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ドコモ、愛犬向けサービス「ペットフィット」を提供へ。専用タグをつけたペットの様子や居場所を確認できる

NTTドコモ(以下、ドコモ)は13日、国内初となる愛犬向けのサービス「ペットフィット」を発表した。3月より提供開始となる予定で、サービス提供にあわせて専用端末となる「ペットフィットタグ 01」(以下、タグ)と、このタグと連携して利用する「ペットフィットステーション 01」(以下、ステーション)が開発された。

ペットフィットタグ 01とペットフィットステーション 01

ペットフィットでは、愛犬にタグを装着することで、愛犬の様子や周辺温度を計測し、各種データをクラウド上へ送信・蓄積する。これらのデータはスマートフォンやパソコンなどの端末からいつでも確認することができる。

さらに、タグとステーションはBluetooth接続しておくため、万一接続が一定時間切れた場合には愛犬が迷子になったと判断し、指定したメールアドレスへ通知するとともに、タグに内蔵されたGPS機能を活かし、愛犬の居場所を確認することも可能となっている。



データの送信、居場所確認などのため、タグには3G通信機能、温度等を計測するための各種センサー、GPS、Bluetoothといった機能が内蔵されている。

タグの大きさは約32×50×17.3mmで、重さは約29g。生後7か月以上、体重1kg以上の犬を対象としている。バッテリーを内蔵し、連続で190時間の使用が可能だが、タグとステーション間のBluetooth接続が切れ、GPS測位をし続けた状態では約10時間となるので迷子のときにはバッテリー残量への注意も必要だ。バッテリー容量自体は400mAh。

もちろんタグは防水仕様(IPX4相当)なので、小雨の中での使用などは問題ない。

愛犬の様子は、具体的には寝ている、休んでいる、歩いている、走っている、といった状態のほか、前述の通り温度も確認できるほか、カロリー収支、歩数、睡眠時間などを記録・管理できる。また、愛犬の各種データをもとにした獣医師監修によるコメントや「ふれあいプログラム」などの健康管理サービスも利用可能となっている。



健康関連データの取得時のイメージ

迷子検知時のイメージ

このサービスの利用料金は、一般的な携帯電話の契約とは異なる形で設定されているので注意が必要だ。

ペットフィットの利用にはタグとステーションが必要となるが、タグには3G通信機能が内蔵され、測定データがクラウド上にアップロードされる。そのため、通信が都度発生することになるが、このサービスは前払い式で料金を支払うことになる。

通信料、付加機能含めた料金をあらかじめ前払いすることで、75MBの通信料を消費するまで、もしくは最大で365日間利用することができる。75MBを超過、もしくは365日を超えた場合は、30日間の更新猶予期間が与えられ、その間に更新手続きをすることで継続利用できる。30日間を超えても手続きをしなかった場合は自動解約となる。

初回契約時の料金は25,900円で、この額の内訳は事務手数料2,000円、端末代金16,400円、タグの通信料5,100円、付加機能使用料2,400円。そして、75MB超過時もしくは365日を超えたときに行う契約更新時には更新料金が7,500円発生する。

データ通信量がどうしても気になるが、クラウドへのデータ送信間隔は10分から24時間の範囲で設定可能なので、頻繁な確認が必要ないのであれば、ある程度の間隔を取ってしまってよさそうだ。

また、データ確認などに使用できる端末はAndroid 2.3.3以降のスマートフォン/タブレット、iOS 6.0.0以降のiPhone/iPad等、もしくはWindows 7以降のPC、Mac OS 10.7以降となる。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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