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【EXPANSYS SIMフリー情報局】第30回:音声、データ認識技術を採用したPenPower社のスマートデバイスをご紹介

今回は、台湾PenPower社の、音声やデータ認識を採用したスマートデバイスをご紹介したい。PenPower社は、1991年に蔡博士(Dr.Tsay)によって設立された革新的な技術を提供する台湾の企業だ。蔡博士は、まだコンピューターの知識が浸透していない時期に、多くの人にコンピューターを使って、データを生み出したり、検索、加工、管理するためのツールを提供できるよう、中華文字をパソコンに手書き文字からパソコンに変換できる技術を開発したのをきっかけに、音声認識、光学式文字認識、カードや名刺認識などの製品を生み出している。現在、シンガポール、米国、香港、中国北京、広東省広州、台湾にオフィスがある。

認識精度の極めて高い小型スキャン認識ソリューションで定評があり、WorldCard名刺認識管理スキャナーはPC、Mac、iPhone、Android、Windows Mobile用が販売されており、注目の企業だ。

今回は、EXPANSYSで販売中の音声、データ認識技術を搭載したPenPower ViaTalkWordPenScan BT Portable Scan & Translator 、MyInk(http://www.expansys.jp/penpower-myink-for-ios-pc-257925/)、WorldCard LinkProをご紹介したい。会議の議事録やセミナーなどのメモを作成する際、パソコンで直接入力してデジタルデータで保存し、共有することが一般化してきているが、キーボードでの入力が苦手だったりする場合、手書きメモや音声をリアルタイムで保存し、テキスト化できるツールが便利だ。


《Via Talk (Android/PC用) について》

ViaTalkは、マイク内蔵のスマートフォンから音声を直接テキストデータに変換し、スクリーン上に表示することができる。変換されたテキストデータは、WordなどのOfficeドキュメント、Skypeチャット、Facebookなどで共有することが可能。ViaTalkは、日本語、英語の他、様々な言語に対応している。


◆ViaTalkの特徴
  • Windows PC 対応(Windows 8/7/Vista)
  • PenPowerウェブサイトからパソコンにソフトウェアをダウンロードして使用可能
  • Google PlayでViaTalkアプリケーションをダウンロードして使用可能
  • Android 2.3以降のスマートフォン対応

◆パソコンとスマートフォンへのソフトウェアダウンロードの手順

1. PenPowerのダウンロードページからVoice ApplicationとViaTalk(Win) を選択


2. Google PlayでViaTalkを検索し、アプリをダウンロード


3. ViaTalkをパソコンのUSBプラグとAndroidスマートフォンのオーディオジャックに接続し、ラペルマイク(襟やネクタイなどにつける小型マイク)を口元に近づける。


4. アプリケーションを開いたら、リストの中から言語を選択。


5. パソコンでは、ViaTalkドライバーをインストールするために中国語か英語を選択する必要がある。そのあとは、通常のインストール手順に従い、デスクトップ上にViaTalkアイコンが表示されたらインストールが完了する。


6. パソコンでViaTalkアプリケーションを開き、音声を自動的にテキスト変換するDictationを選択。それから、メモファイルを開く(英語から日本語への言語の翻訳の選択もできる)。


7. 音声アイコンをタップし、マイクに向かって話しかける。スマートフォンでは、音声認識を検証するためにインターネットに接続する必要があり、試したところ、3Gや4G LTEではなくWi-Fiでテストした方が結果が良かったので、WiFi環境で確認することをお勧めしたい。


スマートフォンアプリで認識した音声が、パソコンのメモ上に表示される。

◆仕様
  • 重量:約30グラム
  • サイズ: 56 x 27 x 12 mm
  • 長さ60cmの3.5 mmステレオミニプラグ

◆内容物
  • オーディオシグナルトランスミッションUSBケーブル
  • ラペルマイク
  • マニュアル&登録カード


《PenPower WordPenScan BT Portable Scan & Translator (Android/Mac/PC用)について 》

WordPenScan BT Portable Scan & Translator は、ワイヤレスポータブルスキャナーと翻訳機能搭載で、Bluetooth経由でWindows/Mac、タブレット、Androidスマートフォンにデータを変換できるデバイスだ。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語、日本語など200言語を読み取るスキャン機能が搭載されており、データをOfficeやメールといったアプリケーションに変換し、変換した文字を編集することが可能だ。


