【せう先生のスマホ講座】第55回:Androidスマホで増加傾向!「USB Type-C」ってナニモノ?

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GAPSISをご覧の皆様、「せう」です。こんにちは。曜日のタイミングで約3週間ぶりのスマホ講座です。3週間の間に、各キャリアの2016年冬モデルがぼちぼち出始めました。

自分はすでに「SH-01J」(AndroidベースのVoLTEケータイ)と、「Xperia XZ SO-01J」の2台を買ってしまいました……。まあ、他の使っていないスマホを売却する前提なので、実際の出費は少なくなりそうですが(

<▲図:Xperia XZ SO-01JのUSB Type-C端子>

ところで、これらの機種のうち、SO-01J(と、手持ちでは「Nexus 5X」)は、「USB Type-C」という新しいタイプのUSB端子を搭載しています。今回のコラムでは、この端子の特徴をご紹介したいと思います。

■特徴1:端子形状に「向き」なし

<▲図:上下対称なので、向きなく挿し込める!!>

USB Type-C端子は、USB(Universal Serial Bus) 3.1の規格策定にあたって新たに追加された「形状規格」(ここポイント)です。

従来のUSB端子の形状規格「Type A」「Type B」では端子に向きがあり、特にType Bを極限まで小型化した「Type Micro B」では、小さすぎるせいか端子の上下を間違えて無理やり挿し込んだ結果、端子が破損するという「事故」がよく起こっていたと思います。

それに対して、Type-Cには端子の向きがありません。要するに、「どっちが上(下)だっけ……?」と迷わず挿し込めるのです。端子の向きに起因する端子破損を心配する必要がなくなります。

なお、先述のようにUSB Type-Cは「形状規格」であって、「USB Type-C=USB 3.1対応」というわけではありません。USB 3.1対応でも、従来通りホスト(使う側)にはType A、クライアント(使われる側)にはType Bの端子を使うことはあります。

また、USB 2.0規格の機器でも、USB Type-C端子を搭載することができます(スマホのUSB Type-C端子は大抵USB 2.0準拠です)。なので、通常は以下のように呼び分けをしています。

・USB 2.0規格のUSB Type-C機器 → USB 2.0 Type-C
・USB 3.1規格のUSB Type-C機器 → USB 3.1 Type-C


■特徴2:端子形状に「親子」なし。機器の「親子」関係も入れ替えOK

<▲図:PC/MacでもType-C端子搭載の波が
(写真は編集長が買うであろうMacBook Pro)>

従来のUSB Type A端子はホスト、Type B端子はクライアントという明確な役割分担がありました。もっとも、USB 2.0規格策定時に「USB On-The-Go(USB OTG)」というType B端子でホスト・クライアント両方を兼ねるための規格が追加されていて、多くのAndroid端末で採用されてきたのですが(

しかし、Type-C端子は最初から機器の親子関係がない、ホスト・クライアント共通の端子として定義されています。ケーブルの両端がType-Cコネクターである場合はどっちにどっちを挿すか考える必要はありません。先述の通り、端子の向きも気にする必要がありません。

また、その特性を生かして、機器のホスト・クライアント関係のスワップ(入れ替え)も可能です。


■特徴3:USB信号以外の信号を流せる

<▲図:USB 3.1 Type-Cであれば、USB信号以外もやりとりできる!!
USB Implementers Forum資料より)>

先述のように、スマホのUSB端子はUSB OTGによってホスト・クライアントの両方になれることがあります。それだけではなく、「MHL(Mobile High-definition Link)」という規格で映像出力までできるものもあります。ただし、USBとMHLは全く無関係の規格で、両方の信号を同時に入出力することは想定していません。

USB Type-C規格では、最初からUSB規格以外の信号を同時に流すことを想定したオプション「Alternate mode(Alt mode)」を用意しています。この規格では、USB 3.1 Type-Cで使われる信号線に別規格の信号を流すことができます。現在のところ、Alt modeでは以下の信号を流せます。

・DisplayPort(Ver.1.3以降で対応)
・MHL(Ver.1~3に対応)
・HDMI(Ver.1.4bまで対応)
・Thunderbolt(Ver.3)

Alt modeの利用には機器側の対応は必須ですが、USB 3.1 Type-CケーブルもAlt mode対応品である必要があります。

このように、USB Type-C端子は、いろいろと便利な未来をもたらしてくれます。実は、スマホやPCの電源供給(充電)面でも恩恵をもたらしうる面があるのですが、それは次回のスマホ講座で。


記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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