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楽天がAIツール「Rakuten AI」を本格提供開始!ウェブ版ではAIフレンズが恋愛相談、英語コーチや占いもしてくれる!画像生成や翻訳機能も

楽天グループ及び楽天モバイルは30日、AIエージェントツール「Rakuten AI」の本格提供を開始したと発表した。まずは楽天モバイルのユーザー向けに提供中のコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」と、誰でも使える専用ウェブアプリ(ベータ版)での提供となる。

<▲画像:「Rakuten AI」の専用ウェブアプリ(β)版>

注意したいのはRakuten Linkアプリで、最新バージョンへのアップデートが必要なことは勿論だが、実は本記事執筆時点ではAndroid版は対応していない。iOS版では利用可能だが、Android版では近日対応予定となっている。

Rakuten AIは、楽天のグループ内サービスのユーザーの体験を向上させ、日々の生活をサポートすることを目的として設計されているという。

今後、「楽天市場」には今秋から、それ以外のグループ内サービスでも順次導入される予定だ。

では、Rakuten AIでは具体的に何ができるのだろうか? それはRakuten Linkと専用ウェブアプリとで異なる。

最初にRakuten Linkから見ていくが、そもそも2024年10月からチャット形式での対応機能は提供されてきた。それが今回のRakuten AI導入によって、より多機能化している。具体的にはチャット形式で楽天グループサービスの横断的な検索が手軽にできるようになった。

テキスト入力だけでなく音声テキスト変換での入力、画像検索(画像をアップロードする)も可能となっている。Rakuten AIはユーザーの問い合わせに対して質問をしてくるので、それに合わせてこちらも応答していけばいい。

<▲画像:「Rakuten Link」での「Rakuten AI」の利用イメージ>

一方、専用ウェブアプリのRakuten AIでは、より一般的な生成AIサービスと同種の用途での活用ができる。具体的にはAI検索、画像生成、問題解決、AIリーディング、コーディングアシスト、翻訳、文章作成アシストなどだ。さらに「AIフレンズ」機能では、「健康サポートコーチ」「占い師」「英語コーチ」など、特定の設定のAIエージェントモデルを相手にトークができるようになっている。

<▲画像:「Rakuten AI」のウェブアプリ版に用意された「AI フレンズ」のモデル例>

Rakuten AIのウェブアプリ版には下記の「情報元」のリンクからアクセスできるが、PCだけでなくスマートフォンでも利用可能で、音声入力もできる。ただし、返事はテキストで行われ、自動読み上げはされない。英語コーチなど音声会話モードがあればより便利だと感じるモデルは多いが、音声読み上げをして欲しい場合は、返信の一つ一つでスピーカーアイコンをタップする必要がある。とはいえ、一応都度読み上げはできる。

<▲画像:一応、英語コーチとの英語での会話はできるが、音声モードは本記事執筆時点では搭載されていない。ただし、個別に音声読み上げはできる>

冒頭で述べたようにウェブアプリ版のRakuten AIは誰でも使える。「楽天ID」がなくても、すなわちログインしなくても使えるが、その状態だと利用回数に上限がある。上限を解除するには楽天IDでのログインが必須となっている。とはいえ、本記事執筆時点では有料ではなく無料サービスなのでコストは発生しない。気軽に試せるので、関心がある機能をチェックしてみよう。

情報元、参考リンク
Rakuten AI 専用ウェブアプリ(ベータ版)
楽天モバイル/プレスリリース
楽天モバイル公式サイト

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