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<▲画像:筆者の「Duolingo」での状況> |
どうしても全くDuolingoをできない日が何度かあったんですね。連続学習記録をストップさせないために1レッスンだけしかしていないような日もあります。
とはいえ、基本的には1日30分くらいはDuolingoをやってきたと思います。本記事執筆時点での自分のDuolingoでの実績のスクリーンショットを掲載します。
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<▲画像:筆者のDuolingoでの実績> |
まあまあDuolingoをやっている方ではないかと思います。
この記事では1年間Duolingoをやってみてどうだったか、有料プランの「Duolingo Max」はどうだったかとかだけでなく、そもそもの英語学習を振り返ってみたいと思います。
英語学習の1年半を振り返って
英語の学び直し初期
私は2024年5月頃から英語の学び直しを開始しました。初期の教材はNHKラジオ講座の「基礎英語レベル1」です。それと並行して中学英文法の復習をやりました。数カ月間は毎日トータルで1時間半くらいは英語学習に費やしていたと思います。結構細切れ時間を活用しました。
ただ、後から振り返ると、遠回りだったと思います。
スタート時にやって間違いなかったのは英文法の総復習くらいだったと思います。英文法の総復習を1、2カ月程度で一気に終わらせたのは良かったと思います。
ですが、NHKラジオ講座の選択は微妙でした。NHKラジオ講座自体は良かったですよ。私は基本的には一回通して聞いて、二回目はテキストを見ながら学習し、出てきたスキットの内容は何度もシャドウイングしました。ところが、1レッスンをしっかりやると結構時間が掛かるんです。
遠回りと書きましたが、必ずしも最初にやったのは間違いじゃなかったと思います。というのも「Say it!」というコーナーで会話のシミュレーションを行うのですが、最初は焦って何も言えなかったのが、徐々にレッスン内容に応じた返答をキチンとできるようになったからです。この経験から、英会話力を付けるには実際の会話のシミュレーションをやるしかないと気付きました。
ところがシャドウイングは、意味が無かったというのは言い過ぎですが、それに近いかもしれません。
発音と書籍「英語耳」について
私はNHKの基礎英語レベル1の講座を基本的に気に入っていました。レッスンの構成も良かったし、講師の本多先生、クリス・ネルソンさん、ダイアナ・ガーネットさんの雰囲気や声も好きでしたし、スキットのストーリーもキャラクターも子供向けではあっても個人的に好きでした。結局、12月号までは続けた訳で、続けられた最大の要因はストーリーが一応気になったからです。文法や語彙レベルという点では「基礎英語レベル2」と「中高生の基礎英語」も特に問題なかったので、欲張って一時期は同時並行でやりましたが、途中で止めました。ただ、シャドウイングは曲者で、私は英語の母音、子音、すなわち全ての発音記号の発音の仕方をキチンと学ばず、トレーニングもしないまま、いきなりNHKラジオ講座のスキットのシャドウイングをしていた訳です。厄介なことに10回くらい繰り返すと、結構ハモった感じに聞こえます。それで自分の発音は良くなったと勘違いしました。
でも、後になってから気付いたことですが、ハモって聴こえたのは勘違いで、実際には間違った発音でシャドウイングしていました。だから意味が無かったと書いたんです。本来は、先に全ての母音、子音の発音トレーニングをすべきだったんです。
私は2025年1月頃から「英語耳」というCD付の書籍で母音、子音の発音トレーニングを開始しました。衝撃的でした。なんでこれを最初にやらなかったんだろう、と思いましたし、とにかくこの本には感動しました。「英語耳」をやったことで、外国語学習のスタート時には必ず発音の勉強と徹底的なトレーニングをすべきだということに気付きました。
最終的に「英語耳」「単語耳レベル1」「英語耳ドリル」とシリーズ書籍を地道にこなしました。書籍に書いてある通りに進めて、実際に100回はやりました。
→英語耳のAmazonのページ
→単語耳レベル1のAmazonのページ
→英語耳ドリルのAmazonのページ
最初の「英語耳」を始めて2、3週間が経った頃、一回目の劇的な変化を感じました。普段からYouTubeで、英語で教える英語学習系の動画を見ていたのですが、明らかに聞き取れる範囲が増えたんです。一気に全部を聞き取れる訳じゃないのですが、聞こえ方が変わったというのが適切かもしれません。子音の発音をある程度身に着けたことで、単語と単語の区切り、フレーズとフレーズの区切りが、以前よりも明確に聞きとれるようになったことが大きいんだと思います。
私はNHK講座のシャドウイングをやっていましたが、実は「R」の発音もできていなかったし「L」もそうだし、子音で終わる単語には日本語の母音を付けていたし、後から考えるとメチャクチャでした。ところが、当時は上手く発音できていると錯覚していたんです、恐ろしいですよね。
本来、発音の基礎をやり、キチンと各要素の発音の仕方を覚えて徹底的な反復トレーニングをやってからシャドウイングを開始すべきだったと思います。後から矯正できるので並行しても構わないとも思いますが、いずれにしろ基礎が大事だと学びました。
ではなぜ、「英語耳」で発音の基礎トレーニングを始めたかというと、Duolingoが絡んで来るんです。
自分の発音の間違いに気づいたキッカケ
