【レビュー】ASUS Zen AiO(Z240ICGK-I76700T)第2回:4K液晶ハイスペックPCとしての性能はどうか?

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ASUSのオールインワンPC「Zen AiO」(Z240ICGK-I76700T)のレビュー第2回目となる今回は、インテルのCore i7-6700TとNVIDIAのGPU GeForce GTX 960Mを搭載するハイエンドモデルとしての実力を丸裸にしてみたいと思う。

<▲図:ASUS Zen AiOのASUSロゴの下にはスピン加工が施されている>

第1回で紹介したようにZen AiOは、メタルボディーのシンプルなデザインのオールインワンPCだ。そのため、雰囲気はAppleの「iMac」のイメージに近い。リビングに置いて使う家電PCというよりは、写真の編集や動画の編集などを行うクリエイターなどに向けたハイスペックなPCだ。

CPUは最新のSkylake版Core i7の低消費電力モデルを搭載し、CPU内蔵のGPUは4K(3,840×2,160ドット) 60P出力に対応するIntel HD Graphics 530だ。モバイル向けの低消費電力版のCore i7とは違い、クアッドコアのパワフルなCPUだ。

今回、Zen AiOの比較対象として、筆者が普段使用している、4Kディスプレイを搭載する15.6型マルチメディアノートPC「ASUS N550JX」を用いた。このノートPCは昨年「ASUS N552VX」に世代交代した前世代のモデルとなる。

<▲図:同じく4K液晶を搭載する15.6型ノートPC「ASUS N550JX」>

世代交代したとはいえ、ASUS N550JXはノートPCながらクアッドコアCPUとなるHaswell Refresh版Core i7-4720HQを搭載し、GPUにはNVIDIAのGeForce GTX 950M、16GBのRAMを搭載する。ASUSのノートPC「N」シリーズのパフォーマンスの高さは新モデルにも受け継がれているので、こちらもオススメしておく。

話が脱線してしまったが、Zen AiOを使っていて一つ気になることがある。

それは起動時のもたつきだ。どのPCも起動時には多少なりとも重いが、Zen AiOではHDDランプがしばらくの間つきっぱなしとなってしまい、操作を受け付けない時間がある。Zen AiOと比較してCPUが非力なモバイルノートでも、SSD採用機種ならここまで長い時間もたつくことはないため、デスクトップPCのハイスペックさに期待すると「アレ?」と思ってしまうかもしれない。

起動時にタスクマネージャーを見てみると、様々なタスクが発生している中でセキュリティー対策ソフト「McAfee」も頻繁にHDDアクセスしているようだ。しかし、タスクごとの影響度を調べる前に、ここまで動作が重いと、そもそも内蔵HDDの速度が気になるので、「CrystalDiskMark」を使って速度を測ってみた。

<▲図:Zen AiOのベンチマーク結果>

すると、結果はシーケンシャルのリード・ライトともに約106MB/sで、ランダムリード・ライトは1MB/sに満たない。

<▲図:ノートPCのN550JXのベンチマーク結果>

一方のノートPCのN550JXでは、シーケンシャルのリード・ライトは約110MB/sと若干速いが、ランダムリード・ライトが約0.7MB/sを下回る。N550JXもSSDではなくHDD搭載機種だ。

ちなみに、SSDを搭載したモバイルノートではシーケンシャルで数倍、ランダムは小数点どころか3桁を叩きだし、数百倍速い。また、USB3.0の外付けHDDでもシーケンシャルなら200MB/sでリード・ライト可能なので、Zen AiOはハイスペックな構成でもHDDがボトルネックになっているといえる。

とはいえ、起動後安定すれば引っかかることもなくごく普通に使える。この気になった点は、やや神経質なツッコミと受け取って貰えればと思う。


続いて、ゲーミング性能をスクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト X」のベンチマークソフトを使って確認してみた。

まず、このソフトをインストールした時点でのGPU設定は内蔵GPUとなっているので「NVIDIA コントロール パネル」で「高パフォーマンス NVIDIA プロセッサ」に設定しておいた。

まずは4K解像度でグラフィック設定を「標準品質」としてテスト。結果、Zen AiOのスコアは4,548で評価は普通。N550JXも普通評価の3,829というスコアだ。デスクトップだけあり、やはりスコア自体はノートPCのN550JXを上回る。

<▲図:4Kの解像度ではZen AiOのスコアは4,548>

<▲図:4K解像度では、N550JXのスコアは3,829>

次に、解像度を「1920×1080」(フルHD)に落としたテストでは、Zen AiOが15,852の「すごく快適」という評価を得ることができた。同じく「すごく快適」の評価を得たN550JXだが、スコアは3,000近く低い12,481となった。

<▲図:フルHDの解像度ではZen AiOのスコアは15,852>

<▲図:フルHDの解像度ではN550JXのスコアは12,481>

最後に、iGPU(CPU内蔵GPU)で4K解像度のテストをしてみたところ、Zen AiOは1,193の「重い」という評価に。一方、N550JXはそれを下回る「動作困難」という評価となった。GeForce GTX 950Mが積まれているのだから、そちらを使えばいい話だが、iGPUとはこれだけの差があるわけだ。

<▲図:iGPU(CPU内蔵GPU)を使っての4K解像度のテストでは、Zen AiOのスコアは1,193>

<▲iGPU(CPU内蔵GPU)を使っての4K解像度のテストでは、N550JXのスコアは874>

Zen AiOは、dGPU(外部GPU)を搭載しているのでゲーム機としても楽しめる性能をもつが、さすがに4Kの解像度は重く、実用的な解像度はフルHDであることが分かった。また、頻繁に読込があるようなゲームの場合、HDDの読込でワンテンポ遅れる可能性もあるかもしれない。

ちなみに、起動時に頻繁にアクセスする「OneDrive」などのデータ領域をUSB3.0やUSB3.1接続の高速HDDやSSDにすることでHDDのボトルネックを軽減可能だ。とはいえ、価格は上がってしまうが、Zen AiOのラインナップにはSSD搭載モデルも欲しかったところ。


次回は、写真編集や動画編集、DTMなどのクリエイティブ用途に関するレポートをお届けしたいと思う。特に、最近ではスマホでも4K動画の撮影が可能となっているので、4K動画の編集なども気になるところだ。


(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
ASUS公式オンラインショップ
ASUS公式オンラインショップ/Zen AiO(Z240ICGK-I76700T)製品ページ
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