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Mi 11 Lite 5Gはどこで安く買えるのか? 各社の価格、割引などを比較

コストパフォーマンスに優れるミドルスペックの5Gスマートフォン「Xiaomi Mi 11 Lite 5G」の取扱いを格安SIM/スマホサービス「mineo」が8月2日から取り扱うことを明らかにしたことで、ようやく格安SIM大手が一通り揃ったことになる。

<▲図:「Mi 11 Lite 5G」の特徴>

5Gに対応し、「Qualcomm Snapdragon 780G」、メモリ6GB、ストレージ128GB、リフレッシュレート90Hz対応で解像度が2,400 x 1,080ドットの有機ELディスプレイを搭載しながらもキャンペーン等の利用によって約2万円程度から購入できるとあって非常に高い人気を誇るMi 11 Lite 5Gだが、今回は各社の販売価格等を比較してみたいと思う。せっかくなら少しでも安く買いたい。

最初に結論をいうと、やはりSIMカード及び音声通話サービスとのセット販売による割引/ポイント還元を行う格安SIM各社が最も安い。しかし、端末のみ購入し、音声通話サービスは別途用意するとなると家電量販店、通販サイトになるだろう。。

以下、一つ一つ見ていきたい。

格安SIM/スマホ各社の価格等

OCN モバイル ONE

NTTコミュニケーションズが運営する格安SIM「OCN モバイル ONE」では、Mi 11 Lite 5Gの発売日から2週間に渡って発売記念セールを行い、新規もしくはMNP(他社からの乗り換え)のどちらであっても構わない条件で、20,000円(税込、以下同)の特価設定だった。現在は発売記念セールは終了し、「OCN モバイル ONE」全体での通常セール・キャンペーン中で、標準価格は33,591円だが、MNPなら19,291円になる。さらに、有料オプションの「OCNでんわ 完全かけ放題」にも同時加入すると、17,091円にまで下がる。

ただし、「OCNでんわ 完全かけ放題」は月額1,430円のサービスなので、不要な場合には割引のためだけに加入するのは面倒かもしれない。とはいえ、「OCNでんわ 完全かけ放題」は最大12か月間に渡って月額1,100円になるキャンペーンも実施中なので、多少出費を抑えることができる。

「OCN モバイル ONE」の魅力は今でもMNPなら19,291円にまで端末代を下げられる点と、通信サービスの基本料金プランが業界最安級であるということ、そして格安SIMサービスの中では通信品質が良いという点だろう。

<▲図:「OCN モバイル ONE」の料金表>

ある程度安心して加入でき、ストレスなく利用できる格安SIMはそう多くないので、長く利用することを考えると通信サービスも含めて検討すべきで、その点からも「OCN モバイル ONE」は最有力候補になると思う。特に通信速度は速く安定していると思う。少なくとも筆者在住の千葉県北西部の生活圏ではそうだ。

また、初期費用が別途3,733円発生する点には注意して欲しい。この分を上乗せすると、MNPの場合、19,291円+3,733円=23,024円になる。

OCN モバイル ONE 公式サイト



BIGLOBEモバイル

ビッグローブが運営する「BIGLOBEモバイル」もコスト面では「OCN モバイル ONE」や「IIJmio」と並ぶのだが、割引ではなくポイント還元だという点と、複数のキャンペーンを併用しての並びということで若干複雑なことはややネックかもしれない。筆者は「OCN モバイル ONE」も「BIGLOBEモバイル」も加入済みだが、やや分かりづらいのはBIGLOBEモバイルだと思う。とはいえ、やはり安いことも確かだし、ポイント還元条件はMNPだけに限定されないというのも魅力の一つだ。通常の新規契約でもポイント還元を受けられる。

Mi 11 Lite 5Gの端末価格は税抜きで37,680円、税込みでは41,448円。還元ポイントは端末代には充当できないので、実際にはMi 11 Lite 5Gの端末代として41,448円を支払うことになる。もちろん24回分割が可能なので、月額だと1,727円だ。

しかし、「Gポイント」で20,000ポイントの還元があるので、実際には2万円相当分が返ってくる。Gポイントは聞き覚えがない方も多いと思うが、他社のポイントに交換したりAmazonギフト券に交換したりもできるし、BIGLOBEモバイルの通信費の支払いに充当させることもできるので、特に使い道に困ることはないと思う。

また、BIGLOBEモバイルも「OCN モバイル ONE」同様、初期費用が3,733円発生する。

そして通信プランだが、BIGLOBEモバイルの場合、プランの基本料金自体は「OCN モバイル ONE」や「IIJmio」と比べると高い。しかし、1年間に渡っての割引キャンペーンが行われていて、少なくとも1年間は両社に並ぶ安さになる。具体的には音声プランでデータ通信量が1GBのプランは通常月額1,078円から月額770円に、3GBプランは通常1,320円から770円に、6GBプランは通常1,870円から1,320円になる。

3GBプランと1GBプランがキャンペーン適用後は同額になるので、少なくとも最初の1年間は1GBプランに入るくらいなら3GBプランの方がいい。

そしてもう一つ、有料オプションの「エンタメフリー・オプション」が最大6か月間無料になるキャンペーンが実施されている。エンタメフリー・オプションは通常は月額308円で、「YouTube」「Spotify」「ABEMA」など、対象となっているエンターテインメントサービスの通信量がカウントされない、というもの。さすがにHDやフルHDなど高解像度での視聴などは対象外など、全ての通信が対象ではない点には注意が必要だが、実際使ってみると便利は便利だ。

