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【取材レポート】シャープの技術を集結したコンパクトスマホ「AQUOS EVER SH-02J」【ドコモ2016-17冬春】

「AQUOS EVER SH-02J」はカジュアルに使うことを目的としたスマートフォンだ。NTTドコモ(以下、ドコモ)の2016-2017冬春モデルでは、かなりレベルが上がり、多くのユーザーが快適に使える端末に仕上がったように見える。

<▲図:シャープ的に上品な仕上がりの端末だ>

発売日は11月上旬の予定で、ハイエンドモデルではないこともあり、実売価格は2万円代になる見込み。

ミドルエンド端末AQUOS EVER SH-02Jだが、まず紹介すべきポイントとして、指紋認証機能を搭載した。これはメインストリームというかハイエンド機種では普通に搭載されている機能だが、カジュアルレベルの機種で搭載しているものは多くない。

<▲図:指紋認証の速さがアピールされていた>

画面がオフの状態で指紋認証センサーに触れれば、指紋認証をしてロックが外れて画面が表示される。このスピードが極めて速く、感覚的にストレスがない。

<▲図:実際に指紋認証の処理にかかる時間は短い>

また、シャープらしく液晶ディスプレイの表示クオリティも高い。IGZO液晶を搭載しているため消費電力が極めて低く、実用レベルで3日以上駆動できるという。このあたりはSIMフリースマホSIMなどではあまりないポイントだ(※先日発表された同じくシャープのSIMフリースマホ「AQUOS SH-M04」も3日以上の連続駆動を謳っている。こちらの記事参照)。ちなみに、昨年の夏モデルの前機種「AQUOS EVER SH-04G」はIGZO液晶ではなかったので、今回は省電力性能で進化していることにもなる。

ディスプレイのサイズは5インチで、解像度が1,280×720ドットのHD-IGZOだ。解像度は高くないが実用的には十分だ。

防水性能もレベルが高く、お風呂で使うことができると公称している。規格としてはIPX5/8相当。防塵についてはIP6X相当。

<▲図:お風呂でも使える防水を搭載>

面白いところでは人工知能エージェントの「エモパー」に対応しているので、スマホとコミュニケーションできる。これは楽しい。AQUOS EVER SH-02Jは、今回のディズニーモバイル「Disney Mobile on docomo DM-01J」のベースにもなっており、かなりの実力を持った端末だ。

<▲図:フル機能のエモパーを搭載するSH-02J。個人的にはこのピンクがもっとも好みのカラーだ>

この機種は普及帯の製品だが、かなりの快適性を持ち、楽しく使える端末に仕上がっていると思う。

カラーバリエーションはChampagne Gold、Pure White、Navy Black、Rose Pinkの4色。

注意点としては、ワンセグ/フルセグ、赤外線通信には非対応となっている。しかし、おサイフケータイには対応している。

最後に主要スペックを紹介しておきたい。

・OS:Android 6.0
・ディスプレイ:約5.0インチのIGZO液晶
・ディスプレイ解像度:1280×720ドット
・CPU:Qualcomm MSM8937オクタコア<1.4GHz+1.1GHz>
・メモリ:2GB RAM、16GB ROM
・バッテリー容量:2,700mAh
・メインカメラ:約1,310万画素の裏面照射積層型CMOSイメージセンサー
・インカメラ:約500万画素の裏面照射積層型CMOSイメージセンサー
・LTE:下り最大150Mbps/上り最大50Mbps対応
・Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n準拠
・Bluetooth:4.2
・おサイフケータイ対応
・防水防塵対応
・本体サイズ:約143×71×8.3mm
・本体の重さ:約138g

【情報元、参考リンク】
ドコモオンラインショップ/AQUOS EVER SH-02J製品ページ

(記事:一条真人

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