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【せう先生のスマホ講座】第47回:Android 6.0にしたら通知バーに出てきた「車両進入禁止」マークは一体ナニモノ?

GAPSISをご覧の皆様、「せう」です。こんにちは。7月ですよ、7月。次回のスマホ講座は、ちょうど筆者の18歳の誕生日に掲載予定なのです。きっと、編集長から誕生日プレゼントがあると信じている今日この頃です。

<▲図:Android 6.0にしたら何か「車両進入禁止」マークが……。
(左は「arrows NX F-02H」、右は「Xperia Z5(ソフトバンク)」のもの)>

第45回のスマホ講座で、Android 6.0の主な新機能について取り上げましたが、実はそこで取り上げなかった新機能もあります。それが、上の「車両進入禁止」みたいなマークです。Android 6.0にOSバージョンアップするとどの端末でもこのマークを出せるようになります。一体これは何なのでしょう……?

■Android 6.0は通知・アラームを細かく設定できる「Do not disturb」を搭載

Android 6.0には「Do not disturb」というアラーム設定が新たに設けられました。「起こすな」という名の通り、通知やアラームをカットする設定をOSレベルで簡単にできるようになったのです。下の画像からも分かる通り、日本語表示だと「通知を非表示」「通知の鳴動OFF」「通知をミュート」とメーカーによって日本語訳が微妙に異なっています……。また、サムスン電子のGalaxyシリーズのように、OS標準とは異なるUIを用意している場合もあります(機能は同じです)。一方、F-02Hの場合はメーカーカスタマイズで搭載されているフィーチャーフォン風マナーモードとの両立はできません。

<▲図:「Do not disturb」機能は、日本語表示だとメーカーによって訳が違います……
(左はF-02H、右はXperia Z5)>

<▲図:若干UIが異なるものの、Android 6.0のGalaxyにも搭載
(画像はGalaxy S7 edge SC-02H)>

このような日本語訳の差やUIカスタマイズは、「Be together. Not the same. (みんな違うから、世界は楽しい)」というAndroidの世界観を象徴するものですが、これが良くもあり悪くもあり……。Androidの解説記事を書く身にもなってくれよ、って思ったりもします(書き手としての本音をたまにはw)。

脱線しそうになりましたが、Do not disturbには以下の3つの設定が用意されています。
  • Silent(サイレント):通知だけではなく、全ての音声出力とバイブレーションがカットされます(※1)。
  • Alarms only(アラームのみ):通知・通知音とバイブレーションをカットします。アラーム、音楽、動画、ゲームの音声は流れます。
  • Priority only(優先する通知のみ):ユーザーが優先指定した通知・通知音とバイブレーションが作動します(※2)。アラーム、音楽、動画、ゲームの音声は流れます。


(※1)緊急速報メール(エリアメール)の警報音の扱いはメーカー・機種によって異なります。筆者の手持ちの機種ではこんな感じのようです。
・F-02H:エリアメールアプリの設定に従う
・Xperia Z5(ソフトバンク):警報音はオフ、バイブレーションは緊急速報メールアプリの設定に従う
・SC-02H:エリアメールアプリの設定に関わらず、サイレント設定を「No exception(例外なし)」にすると鳴らない

(※2)設定できるのは以下の項目です。
・アラーム(一部機種のみ)
・リマインダー
・予定
・メッセージ(「全員」「連絡先のみ」「スター付きの連絡先のみ」から選択可能)
・通話(「全員」「連絡先のみ」「スター付きの連絡先のみ」から選択可能)
・同一発信者からの再発信(15分以内の再着信時に着信音を鳴らす)


Do not disturbは、手動ON/OFF、タイマーOFFのほか、スケジュールON/OFFも可能です。例えば、「平日は寝ている時間帯だけオン、週末は常にオフ」といった使い方もできます。

<▲図:Do not disturbはスケジュール起動も可能>

Do not disturbのON/OFFの切り替えは、通知パネルスイッチから行います。「Xperia Z5(ソフトバンク)」の場合、OSバージョンアップ後、スイッチの追加(入れ替え)をしないと出てこない場合もあるので注意しましょう。ここからONにすると、通常はDo not disturbの設定画面になります。Galaxyの場合は、ONにした後に通知をタップすると設定が可能です。

<▲図:基本的には通知パネルスイッチでON/OFF>

ということで、通知を完全カットしたい時にぜひご活用ください!


記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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