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Google、避難所名簿の共有サービスを提供開始。写真に撮ってPicasaで公開、Person Finderと連携

名簿データの送り先メールアドレスのQRコード。
tohoku.anpi.google@picasaweb.com
グーグルは14日、東日本大震災の被害に遭われた方の安否確認のための新たなサービスを運営開始したことを発表した。同社は震災発生後、氏名ベースの安否確認ツール「Google Person Finder」の提供を開始し、14日19時45分頃までに約149,400件の記録が登録されている。このサービスだけでも十分役に立つものだが、新たに提供されるものも安否確認のサポート役として期待できる。

新たなサービスは、避難所の名簿共有を手軽に行うためのもの。避難所の名簿を写真にとって、メールで送付するだけで、その情報を公開・共有することができる。

情報を公開するためには、まずは避難所の名簿を写真に撮る。手持ちの携帯電話にGPS機能が付いている場合には、位置情報を添付することで、Picasa上で地図と一緒に表示させることも可能。この写真をメールに添付して「tohoku.anpi.google@picasaweb.com」宛に送付する。件名は「避難所名」と記す。自動的にPicasa Web Albumにアップロードされ、一般公開される。画像は複数を同時に送付してもいい。

また、送付された画像はPicasa Web Albumで確認できる。URLは下記。
goo.gl/ganbare

なお、アップロードされた名簿の情報はGoogle Person Finderに入力され、検索可能な状態にされる場合もある。実際、同社はこの情報入力作業にも取り組んでいることを明かしている。

非常に手軽な共有サービス・方法だが、グーグルは名簿の公開に際しては、避難所の管理責任者の承諾を得るように注意している。名簿の写真が送信された場合、グーグルは必要な承諾が得られたものとみなす、としている。

最後に、同社は同日19時10分、追加情報を発表しているのでそれを紹介したい。手元にデジタルデータとして名簿を持っている場合は、「ganbare@google.com」までファイルを添付して送付してほしい、とのことだ。FAXの場合は送付先電話番号は「03-4333-0706」。このデジタルデータはGoogle Person Finderに登録される。

【情報元、参考リンク】
Google Japan Blog/被災地の皆さまへ、避難所名簿共有サービス開始のお知らせ

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