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<▲画像:ゲオモバイルの旗艦店 川崎ゼロゲート店> |
同社は今後、全国1,000店舗規模への拡大を目指すという。
そもそもゲオホールディングスでは中古品を取り扱う「2nd STREET」を全国850店舗以上の規模で展開しており中古品事業は好調だが、スマートフォンの中古市場自体も非常に大きく拡大しており、それを背景にゲオモバイルの事業も順調に進捗しているようだ。
ゲオモバイルは2020年3月には300店舗、2021年3月には全都道府県への出店を達成し、2024年3月には600店舗、それから僅か約1年4カ月で200店舗の上乗せを実現している。
そもそも当初の計画では800店舗達成は2026年3月を見据えていたという。それが大幅に前倒しでの達成となっている。
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<▲画像:ゲオモバイルの店舗数の推移> |
昨今、様々な商品・サービスの高騰が続いており、スマートフォンも特にハイエンド機種に至っては信じられない価格帯へと突入している。低価格帯や中価格帯のスマートフォンは、メーカーらの努力によって価格帯としては以前とそう変わらないが、今や何もかもが高くなっており、スマホを含め、少しでも出費を抑えたいというニーズはほとんどの人が抱えるものだと思う。
また、近年のAndroid、iPhoneは、数年前のモデルでも一般的用途であれば現行機種と比べて遜色なく動く製品が多く、中古品によるパフォーマンス面でのストレスも少なくなっている。もちろんスペックにもよるが、ミドルエンド以上であれば、概ね今でも問題なく使える機種が多いだろう。その辺りもゲオモバイルの好調に好影響を与えているのかもしれない。
ゲオモバイルでは、色々なユーザーのニーズに応えられるよう、独自の教育制度「モバイル資格認定制度」を導入し、スマホや格安SIMに関する専門知識を備えた「スマホ相談員」を育成しているという。
今ではスマホ相談員の数も2,087人に増加し、2026年3月までには約2,300体制へと至ることを目指しているという。
なお、800店舗がどれくらいの規模かイメージを掴みにくいと思うが、例えばNTTドコモの「ドコモショップ」は2025年3月時点で6,999店舗だ。規模としては通信キャリアのショップと比べて小さいが、中古スマホを扱うショップとしては、どう考えても大規模だろう。
少なくとも、誰もが足を運べる場所に中古スマホを売買できる場が構築されつつある、ということになる。
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