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【取材レポート】UQ mobile発表会。WiMAXで培ったノウハウでモバイルのナンバーワンを目指す!

UQコミュニケーションズは6月23日、au回線を使った低価格のモバイル通信サービス「UQ mobile」に関する発表会を開催し、UQ mobileが目指すモバイルサービスについての説明を行った。本記事ではその取材レポートをお届けしたい。

<▲図:UQコミュニケーションズ 代表取締役社長の野坂章雄氏>

登壇したUQコミュニケーションズ 代表取締役社長の野坂章雄氏は、年内に実現可能とするWiMAX 2+による下り最大440Mbps(「4×4 MIMO」 と「キャリアアグリゲーション」)で「業界最高速に返り咲きたい。データ通信といえばUQだとリマインドさせたい」と述べた。

<▲図:WiMAX 2+では4×4 MIMOとキャリアアグリゲーションを合わせて下り最大440Mbpsを年内に実現する予定>

さらに、販売面では店頭イベントなどの企画力やセット販売によって店舗からも好評であり、これを「UQの量販営業に関わるスタッフ力」という強みだとアピールした。

以前はWiMAX/WiMAX 2+のみだった同社だが、現在はUQ mobileも扱っている。そのUQ mobielについては、「WiMAXの全ノウハウをスマホに注入して、モバイル・スマホでのナンバーワンを目指したい」と、競合ひしめくMVNO市場でトップを目指す構えだ。

昨今のキャリア販売に関しては、「携帯キャリアにも1GBの料金プランができたが4,980円ということもあり、量販店の店頭でもちょっと前のようなブームが去っている。フリーテル、ASUS、ファーウェイなどが前面になっているということで量販店も様変わりしている」と述べ、「格安スマホ/SIMは、使っていて恥ずかしくないか、安心して使えるかなどの問題があるのではないか」と指摘した。

UQ mobileの目指すものは「我々も同じMVNOに属するわけですが、UQのDNA・経験・ブランドを使って、価格と価値がバランスしたスマホを世の中に実現していきたい」とした。

<▲図:価格と価値のバランスが取れた「第3極」を目指す>

UQ mobileの料金プランでは、端末代込みの「ぴったりプラン」を月額2,980円で提供し、特に女性に好評だという。

そして、今年4月からはデータ容量が通常の月間1GBから倍の2GBとなる「データ増量キャンペーン」を行っている。月間3GBのデータ容量を使える「たっぷりプラン」も同様にキャンペーンによって倍の6GBに増量されている。

<▲図:1GBのデータ容量で月額2,980円のぴったりプランが好評>

7月1日からは、「ぴったりプラン」についてくる無料通話が倍になるキャンペーンもスタートしている。7月1日以降、新規およびMNP(au以外から)契約をすると、「ぴったりプラン」の場合、通常は最大30分間の無料通話が最大60分間になる。「たっぷりプラン」なら無料通話は最大120分間に拡大する。

<▲図:イチキュッパ割もスタートする>

さらに、同じく7月1日から同条件による契約において、月額基本料を1年間1,000円割引くキャンペーンが行われる。「ぴったりプラン」は1,980円となることもあり、「イチキュッパ割」と呼んでいる。「たっぷりプラン」も同様に1,000円割引となり月額2,980円から利用可能だ。

<▲図:スマホのデータ通信速度を体感できる「Try UQ mobile」も開始>

データ通信に自信をもつ同社は、SIMカード及び端末とSIMカードのセットを貸し出すトライアルサービス「Try UQ mobile」も7月1日よりスタート。データ通信の速さ・安心感を体感して貰い、UQ mobileへの移行を促進するのが狙いだ。無料でUQ mobileの通信速度や端末を試すことができるので、速度などを確認したい場合には利用してみよう。

ちなみに、「ぴったりプラン」のデータ容量は月間1GB(キャンペーン適用時には2GB)と、決して多いわけではない。

そこで、データ通信速度の上限をユーザーが任意に300kbpsに制限する「節約モード」サービスも開始している。節約モード中はデータ容量がカウントされないので、無制限にデータ通信ができる。ただ、動画視聴ができるほどの通信速度ではないため、主にSNS用途などを推奨している。

<▲図:節約モードなら「データ消費ゼロ」>

サービスの施策についての発表に続き、新端末「DIGNO L」(京セラ製)の発売も発表された。

DIGNO Lは、auが2015年に発売した「DIGNO rafre KYV36」のUQ mobile仕様版。展示機の端末情報に記載されているモデル番号、および側面のプリントで「KYV36」の文字があり、同じ端末であることがわかる。

<▲図:DIGNO Lの前面>

<▲図:DIGNO Lの背面>

このDIGNO Lの特徴は、ハンドソープで洗うことが可能な防水性能と防塵、さらに耐衝撃性能(米国防総省の調達基準「MIL-STD-810G Method 516.7:Shock-ProcedureIV」に準拠する試験をクリア)と、安心の耐久性を持つスマホだ。

主なスペックとして、ディスプレイは約5.0インチ HD(720×1280ドット)TFT液晶、CPUは1.2GHz クアッドコア Qualcomm MSM8916、Android 5.1、2GBメモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ(ROM)、microSDHC 128GB対応、メインカメラ 約1300万画素・サブカメラ 約200万画素、ネットワークは下り最大速度150Mbps対応、Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n準拠、Bluetooth 4.1対応など。

<▲図:DIGNO Lの側面>

右側面(写真上段・上)には電源キーとボリュームキー、TVアンテナ、左側面(写真上段・下)には「KYV36」のプリントがある。上面(写真下段・上)にはSIM・microSDカードスロット、microUSB、イヤフォン端子、下面(写真下段・下)にはストラップホールがある。

DIGNO Lも新規及びau以外からのMNP契約なら、「ぴったりプラン」の月額1,980円で端末代実質0円のすべてコミコミで利用可能。

DIGNO LはauでDIGNO rafre KYV36を持つよりも月々の支払を安くすることができる。従来の「格安スマホ」にはない特徴をもつスマホが、安心の回線と安い料金で持てることがUQ mobileの強みと言える。

(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
UQ mobile

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