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ファーウェイブロガーイベント名古屋レポート:MateBook紹介&イベントの様子編

前回の記事に続き、ファーウェイ・ジャパンが主催し、18日に名古屋で開催したイベント「HUAWEI JAPAN Touch and Try Tour 2016 モバイルプリンスのファーウェイ王国ブロガーズミーティング」のレポートをお届けしたい。前回はファーウェイという会社、そしてハイエンドスマートフォン「HUAWEI P9」について、ファーウェイ・ジャパンの岩崎基弥氏がプレゼンした内容を紹介した。今回は引き続き岩崎氏によるWindows 10搭載2-in-1タブレット「HUAWEI MateBook」のプレゼンと、このイベントの雰囲気などを簡単にお伝えできればと思う。次回の記事ではモバイルプリンスさんとGAPSIS編集長によるパネルディスカッションに触れたい。

<▲図:今回のイベントの主役はP9と2-in-1タブレットのMateBook>


<HUAWEI MateBook紹介>

<▲図:スマートライフの新たな時代のデバイスたち>

スマートライフの新たな時代を迎えるにあたって、ファーウェイは、2-in-1の製品を投入することを決めたという。PC市場を見てみると、デスクトップPCもノートPCも大手メーカーの出荷台数が減っていて、市場が縮小しているという背景がある。今のPC市場が大きな変化を迎えるターニングポイントにあるのは、誰が見ても納得できる話だ。

<▲図:PC市場の状況>

例えば、ノートPCをとってみても、重い、見た目が悪い、駆動時間が短い、故障が多いなどの課題があるという。もちろん機種による部分もあるが、全体的な傾向として、そういった課題がある程度あるのは理解できる。そして、オフィスで使われるPCも変化している。デスクトップからノート、そして2-in-1タブレットへとだ。

<▲図:MateBookとキーボードカバーはマグネット接続なので、合体も取り外しも手軽。
ラップトップスタイルとタブレットスタイルはスムースに切り替えられる>

製品開発にあたってはスマートフォンの開発で培ったノウハウを活かしているが、MateBookの最大の魅力は、ラップトップPCスタイルとタブレットスタイルをスムースに切り替えられる点。カラーバリエーションは「グレーリアパネル+ブラックタッチパネル」のものと、「ゴールドリアパネル+ホワイトタッチパネル」の2種類。ちょっと分かりづらいかもしれないので補足する。前者は背面がグレーで、前面の額縁部分がブラック、ということ。後者は背面がゴールドで、前面の額縁部分がホワイト。

<▲図:本体のカラーバリエーションは2つ>

専用キーボードカバーの「MateBookキーボード」はブリーフケースタイプのデザインで、ファッション性が高く、ビジネスシーンでも違和感がない。


キーボードカバー自体は本体よりもカラーバリエーションが多く、4色。ブラック、ブラウン、オレンジ、ベージュ。オレンジの人気が結構高いという。また、多くのユーザーが本体だけでなくMateBookキーボードも合わせて購入しているということだ。

さて、それではハードウェアの特徴を見ていきたい。

<▲図:ディスプレイが大きく、解像度が高いのは非常に大きな魅力>

まずはディスプレイだが、12インチのIPS液晶を採用している。解像度が2,160×1,440ドットと高くて精細な表示ができる上、色域も広い。例えばiPad Pro、Surface Pro 4のディスプレイと比べても色域が広いことが下のグラフからもわかる。

<▲図:色域はiPad ProやSurface Pro 4のディスプレイよりも広いという>

P9と同様にMateBookも額縁部分が細い。10mmなので、ディスプレイサイズの割にボディを小型化でき、厚さも6.9mmと薄い。7mmと6.9mmでは印象も異なるが、限界まで攻めて設計しているとのこと。


薄いボディながら大容量バッテリーを搭載する。33.7Whの容量で、自動出力調整機能を搭載する。

外出時、ACアダプターも持ち歩く方がいると思うが、アダプターが軽いことも魅力の一つ。MateBookの場合は、ケーブルと合わせても約110g。従来のノートPCの場合、450gくらいあることが一般的で、この点も魅力となっている。

スマートチャージャー機能もある。


普通のPCのUSBポートから外部機器に給電できるように、MateBookでもUSBポートからの給電が可能。MateBookの場合は、USB 3.0 Type-Cの端子が1つ用意されているが、この端子からスマートフォンなどを充電できる。要するにMateBookの内蔵バッテリーのお裾分けだ。接続した機種によって12V、9V、5Vと自動的に出力を合わせられる機能が便利で、全てのAndroidスマートフォンを充電することができる。

放熱に関しても工夫している。


熱伝導を考慮した8層構造によって、ファンレスながら高いパフォーマンスを発揮し、熱を上手く逃している。熱くなりにくく、他社の類似製品よりも2.8℃低いという。

ハードウェアの心臓部を構成するのは、CPUが第6世代のIntel Core mで、デュアルコア最大3.1GHz駆動。メモリは4GBもしくは8GBで、モデルによって異なる。ROMも同様にモデルによって異なり、128GBのSSDか256GBのSSD。

<▲図:トラックパッドはガラス製で滑らか。キーも確かに打ちやすい>

キーボードカバーの「MateBookキーボード」は大きなパームレスト、5点マルチタッチに対応したガラス製トラックパッド、そしてこだわりのキーボードによって快適な作業性を確保している。特にキータッチには注意し、人間工学を取り入れた曲面仕上げ、1.5mmのキーストロークで打ちやすい。


