GAPSISをご覧の皆さん。「せう」です。こんにちは。「あけましておめでとうございます」と言ってもう半月ですよ。月日の流れとはかくも早いものなのですね。

だから私は、ソフトバンクのXperia

それはさておき、実は先月、ソフトバンクの「Xperia Z5」(501SO)をiPhone 6からの機種変更で購入しました。ソフトバンクのAndroidを本格的に使ったことがなかったことと、「あること」を試してみたかったことが大きな動機です。決して、編集長がZ5を買ったから、というミーハーな理由ではありません(

試してみたかった「あること」は、ソフトバンクのAndroidスマホ・タブレットのテザリング(他端末とのネット接続共有)です。実は、他キャリアとは仕様が異なるのです。今回のスマホ講座では、ソフトバンクのAndroidスマホ・タブレットの悩みの種となりうるテザリングまわりの「違い」を見ていきましょう。


■ソフトバンクのAndroid端末の設定画面には「テザリング」がない!

ソフトバンクのAndroid端末の設定画面を開いたら、「無線とネットワーク」の設定項目を見てみてください。すると、他キャリア(あるいはSIMロックフリー)のAndroid端末には存在するテザリング関連の項目が一切ないことに気が付くはずです。ソフトバンクのAndroid端末では、端末設定からテザリング設定ができないようになっているのです……。

設定内に見当たらない「テザリング」や「ポータブルホットスポット」の表記
(*クリックして拡大)

通知パネルの各種スイッチ(Xperia Z5なら「クイック設定ツール」)にも、違いがあります。こちらにもテザリング関連のスイッチが用意されていないのです。

通知パネルのスイッチにも「テザリング」「ポータブルホットスポット」なし

これらは、Xperia Z5だから、ということではなく、「Nexus 6P」を除くソフトバンクのAndroid端末で共通仕様です。


■テザリングをしたいときは「テザリング」アプリを使う

じゃあどうすればいいのか、というと、独自の「テザリング」アプリを使う必要があります。

テザリングするには独自アプリが必要

起動すると、認証が行われます。ソフトバンクでは、テザリング機能を有償オプション(月額500円、一定条件を満たす場合は無料)として提供しているためです。テザリングオプションの契約が確認できると初めてテザリングの設定画面にアクセスできるようになっているのです。設定画面に一切テザリング関連の項目がないのも納得です。

▼ソフトバンクの「テザリング」アプリの挙動



■テザリングをコントロールするアプリは使えない

独自アプリを介さないとテザリングメニューにアクセスできない仕様は、別の問題を起こします。

1つは、テザリング関連のアプリがブロックされることです。自分は、ホーム画面からすぐテザリングメニューにアクセスできるようにするために「Tethering Shortcut」というアプリを愛用しています。しかし、このアプリを含めて、テザリングをハンドリングできるアプリはテザリング機能にアクセスしようとするとブロックされてしまい使えません。

▼テザリング関連のアプリが使えない


とりあえず、ソフトバンクのXperia Z5では、代替措置としてテザリングアプリをホーム画面に置いておくことにしました。また、プリインストールの「Pocket WiFi」ウィジェットを使うとWi-FiテザリングについてはすぐにON/OFFを切り替えられます。

とりあえずテザリングアプリを置いて代替


■SIMロック解除後の他キャリアSIMでのテザリングは……?

この独自仕様で懸念されるのが、SIMロック解除後にソフトバンクのAndroid端末で他キャリアのSIMカードを使うと一切テザリングできないという懸念です。ドコモやauの場合、SIMロック解除後に他キャリアのSIMカードを挿してもテザリングできる機種があります(※)。しかし、ソフトバンクのAndroid端末ではアプリで認証してからテザリング機能にアクセスできるようにしているため、SIMロックを解除しても、他キャリアのSIMカードではテザリングできない可能性があるのです。

※ ドコモの場合、ドコモ以外のオペレーターが発行したSIMカードが必要です。

テザリングオプションがソフトバンクと同じく原則有料・条件次第で無料なauでは、他社SIMカードでもテザリングができますし、テザリングをハンドリングするアプリを使うこともできます。ソフトバンクも、独自アプリを使うテザリングを改めないと、後々いろいろ大変なことになるんじゃないかな、と思います。Nexus 6Pでは通常のAndroidテザリングに対応できているのですから……。

ということで、ソフトバンクのAndroid端末をご購入の際は十分気を付けましょう。


記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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