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ソニー、モバイルFeliCaにも対応したNFCチップを商品化。スマートフォンメーカーへ販売へ

ソニーは10日、複数の非接触IC技術に対応したモバイル向けの無線通信LSIを業界で初めて商品化したと発表した。チップの型番は「CXD2235AGG」で、このLSIは近距離無線通信規格「NFC」(Near Field Communication)において、モバイルFeliCaに加え、ISO/IEC14443 Type A/Type Bの計3つの規格に対応する点が大きな特徴。

非接触での決済機能を実現するために携帯電話やICカードに採用されている、13.56MHz帯の周波数を利用した近距離無線通信規格NFCには、主に日本やアジアで普及しているFeliCaのほか、欧米を中心に利用されているType A/Type Bがある。今回の商品はこの3つの規格をサポートし、1つのチップで国内外の様々なサービスへ対応することができる。

また、リーダー/ライター機能が搭載されていることで、NFCタグを埋め込まれたポスターなどからの情報取得や端末間での通信、BluetoothやWi-Fiなどの認証機能としての使用も可能となる。

ソニーは本商品を日本の携帯電話向けに国内外のスマートフォンメーカーへ広く販売していく。日本市場に関しては、FeliCaが広く普及済みのため、マルチ対応したチップの需要は大きいはずだ。

CXD2235AGGを使ったスマートフォンの構成例

【情報元、参考リンク】
ソニー/プレスリリース

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