さらに、実は防滴仕様なので、少々濡れた程度では全く問題ない。これは地味ながらありがたい。おそらく多くの人がキーボードに飲み物をこぼしたことがあると思うので、防滴仕様はもしかしたら一番目玉の特性かもしれない。さすがに派手にこぼした場合は分からないが、ある程度の安心感を得られるのは嬉しい。

また、MateBookキーボードは折りたたみ型のスタンド機能も持っていて、2段階の角度に設定できる。


次に専用スタイラスペンの「MatePen」だが、筆記具、操作用のスタイラスペンとしての機能のほか、レーザーポインターを搭載しているので、プレゼンの際にポインターとして使うことができる。筆圧は2048段階で感知するので、イラストなどにもいい。また、内蔵バッテリー式で、フル充電状態から約100時間の連続使用が可能。

<▲図:2つのボタンを使って、5つの機能を実現>

MateBookは右サイドに指紋認証センサーを搭載する。ワンタッチで指紋認証、ロック解除ができ、使いやすい。

<▲図:指紋認証センサーはボリュームキーの間に設置されている。手探りでもすぐわかる>

純正アクセサリーの一つ「MateDock」を使えば、拡張性を補うこともできる。HDMIやVGA出力、有線LANポート、USB 3.0 Type-Aポート2つ、USB Type-C(充電専用)を搭載するので、かなりの拡張性を得られる。


ディスプレイが高解像度で綺麗な描画ができると紹介したが、サウンド面にも注力し、デュアルスピーカーを上部に搭載し、「Dolby Audio」対応となっている。

ビジネスで使う場合、ビデオ会議用途もあるかもしれないが、ノイズリダクション付きのデュアルデジタルマイクによってクリアな通話ができるほか、フロントに約500万画素のカメラを搭載し、映像も綺麗にやり取りできる。

ちなみに、MateBookは、今年、世界のモバイル通信展示会で21の賞を受賞している。


最後にモデルラインナップ。コンシューマー向け、法人向けなどでモデルごとにCPU、メモリ、ストレージがそれぞれ異なる。

<▲図:MateBookのラインナップ>



<イベントの様子や雑感>

<▲図:参加者は12名。かなりアットホームな感じで、いい雰囲気の中行われた>

まず、今回のファーウェイ・ジャパン主催のブロガー及びTwitterユーザー向けのイベントは名古屋を皮切りに全国4都市で開催される予定となっている。11月18日が名古屋、25日が東京、12月9日が大阪、12月16日が福岡、というスケジュールだ。GAPSISとしては編集長の長田が4会場のイベントでパネルディスカッションのゲストとして呼ばれていることもあり、P9とMateBookを事前に借りて、試用している。

<▲図:王冠をかぶっている方がモバイルプリンスさん、その左隣がGAPSIS編集長の長田>

<▲図:イベント終了後、ちょっとしたフォトセッションも行われた>

少し話はそれたが、名古屋会場のイベントはスタートイベントで、運営側も手探り感があり、いい意味で参加者との一体感があり、アットホームな雰囲気で行われた。岩崎氏のプレゼンも熱弁で、特にP9のカメラには強いこだわりを見せていた。

<▲図:意外と熱い岩崎氏>

パネルディスカッションも、モバイルプリンスとのトークセッションが初ということもあり、編集長の長田もかなり熱く喋ってしまい、結果、セッションが長く押してしまったため、参加者が集中してタッチ&トライに取り組める時間が少なくなってしまった印象だ。

<▲図:MateDockも意外と注目を集めていた>

とはいえ、今後のイベントでは聞けないかもしれない話も飛び出したりと、生の感想をお伝えできたようにも思う。


さて、名古屋のイベントの参加者は12名。ブロガー及びTwitterユーザーで、それぞれ名古屋イベントのレポートやツイートをしている。関心がある方は是非チェックしてみてほしい。

◆参加者のブログやTwitter


実は名古屋でのこうしたメーカー主催のイベントは少なく、その意味でも参加者の方々は楽しみにしていたのだという。非常に熱いイベントになり、大成功に終わったが、ファーウェイのファンが着実に増えている印象も受けた。実際問題、P9、P9 liteはデザイン、パフォーマンス、共に優れ、honorシリーズもカッコいい。日本のSIMフリースマートフォン市場はASUSのZenFone 5が本格的に盛り上げた印象があるが、ファーウェイは着実に追い上げている。ソニー、富士通、シャープといったメーカーも含めてSIMフリー市場では厳しい戦いが起きているが、今後もファーウェイがキープレイヤーの一つであることは間違いなさそうだ。


次回の記事ではパネルディスカッションを紹介するつもりだ。


【ファーウェイ P9&MateBook関連レポート記事】
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名古屋ファンミーティングレポート:会社及びHUAWEI P9紹介プレゼン編
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名古屋ファンミーティングレポート:トークセッション編

◆東京イベント編
品川街頭イベントレポート
新宿街頭イベントレポート
ファンミーティング東京レポート:P9とMateBook紹介編
ファンミーティング東京レポート:トークセッション&イベント模様編

◆大阪イベント編
大阪街頭イベントレポート
ファンミーティング大阪レポート前編:カメラ、基本性能、指紋センサーの多機能さなど魅力満載のスマホP9


【情報元、参考リンク】
ファーウェイ・ジャパン主催ブロガーイベント公式サイト
HUAWEI P9製品サイト
HUAWEI Matebook製品サイト

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