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HTC、2011年は4G対応スマートフォンの1,000万台出荷を目指す。2010年はHTC EVO 4Gを300万台出荷

HTC Thunderbolt
台湾HTCが4G対応スマートフォンの生産及び出荷を増やす意向であることが明らかになっている。Boy Genius Reportが10日、DigiTimesからの情報として伝えている。DigiTimesはHTCが今年、1,000万台の4G対応スマートフォンを出荷するようだと報じている。

この数字は昨年比でみると3倍程度に相当する。昨年は米通信事業者Sprint Nextel向けに「HTC EVO 4G」を300万台出荷している。また、米通信事業者T-Mobile向けに「myTouch 4G」を50万台出荷した。「4G」表記に従えば、昨年は約350万台を出荷した計算になる。

ただし、myTouch 4Gが対応している回線はHSPA+であり、ベースは3G。そこで今回取り上げている2011年の1,000万台という数字にはHSPA+端末は含まれていない。この数字に含まれるのはLTEとWiMAX対応端末になる。

HTCは6日から米ラスベガスで開催された家電見本市「CES 2011」でいくつかの4G対応機種を発表している。

例えば米Verizon WirelessのLTE対応モデルである「HTC Thunderbolt」、Sprint NextelのWiMAX対応モデル「HTC EVO Shift 4G」だ。AT&T向けの「Inspire 4G」はHSPA+なので、今回の1,000万台カウントには含まれない。

各通信事業者は揃って「4G」という言葉を使っているものの、通信規格はそれぞれ異なる。そのため、全てを同じものと捉えることはできない。この辺り、すでに混乱を招いてしまっている状況だ。

ともかく4G対応機種だけで1,000万台出荷を目指すという目標は注目すべきものだろう。

【情報元、参考リンク】
Boy Genius Report/HTC to ship 10 million 4G smartphones in 2011

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