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KDDI、au Androidスマートフォン「IS05」のCPUスペック引き上げを検討中。800MHzから1GHzへ

KDDIは9日、東京大学で開催されたAndroidに関する国内最大のイベント「Android Bazaar and Conference 2011 Winter」においてカンファレンスを行い、同社の今後のAndroidスマートフォン及び関連サービスなどについての予定の一端を明らかにした。

その中で端末に関する興味深い話題があったのでお伝えしたい。シャープ製の端末「IS05」についてのものだ。IS05はKDDIが今春発売する予定のスマートフォンで、Android 2.2を搭載しつつIS03よりも若干小さなディスプレイを持つカジュアル端末として大きな期待を持たれている。

しかし、出荷時のOSバージョンこそIS03がAndroid 2.1である事に対してIS05はAndroid 2.2という魅力を持ちながら、ハードウェアのスペックはやや劣る構成が予定されていた。特にCPUが異なる点は動作速度に与える影響もあることから、端末選択の上で気にしている方も多いかと思う。IS03はQualcomm Snapdragon 1GHz駆動のCPUを搭載、IS05は当初は同800MHzのCPUが採用される予定だった。

ところが、9日に行われたKDDIのサービス・プロダクト企画本部 プロダクト企画部 課長、上月勝博氏によるセッションの中で注目すべき話が浮上した。

上月氏はIS05のCPUスペックの再考をしていることを明かした。当初は800MHzのCPUでリリースする計画だったが、現在は1GHzのCPUにアップグレードできるかどうか検討中だという。ただし、筐体などは変わらないこともあり、CPU変更による熱の影響など様々な点を調査中とのことだ。最終的に評価の結果、変更しても問題が生じないことが確認された場合は1GHzのCPUを搭載した端末として発売される可能性があるという。

実現した場合にはIS05の購入を検討している方にとっては嬉しい話になるはずだ。

なお、IS05はシャープ製の3.4インチのNewモバイルASV液晶を搭載したAndroidスマートフォン。IS03よりも若干小さいディスプレイになり、解像度もやや低い。それでも854×480の解像度は各社の現行ハイスペック端末と同等クラスだ。さらに前述したようにOSはAndroid 2.2を採用。今春の発売、そして朗報を期待して待ちたい。

また、仮に変更があった場合にはバッテリーの持ちなどの情報も確認したいところだ。


UPDATE
CPUはQualcomm MSM7630から同MSM8655へ変更になる予定。

【情報元、参考リンク】
KDDI/au IS05製品紹介ページ
Android Bazaar and Conference 2011 Winter

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