【端末レビュー】SIMフリースマートフォン「HTC Desire EYE」をチェック! 後編:基本性能、カメラ・オーディオ等の各種機能、全体的な感想など

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HTCのSIMフリースマートフォン「HTC Desire EYE」のレビュー前編ではパッケージ、同梱品、本体外観などに触れたので、後編では中身をチェックしていきたいと思う。前編をまだご覧になっていない方はできれば前編から確認してほしい。

HTC Desire EYE。HTC BoomSoundステレオスピーカー搭載で動画視聴にもいい。


<基本性能と熱>

基本性能について述べる前に、HTC Desire EYEの基本仕様をおさらいしておきたい。OSはAndroid 5.1で、UIの「HTC Sense」は7.0、プロセッサはQualcommのMSM8974(クアッドコア2.3GHz)、メモリは2GB RAM、16GB ROM、ディスプレイは解像度が1920×1080ドットの約5.2インチ液晶というものだ。

実際に端末を試用してみて思うのは、この仕様のバランスの良さだ。最近のハイエンド端末と比べると、一見見劣りするのはクアッドコアのMSM8974だが、オクタコアCPUを搭載してもすぐに高温に発熱してしまうよりマシだろう。実際、それもあって今冬・来春向けの通信キャリアの新モデルもオクタコアからヘキサコアに落としてきた機種が多いのだと考えられる。MSM8974で十分以上に高速で動いており、HTC Desire EYEの基本パフォーマンスは体感的にはストレスフリーだ。

しかも、カメラアプリを起動して長時間動画を撮影してもたいして熱くならない。Chromeで複数のタブを開いて、長時間ブラウジングしていても同様にあまり熱くならない。重い処理をするとさすがに背面上部を中心に熱を持つが、オクタコアCPU搭載機などと比べると可愛いもので、火傷の危険性を感じるレベルではないので安心だ。

htcロゴとカメラの間辺りが発熱しやすいが、触れないほどの高温ではない。

同じHTC製の「HTC J butterfly HTV31」と比較した場合でもバランスはHTC Desire EYEの方が上だと思う。機能面や絶対的パフォーマンスではやはりHTV31の方が上だし速いが、HTV31もそれなりに熱くなるので、個人的にはHTC Desire EYEの方がバランスが取れていると思う。また、HTC Desire EYEは熱がディスプレイ面には出にくいこともありがたい。画面が熱くなると、タッチ操作をしている指の感覚が変になってくるので、ほとんど背面側しか熱が来ないHTC Desire EYEの設計はユーザーフレンドリーだ。

ベンチマークのスコアも悪くない。「AnTuTu」でも43,000前後のスコアが出ている。ASUS自身が「性能怪獣」とPRするハイエンド端末「ZenFone 2」でも4万後半のスコアなので、それほど劣っていないことがベンチマークでも分かる。

何度か測定したところ大体43,000台が多かった


<プリインストールアプリと基本機能>

通信キャリアの端末ではないし、海外メーカー製ということもあり、余計なアプリはほとんど入っていない。Googleの「Nexus」シリーズのようにプリインストールアプリは比較的シンプルだ。HTCやGoogleによる基本アプリの他は、せいぜい「Polaris Office 5」「Skype」が入っているくらい。そのため、購入直後に不要なアプリをアンインストールするような必要はない。

プリインストールアプリ(※AnTuTuのみ筆者が後からインストールした)


やはり凝っているのはカメラアプリで、ハイライトを手軽に作れる「Zoe」、写真を加工できる「フォトエディター」などが入っている。また、カメラアプリには様々なモードや機能が導入されているので、カメラ周りは多機能だ。

左が「らくらくモード」、右は「フォトエディター」。


また、「らくらくスマートフォン」系のホーム画面にできる「らくらくモード」、子供向けの「Kid Mode」も搭載しているが、本格的とは言いにくいので、これらはおまけ的なものだと思う。


<オーディオ>

個人的には発熱の少なさと基本パフォーマンスのバランスの良さとオーディオ機能がHTC Desire EYEの最大の魅力だと思う。内蔵スピーカーのデキがかなり良いからだ。au向けの今夏モデル HTV31がハイレゾ対応、ドルビーオーディオ対応、HTC BoomSound対応ステレオスピーカー搭載といったオーディオ性能をPRしていたが、HTC Desire EYEも劣らずオーディオに優れている。

HTC Desire EYEでは「ハイレゾ」マークの取得はしていないが、ハイレゾ楽曲データの再生は可能だし、HTC BoomSound対応のステレオスピーカーの音質と迫力はHTV31に勝るとも劣らない。音楽視聴端末、動画視聴端末として活躍できると思う。

HTC BoomSound対応デュアルステレオスピーカーはディスプレイの
上辺・下辺の位置に設けられている。


HTC BoomSoundは内蔵スピーカーではオフにできないが、ヘッドホン/イヤホン使用時には好みに応じてオン/オフできる。音楽をヘッドホン/イヤホンで聴くときにはオフにした方がいいと思う。内蔵スピーカーで音楽を聴くときと違い、イヤホンだとHTC BoomSoundが合わないことがある。オフにした状態での音も良いので、ウォークマン代わりに使うスマートフォンとしてもHTC Desire EYEはいいだろう。

HTC BoomSoundは内蔵スピーカー使用時はオフにできないが、ヘッドホン/イヤホン使用時には
オフにすることもできる。


NetflixやHuluなどの動画視聴時に音が物足りない、ということがないので、かなりありがたい。また、FMラジオ機能も搭載しているので、FMラジオを楽しむこともできる。ただし、FMラジオはヘッドホン/イヤホンを接続する必要がある。


