日本通信は10日12時よりモバイル通信サービス「日本通信SIM」で新プランを導入する。この料金プランは、「ドコモへの対抗プラン」と謳われていて、月々のデータ通信量が20GB(※NTTドコモの新プラン「ahamo」の提供開始までは16GB。以後は20GBに引き上げ)で、音声通話は国内通話70分が追加課金なく利用できて、月額1,980円となっている。
ドコモのahamoの詳細はこちらの記事を参照して頂くとして、月額2,980円で月間20GB、国内通話1回5分間までは無料といった内容だ。非常に大きなインパクトを与えるプランだけに、他社がどのように対抗してくるのか注目だったが、格安SIM/スマホサービスの草分けである日本通信は早くも応じてきた。
しかも料金を1,000円低い1,980円に設定にしている。
ahamoとの大きな違いはこの1,000円の差と、国内通話の無料通話の内容が若干違うという点、そして回線速度となるだろう。
日本通信に限らず、格安SIM/スマホサービスはドコモやau、ソフトバンクの通信インフラを借り受けてサービスを展開している関係もあり、インフラ提供元である本家サービスと比べて通信速度が劣る、この回線が細い点が弱点の一つだ。一方で、その分安い。それが格安SIM/スマホサービスの最大の特徴だ。
とはいえ、混雑時でもなければ格安SIM/スマホサービスでもそれなりに速度は出るので、動画視聴のヘビーユーザーでもない限り、意外とストレスなく利用できる。
もし通信速度に不満があれば、解約金不要でいつでも解約できるので、その点も安心だ。新プランは音声通話対応サービスながら最低利用期間の設定がないので、解約金もない。
しかし、同じ番号を継続して他社で使用したい場合、すなわちMNP転出をする場合には、MNP転出手数料が3,000円掛かる。
また、初期費用として手数料が3,000円掛かるので、その点にも注意して欲しい。しかし、かなり気軽に加入できるとは思う。
なお、日本通信は「日本通信SIM」のほかに「b-mobile」ブランドの格安SIM/スマホサービスも展開している。「日本通信SIM」はb-mobileの兄弟ブランドとして立ち上がったサービスだ。そしてb-mobileには1GBで990円からの「ジャストフィットSIM」など、より安価なプランもあるので、それこそほとんどデータ通信をしないとか、しても2GB程度というのであれば、ジャストフィットSIMも悪くない選択肢となると思う。
【情報元、参考リンク】
・日本通信SIM公式サイト
・b-mobile公式サイト
・日本通信/プレスリリース(PDF)
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