結局、BIGLOBEモバイルの場合には、単純な割引ではなくポイント還元だという点、通信プランの料金が標準で他社と並んでいるわけではなくキャンペーンによって1年間安くなるという点などが注意点だ。

BIGLOBEモバイル公式サイト



IIJmio

IIJmioも「OCN モバイル ONE」と同じく、MNPの場合を対象とした割引を行っている。標準価格が38,000円のところ19,980円だ。また、現在は初期費用が1円になるキャンペーンも実施中なので、今のところ端末代を含めた初期のコスト総額は、MNPの場合ならIIJmioが最も安価だと思う。

料金プランもIIJmioは「OCN モバイル ONE」と並んで安い。ただし、使う通信量が少ないのなら「OCN モバイル ONE」の方が安い。というのも、「OCN モバイル ONE」は下から1GBプラン、3GBプラン、6GBプラン、10GBプランというラインナップで、1GBプランは月額770円だが、IIJmioは2GBプラン、4GBプラン、8GBプラン、15GBプラン、20GBプランと、各プランのデータ量が若干多い。それでいて2GBプランは月額858円となっている。両社ともデータ量の余りを翌月に繰り越すことができるので、月々の利用データ量が大体1GB前後の場合には「OCN モバイル ONE」なら1GBプランでいけると思う。

しかし、1.5GBから2GBを超える程度を使う可能性があるのであれば、IIJmioの2GBプランの方があっているかもしれない。

IIJmio公式サイト



mineo

mineoは「OCN モバイル ONE」「IIJmio」らと比べるとユーザー規模もそこまでではなく、やはり端末販売施策の面でも前述の3社ほどの割引を行うのは難しいと思うし、実際にそうなっている。ただし、セールキャンペーンが行われることもあるので、それを待つのも手かもしれないが、その時期は分からない。ひとまず、端末価格は40,920円だ。

通信プランの料金は1GBの音声通話プランで月額1,298円と、大手と比べると高い。

その分、機能/サービス面で工夫を凝らしているのがmineoで、家族や友達と分け合う「パケットギフト」、グループで分け合う「パケットシェア」、mineoユーザー同士で分け合う「フリータンク」や「チップ」などの機能/サービスが用意されているし、一人ではなく複数人での加入を考え始めると、有力な選択肢に入ってくるかもしれない。

mineo公式ページ



格安SIM比較の総括

割引、ポイント還元、通信プラン料金、通信品質といった4点で考えると、「OCN モバイル ONE」は最安ではないものの総合的に優れているので第一候補になってくる方が多いと思う。次点がBIGLOBEモバイルとIIJmioではないかと思う。mineoは各種機能/オプションサービスなども含めて、より幅広くサービス全体を見た場合には候補に入ってくると思うが、一人で加入したり一人で一台買って使う、という場合には、3社よりも割高になるだろう。

また、BIGLOBEモバイルの場合には在庫が尽きるまではいつでも購入可能だが、売り切れたら、次の入荷までの間はしばらく購入できない状態となる、いわゆる一般的な販売スタイルだが、「OCN モバイル ONE」と「IIJmio」は、一定数を売ってから一時的に「品切れ」表示にして翌日に販売再開し、また一定数を売ってから一時的に「品切れ」にして翌日再販、という形式を採ることもあるので、仮に品切れ状態に遭遇しても定期的に公式サイトをチェックすべきだという点にも注意して欲しい。ただし、難しいことに、機種によって販売形式が違っていたり、途中から変わったりもするので、とにかくある程度定期的に確認した方がいいと思う。



量販店/通販等

量販店、通販サイトに関しては、ヨドバシ、ビックカメラ、コジマ、ヤマダ電機、ノジマなどの大手家電量販店からAmazon、ひかりTVショッピングなど数多くの通販サイトで販売中だが、ポイント還元を考慮して実質的に約4万円といったラインが多いようだ。

そのため、延長保証サービスへの加入有無や還元ポイント、普段利用していて馴染みがあるお店かどうか、初期不良時や故障時のアフターサービスの良さなども含めた比較になると思う。特筆するほどの大きな割引販売を行っているところはないと思う。

せいぜいが、ひかりTVショッピングで対象の格安SIM契約をセットで行った場合のキャッシュバックキャンペーンくらいだろう。「nuroモバイル」加入で12,000円キャッシュバック、「OCN モバイル ONE」の場合で18,000円のキャッシュバック特典のキャンペーンが行われている。

ひかりTVショッピング
Amazon/Mi 11 Lite 5G製品ページ

また、実は8月2日にXiaomiは新製品を発表する予定だ。

現時点では何が発表されるのか分からないものの、Mi 11 Lite 5Gや4月発売の「Redmi Note 10 Pro」と比較したくなるスマートフォンが登場する可能性もある。発表を待って、新製品も含めた比較検討を行うというのも良いと思う。

情報元、参考リンク
OCN モバイル ONE 公式サイト
IIJmio公式サイト
BIGLOBEモバイル公式サイト
mineo公式ページ

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. <編集後記>
    Mi 11 Lite 5Gは当サイトのアクセス実績を見ても、非常に大きな関心が集まっていることがよく分かります。そして購入先によって実コストも変わってきますし、多少なりとも参考になれば幸いです。

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