私自身はNHKラジオ講座のシャドウイングを気持ちよくやっていたんですが、2025年9月下旬に「Duolingo」を始め、2025年12月に「Duolingo Max」に加入して「リリーとビデオ通話」を始めて暫くしてから、自分の発音に大きな疑問を持ち始めました。Duolingoのレッスンには音声入力で回答するものがありますし、リリーとビデオ通話では勿論、実際に喋る訳ですが、どうも誤認識される内容に何らかの傾向があることに気付き始めました。例えば「work」と言ってるのに必ず「walk」と認識されたり、「play」といっても中々「play」と認識してくれなかったり、主に「L」と「R」や「s」と「sh」、それに「w」が認識されないことも多く、大体いつも同じ音がダメでした。
そういうことを繰り返していると、単に毎日Duolingoをしたり、リリーと話しても意味がないと思い始めました。発音を根本的にやり直さないと誤認識は改善されないかもと。そこで色々調べる中で知ったのが「英語耳」で、それによってようやく発音の基礎を学び、ある程度は身に着けられました。結果、Duolingoでの誤認識もだいぶ減ってきました。
Duolingoをやっている方で、私のように初歩から学んでいる場合は、基本的には可能な限り音声入力で回答するようにすべきだと思います。音声入力で回答するようになると、自分の発音のダメな部分が分かってくるようになると思います。
会話力強化
正しい発音が会話に必要なのは当然ですが、相手から聞かれた内容に即座に返答できるかどうかも重要ですし、そもそも相手が喋った内容を英語のまま瞬時に理解できなければスムースな会話もできませんよね。それらを磨くには「リリーとのビデオ通話」が非常に適していて、結局、半年くらいかかりましたが、簡単な英会話なら何とかある程度スムースにできるようになってきました。現在の私のリリーとのビデオ通話の内容は、「セクション4/ユニット46」のレベルに応じたものだと思いますが、一応、このレベルなら何とかこなせる感じです。でも、最初はYes/Noすら中々出てこなかったし、リリーが喋った内容を聞き取れず、もう一度言ってと聞き返す回数も多かったです。
それでも結局、毎日数回の通話をすることでようやく会話力の土台が付いてきたと思いますし、非常に有用なレッスンだと思います。
ただ、最近は私の返答内容の文章が基本的にパターン化してきてしまっているので、会話を振り返るときにリリーが喋った内容で使えそうなフレーズがあればスクショを撮って時々振り返ったり、日常生活をしながら「こういう時なんていうんだろう」という疑問をネットで調べてスクショを残して時々振り返ったり、リリーとの通話で無理やり使ってみたりして、少しずつ自分の口から出せるフレーズのバリエーションを増やそうとしていっています。
Duolingo Max
Duolingo Maxには10カ月弱加入していることになりますが、予算が許すのであれば、基本的には加入すべきだと思います。とにかく会話の実践トレーニングが重要だと思うからです。Duolingo Maxにはリリーとビデオ通話以外にも「スマート解説」や「ロールプレイ」などの特典コンテンツがありますが、正直な話、それらは無くても問題ないと思います。最も重要なのはリリーとのビデオ通話です。会話力を鍛えるにはとにかく会話の実践しかないと思います。
少なくとも初級段階では、せめてリリーとの会話くらいスムースにできるようにならないと、リアルでの会話も辛いと思います。逆に、リリーとスムースに会話できるようになれば、最低限のコミュニケーションを英語で取れるようになるだろうなと感じています。
スペイン語とロシア語
過去のDuolingo関係の記事をご覧になった方は覚えているかもしれませんが、実はスペイン語コースとロシア語コースも少しだけやっているのですが、最近は面倒臭くなって、それらは止まって来ています……。ただ、スペイン語に関しては書籍で基礎を勉強した訳でもなく、一日1レッスン、2レッスン程度しかやっていなかったのに、意外と覚えていくもんだなと思いました。文法の土台がないので明らかにいい加減なんですが……。逆にDuolingoである程度単語やフレーズを覚えた後で、基礎を学ぶという順序も悪くないかもしれない、とも思いました。
ロシア語については、初めてのDuolingoのフレンドがロシア語話者(どこの国の人かまでは知らないです)だったことが学び始めた最大の理由ですが、スペイン語と違い、ロシア語については書籍を購入し、文字と最低限の発音、最低限の文法を学びつつDuolingoのロシア語コース(英語で学ぶロシア語コース)を1日1レッスン程度やっていました。書籍で学んだ理由は、そもそも文字すら読めなかったからです。
ただ、Duolingoのロシア語コースは未だに各レッスンの品質が低く、文章がメチャクチャで、単語のピックアップも明らかに変なんですよね。確か、序盤の方では妙に「蚊」についての話が多かったと記憶していますし、普通の人は絶対に使わないだろうと思う文章が多いんですよね。
おそらくロシア語コースはDuolingoの社内で優先度が低く、AIが適当にレッスンの文章を作っているか外注スタッフが作っているのか分かりませんが、いずれにしても酷い品質です。それもやる気を失う要因の一つですが、実際にロシア語を使う機会が来るかと言ったら多分来ない訳で、それが最大のモチベーション不足ですね。
スペイン語はスペイン語圏の音楽を色々聴きたいし、ロシア語も発音が綺麗で音楽も色々良さそうなので、どちらも言語として魅力や楽しみはあるんですが、最近はレッスンをしなくなってきました……。本当は若い時に一度ある程度は覚えた中国語もやり直したいな、とも思いますし、高校のときに趣味でイタリア語を少し勉強していたので、今度こそイタリア語も覚えたいな、とも思いますが、日々忙しい中そんな余裕はなく、まずは英語をキチンとレベルアップさせていきたいので、最近は英語だけに集中しています。
何だか、取り留めのない記事になってしまいましたが、今後も英語学習は続けていこうと思います。目標はライブ配信で英語でのチャットがあった時に、ちゃんと英語でスムースに返事をできるようになることです。更なる目標は英語でもライブ配信することですが、それはまだまだ夢のまた夢という感じです。