◆システム要件
  • Windows - Windows 8/7/vista XP SP3、USBポート/Bluetoothモジュール
  • Mac - Intelプロセッサを搭載したMacintosh、Mac OS X 10.6以降対応、USBポート/Bluetoothモジュール
  • Androidスマートフォン、タブレット - Android 2.3以降対応、100MB内蔵メモリ、Bluetooth機能

◆仕様
  • サイズ: 130 x 3 x 18.5mm
  • 重量: 35グラム
  • インターフェース: USB 2.0/Bluetooth v2.1
  • 充電式バッテリー内蔵
  • 電圧出力 : 4.72-5.25V (<100mA )
  • スキャンスピード: 15cm/秒
  • フォントサイズ: 5-22pt


《Penpower MyInk(iOS/PC用)について》

MyInkは、紙に手書きした文字をBluetooth経由でiPad、iPhone、iPod TouchまたはUSB経由でパソコンへデータ化する機能を搭載したデジタルペンだ。MyInkソフトウェアにより、手書き文字を認識してソーシャルメディア、Officeドキュメント、ミーティングで共有することも可能だ。


◆仕様
  • デジタルペン: サイズ: 145.5 x 12 mm / 重量: 17.7グラム
  • レシーバー: サイズ: 74.0 x 27.68 x 11.3 mm
  • 電池: リチウムポリマー充電式電池内蔵
  • 手書き範囲: A4
  • ストレージ: 約100ページA4
  • システム要件: モバイル: iOS 5以降/ PC: Windows 8.1/8/7
  • Bluetoothバージョン: v1.3 / Bluetooth帯域幅: 1 m

◆内容物
  • レシーバー、デジタルペン、CD、USBケーブル、ストレージバッグ、クイックガイド、保証書、ペン先x2


《Penpower Worldcard Link Pro について》

WorldCard Link Proは、iPhoneでも名刺管理のできる名刺管理デバイス。iPhoneをリーダーに接続し、名刺をドックに置くだけでデータの保存が可能。名刺イメージを自動でスキャンし、そのデータをテキストに変換。名刺マネージメントソフトウェアで、すべての連絡先を管理し、iCloud、Dropbox、Gmailの連絡先に保存することが可能。日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など様々な言語をサポート。1分間で約20の名刺をデジタル化することができ、今まで手動で名刺を管理していた人にとっては、時間短縮となり非常に助かるデバイスだ。


◆仕様
  • サイズ: 148mm x 74mm x 24mm
  • 重量: 90 g
  • 素材: ABS樹脂
  • 対応機種: モバイル: Apple iPhone 4 / 4S / PC: Windows 8 / 7 / Vista / XP SP3

◆内容物
  • WorldCard Link PCソフトウェアCD、WorldCard Linkアプリ (アクティベーションカード)、WorldCard Link ドック、クイックガイド、保証書


【各製品の紹介ページ】
PenPower ViaTalk
WordPenScan BT Portable Scan & Translator
MyInk
WorldCard LinkPro


記事執筆者プロフィール
EXPANSYS
ウェブサイト、Twitter:@EXPANSYSJapan
Facebook:EXPANSYS Japan

EXPANSYSは、1998年に創業。SIMフリーのスマートフォン/タブレット、アクセサリを販売するオンラインショッピングサイトを運営する世界的なリーディングカンパニーです。現在では120を越える国々へ商品の発送を行っています。(50か国/地域のサイトで販売を行っており、12のパートナー会社で200を越えるサイト運営をしています。その数は今も尚増え続けています。)本社はイギリスで、EXPANSYS PLCは、ロンドン市場(AIM)に上場しています。コラムは香港よりEXPANSYS Japanの日本人スタッフがお届けしています!

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