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ファーウェイのブロガーイベント名古屋レポート:会社及びHUAWEI P9紹介プレゼン編

ファーウェイ・ジャパンは18日、名古屋で「HUAWEI JAPAN Touch and Try Tour 2016 モバイルプリンスのファーウェイ王国ブロガーズミーティング」と題したイベントを開催した。本記事ではそのレポートを何回かに分けて行いたいと思う。

<▲図:司会進行とパネルディスカッションに参加したモバイルプリンスさん>

また、本イベントは11月25日に東京、12月9日に大阪、12月16日に福岡でも開催される予定となっている。同社のSIMフリースマートフォンの販売好調を受けて企画されたファン感謝イベントで、全国4都市で実施される。詳しくはこちらの記事を参照してほしい。

イベントの流れはファーウェイ・ジャパン担当者による会社及び製品紹介プレゼン、モバイルプリンスさんとGAPSIS編集長によるパネルディスカッション、そして製品タッチ&トライとなっている。このイベントでは、同社のフラッグシップスマートフォン「HUAWEI P9」と、Windows 10搭載2-in-1タブレット「HUAWEI MateBook」の2機種を中心に紹介している。

ただし、「honor」シリーズや「HUAWEI Watch」など、同社の他の製品も直に触って試すことができるよう、デモ機が展示されていた。

<▲図:会場の一角にファーウェイ製品が展示されていた>

<▲図:P9とMateBook以外の機種も実際にチェックできた>

まずはプレゼン内容から紹介していくつもりだが、話していた内容をまとめつつ、適宜補足などを入れている。そのため、実際に話されていた内容だけではないので、その点には注意してほしい。


<会社紹介>

会社紹介、そしてP9及びMateBookの製品紹介を担当したのはファーウェイ・ジャパンの岩崎基弥氏。P9のカメラ機能については後述するが、岩崎氏自身も気に入っているようで、かなり熱心に紹介していた。

<▲図:会社、P9及びMateBookを紹介したファーウェイ・ジャパンの岩崎氏>

中国に本拠を構えるファーウェイは様々な事業を手掛けているが、スマートフォンメーカーとしてのポジションは、2015年時点でグローバルで3位。スマートフォンの出荷台数は1億800万台で、トップが韓国サムスン電子で、2位が米Apple。Android端末を手がけるメーカーとしては現在世界で2位ということになる。

格付け会社によるグローバルでのブランドランキングでは昨年からトップ100に入っているが、今年順位を上げて「BRANDZ」では50位、「Interbrand」では72位だ。

<▲図:スマートフォンのラインナップ>

続いてファーウェイのスマートフォンラインナップだが、大きく分けて5つのブランドで展開されている。「Mate」シリーズ、「P」シリーズ、「Nova」シリーズ、「G&Y」シリーズ、「honor」シリーズ。それぞれターゲットユーザーが異なる。今回紹介されるP9は「Platinum」モデルで、デザインを気にする人やビジネスマン、オシャレ好きな方などをターゲットとしている。

ファーウェイは様々な事業を手掛けているが、コンシューマー向け事業でもスマートフォンだけでなくタブレットやスマートウォッチ、ルーターなど様々な製品を販売している。今年上半期のファーウェイ全体での業績も好調で、前年比で41%アップ。

<▲図:業績からも絶好調のファーウェイ>

では日本市場での実績は? というと、まずモバイルWi-Fiルーターは常にシェア50%以上をキープするなど好調で、SIMフリータブレット、SIMフリースマートフォンも今年は好調だ。日本市場での現在の主力商品はP9やNexus 6P、Mate 7などだが、P9 liteは4ヶ月連続でトップを取るなど絶好調。

<▲図:各ジャンルの製品で好調>



<HUAWEI P9紹介>

P9は「世界初のライカカメラフォン」という謳い文句のスマートフォンで、特徴は大きく分けて3つ。1つはカメラ、2つ目は長時間バッテリーや指紋認証等、3つ目はプレミアムデザインやスペックなど。

<▲図:世界初のライカカメラフォンとなるP9の特徴>

まずはライカ(LEICA)の紹介から。ライカは100年以上の歴史を持つドイツの老舗カメラメーカー。1913年に世界初の35mmカメラを投入したのがライカ。


P9には特別設計された高品位レンズが搭載している。レンズはライカの厳格な基準をクリアしている。透明度、収差、フレア評価などが行われ、画質もライカ基準準拠。伊達に「ライカ」のロゴはついていない。背面上部に2つのレンズがあるが、左側がモノクロセンサーを採用したもので、右側がRGBセンサー。モノクロセンサーでは被写体の形状や輪郭のディテールを、RGBセンサーでは色情報を取得するという役割の分担がある。


