訳、文章作成アシストなどだ。さらに「AIフレンズ」機能では、「健康サポートコーチ」「占い師」「英語コーチ」など、特定の設定のAIエージェントモデルを相手にトークができるようになっている。
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<▲画像:「Rakuten AI」のウェブアプリ版に用意された「AI フレンズ」のモデル例> |
Rakuten AIのウェブアプリ版には下記の「情報元」のリンクからアクセスできるが、PCだけでなくスマートフォンでも利用可能で、音声入力もできる。ただし、返事はテキストで行われ、自動読み上げはされない。英語コーチなど音声会話モードがあればより便利だと感じるモデルは多いが、音声読み上げをして欲しい場合は、返信の一つ一つでスピーカーアイコンをタップする必要がある。とはいえ、一応都度読み上げはできる。
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<▲画像:一応、英語コーチとの英語での会話はできるが、音声モードは本記事執筆時点では搭載されていない。ただし、個別に音声読み上げはできる> |
冒頭で述べたようにウェブアプリ版のRakuten AIは誰でも使える。「楽天ID」がなくても、すなわちログインしなくても使えるが、その状態だと利用回数に上限がある。上限を解除するには楽天IDでのログインが必須となっている。とはいえ、本記事執筆時点では有料ではなく無料サービスなのでコストは発生しない。気軽に試せるので、関心がある機能をチェックしてみよう。