<カメラ>

HTC Desire EYEは「EYE」という言葉が製品名に入っていることからも分かるようにカメラ機能、特にインカメラの強化がPRポイントの一つになっているスマートフォンだと思うが、確かにインカメラの質は500万画素カメラを搭載する機種等と比べると高い。背面カメラと画素数が同じセンサーを使っているので、画質は精細だ。また、レンズも広角なので、5人くらいなら十分に画面内に収まり、一緒に撮影できると思う。

インカメラは約1300万画素でF2.2の広角レンズを採用する。

レンズはメインカメラの方がF2.0と明るいものを採用しているが、インカメラの方がより広角。下に、被写体(造花)から80cm前後離れた場所から撮影した写真を掲載したが、上がメインカメラ、下がインカメラのものとなっている。インカメラで撮影した写真の方が画角が広いことが分かると思う。自撮りする場合、自撮り棒を使ってメインカメラで撮影するよりも手持ちでインカメラを使う方が下手をするとより大人数を写せる。それくらい広角なので、普段自撮り棒を使っている人でも不要になるかもしれない。

メインカメラで撮影。

インカメラで撮影。

カメラ性能については、色合いなど絵作りの傾向はメーカーによっても機種によっても異なるので、好みが分かれる部分かもしれないが、後から加工もできるし、そもそも画素数が大きく精細に撮れるので満足度は高い。オートフォーカスも速度はスペック表に載っていないが十分速いのでストレスはない。

カメラの機能にはいくつかのモードがある。「自分撮り」「クロップミーイン」
「フォトブース」「スプリットキャプチャ」「パノラマ」だ。

撮影モードは6つ。左の3つが特殊なもの。


自分撮りは使う機会が多いと思うが、美肌効果をリアルタイムに確認・調整することができるようになっている。これは便利だ。男性でも髭剃り跡やニキビ、シミなどをある程度消してしまえるので、自撮り写真をかなり盛ってしまえる。

これはブロガーイベント中に一条氏を撮影した例。美肌効果で顔がツルツルになっている。

また、クロップミーインやフォトブース、スプリットキャプチャも面白いが、普段はあまり使わない機能かもしれない。イベント時や飲み会など誰かと一緒に撮る時には面白いと思う。

シャッターを切る方法がいくつか用意されているのも魅力の一つ。ボディ右側面に用意されたカメラボタンを使ってもいいし、画面上の撮影ボタンをタップしてもいいし、「自動シャッター」や「音声シャッター」機能を使ってもいい。自動シャッターは端末を静止させたり、笑顔をするとシャッターを切ってくれる。音声シャッターは「はい チーズ」とか声を掛けるとシャッターが切れる。この辺りは便利だと思う。

カメラボタンを搭載する。

カメラボタンはカメラアプリ内の設定から呼び出す機能を設定できる。


<その他機能>

比較的おとなしいオーソドックスでシンプルな端末なので、変わり種機能などは特にないが、ホーム画面のカスタマイズは膨大な数・種類のテーマを選べるのでかなり良い。

ホーム画面のテーマはかなりの種類がある。右画面はHTC BlinkFeed。


「HTC BlinkFeed」という情報チェック機能もあるが、筆者個人としてはあまりこうした機能は使わないので特に魅力には感じなかった。フリックしていくとホーム画面の左端のパネルがBlinkFeedの画面になっていて最新のニュースやSNSのフィード(自分の好きなTwitterアカウントなどを登録できる)などを表示させることができる。とはいえ、暇なときには何気なくチェックするとニュースや気になる話題を確認できるので、ニュースアプリなどを入れていない人にはちょうどいいかもしれない。


<バッテリー>

搭載しているバッテリーの容量は2,400mAh。最近のスマートフォンとしては特に大容量でもなく普通というところ。スペック上は連続通話時間は約1,200分(3G)、連続待受時間は約538時間(3G)/約437時間(4G)ということだが、実使用上もかなり持つ方だと思う。何日か使っているが、バッテリーの減りが速いと感じたことはないので、それほど長時間使わなければ2-3日は普通に持ちそうだ。また、長時間使っても1日は持つと思う。

また、急速充電のQuick Charge 2.0に対応しているので、短時間で充電できるのは魅力だ。


<全体的な感想>

筆者はHTC Desire 626も試用してみたが、値段が高い分、満足度はHTC Desire EYEの方が明らかに高い。HTC Desire EYEは目立つ欠点も特にないし、万人に薦められる仕上がりになっている。デザインだけはポップな印象を与えるので、人を選ぶ気がするが、質感は安っぽくないのでオススメしやすい。

基本パフォーマンスも良く、サクサク動き、それでいて発熱も少なく、動作も安定している。スピーカーも迫力があって音が良く、音楽再生機や動画視聴機としても活躍する。防水・防塵仕様も嬉しい。SIMフリースマートフォンとしてオススメ機種の一つだと思う。

また、端末自体とは関係ないが、HTC NIPPONは購入前後問わず無料の電話サポートを行うということなので、使い方の相談などをする可能性がある方、SIMフリースマートフォンが初めてという方でも安心だと思う。

あえて気になる点を言えば価格で、欲を言えば税込みで5万円を切って欲しかったところだが、ドットビューケースが貰えるキャンペーンもあるし、修理サポートも最短5日で返送とのことだし、サポート費込みと考えれば妥当なのかもしれない。

次回はHTC Desire 626のレビューをお届けしたいと思う。

関連記事は下記。

下はAmazon.co.jpでの商品リンク。

 

【情報元、参考リンク】
HTC公式通販サイト「HTC e-Shop」
週間Android人気アプリランキング(ゲームアプリ編)
(2016年9月19日集計分)
世界中で熱狂の渦を巻き起こしたポケモンGO。アップデートで少しずつ追加要素が導入され、楽しみが増えています。
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