このダブルレンズ/ダブルセンサー仕様によって、一般的なシングルセンサーと比べて50%より多くのディテールを捉えることができ、光も300%より多く取り込める。レンズは6層構造だが、4.5mmの厚さに収めている。これによってP9は、カメラ部の突起もないフラットなボディながら厚さ6.95mmに抑えることに成功している。

他機種と比べても明るく綺麗に撮れるP9のダブルレンズカメラだが、例えばiPhone 7 Plusと比べても明るく鮮明に撮影できる。


画像処理面でも技術を投入していて、シャッターを押してからの処理は長くても1秒程度。世界初となる専用の深度計算ISPを搭載している。この辺りは専門用語が並んでいて詳しく掘り下げるとキリがないので、軽く留められたが、カメラ機能にはとことんこだわりがあることが伝わる。

フォーカススピードも速い。フォーカスはハイブリッドフォーカスシステムを採用し、スポーツなどの動きの速いシーンでも追随し、短時間でフォーカスできる。1.2秒以下のフォーカス速度だ。ちなみに、ハイブリッドフォーカスシステムは、レーザーフォーカス、デプスフォーカス、コントラストフォーカスの組み合わせ。


次に撮影機能について。まずはフィルムモードだが、ライカのクラシックカラーの色合いを再現できるスマートフィルムモードを搭載する。「標準」だと実物に近い色、「鮮明」だとビビッドな色合い、「ソフト」だと落ち着いた感じと、3種類から選べる。

ライカといえばモノクロ撮影も魅力の一つ。今回のP9にはライカ品質のモノクロ写真を撮影できるモノクロモードを搭載。細かなディテールを捉え、奥行きも感じられる、雰囲気あるモノクロ撮影ができる。

<▲図:モノクロ撮影も魅力の一つ>

次に絞り、ボケについて。リアルタイムプレビューの段階でデジタル絞りの効果を確認できるのはファーウェイのスマートフォンだけで、撮影前の段階から絞りを調整・確認していくことができる。そして、デジタル一眼のようなボケ味を楽しめる。


ライカダブルレンズカメラについてはここまで。

次にデザインなど、他の要素を見ていきたい。

角張っていない流線型のエレガントなルックスで、モダンな印象を与える。カラーはチタングレーとミスティックシルバーの2色(※新色のレッドとブルーが11月25日発売予定)。厚さも6.95mmとかなり薄い。


ディスプレイは約5.2インチのフルHDで、額縁部分が1.7mmと細いので前面の画面占有率がかなり高く、スマートなルックスを実現している。額縁が細いとその分ボディサイズを狭められるので、片手での操作がしやすくなったり、手の小さな女性の方でも持ちやすいなどのメリットがある。


通信関連にも特筆ポイントがある。

まず、P9はLTE-Advancedに対応する。キャリアアグリゲーションによって下り最大262.5Mbpsでの通信が可能。また、Wi-Fiに関してもスマートWiFiランキングという機能を導入。これはシグナルの強さだけでなく通信品質によって自動的にWi-Fiアクセスポイントをランキング付けし、より良いスポットへ繋ぐ、というもの。

ハードウェアの中心部について。チップセットはファーウェイ自社開発のKirin955を採用している。他社製品ではチップセットといえばSnapdragonだが、ファーウェイの場合、自社開発のチップを採用。ファーウェイは中国メーカーなので、「ドラゴン」に対しての「キリン」ということでKirinの名がついている。ただ、このキリンは首の長い、動物園にいる現実の動物のキリンではなくて、想像上のファンタジーなキリンの方。


バッテリーは3,000mAhの容量。ヘビーユースでも1日以上、標準的な使い方で1.5日以上もつ。

指紋認証システムは非常に速いことが特徴。指紋の3D情報まで認識できるセンサーで、とても速い速度で精度良く認証できる。


次回に続く。


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【情報元、参考リンク】
ファーウェイ・ジャパン主催ブロガーイベント公式サイト
HUAWEI P9製品サイト
HUAWEI Matebook製品サイト

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