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ソニー、Google TVプラットフォームを採用した「Sony Internet TV」を今秋米国で発売


米Googleが20日に同社のイベント「Google I/O」で発表した、ウェブと融合したテレビプラットフォーム、「Google TV」を採用した世界初の商品がソニーからリリースされる。

ソニーは20日、「Google TV」プラットフォームを採用した新製品「Sony Internet TV」を米国で今秋発売すると発表した。また、ブルーレイディスクドライブを組み込んだセットトップボックス型の端末もリリースする。

Sony Internet TVはGoogleのAndroid OSが搭載され、IntelのAtomプロセッサを内蔵する。Android搭載端末としてウェブを快適に利用することができ、Android向けアプリ、ウェブアプリを楽しむこともできる。また、Android搭載スマートフォンをWi-Fiを介して接続することでリモコンとして利用することも可能。

Googleの検索機能が全面的に導入されたGoogle TVプラットフォームでは番組、ウェブ、録画ビデオなど全てを横断した検索をスムースに行うことができる。ウェブ上の動画検索に関してはAmazon、Fox、NetFlixなど、サービス提供会社を横断して行われ、検索結果には利用できるものが全てリストアップされる。視聴者はその中から好きなサービスを選び、動画を視聴することができる。

さらに、2011年初頭からSDKの提供が始まり、2011年夏にはオープンソース化される為、Google TV用の革新的なアプリ、コンテンツが登場する可能性も期待されている。

Sony Internet TVはその第一弾製品として登場する。

以下、ソニーのプレスリリースを紹介(原文ママ)。

ソニー株式会社(以下、ソニー)は、“Google TV”プラットフォームを世界で初めて採用した、“Sony Internet TV”の開発を発表いたしました。このプラットフォームは、本日、米国・サンフランシスコで開催された開発者会議“Google I/O”にてGoogle Inc.(以下、Google)、ソニー、Intel Corporation、Logitechにより、発表されたものです。
ソニーは、これまでに培ってきたAV商品に関する開発から販売に至るノウハウと、Googleの将来的な発展性を持ったオープンなTV向けアンドロイドプラットフォームとを組み合わせて、“Sony Internet TV”の開発を進めています。“Sony Internet TV”は、先ず米国にて、2010年秋をめどにディスプレイ一体型と、ブルーレイディスクドライブを組み込んだセットトップボックス型の2タイプを発売する予定です。

ソニーは新たなビジネスカテゴリーの創出を目指し、これまでの視聴概念を覆す視聴スタイルや、ダウンロードによる拡張性、さらには快適な操作性やマルチタスクを実現する「進化するテレビ」の開発を進めてまいりました。
“Sony Internet TV”は、これらを実現し、インターネットとテレビを融合させることで今までに無い楽しみ方を提供するだけではなく、アプリケーションのダウンロードにより進化し続けるという、新しい時代のテレビです。Googleのオープンプラットフォームを活用することで、お客様に向けてより魅力ある豊富なコンテンツやサービスをタイムリーに提供することが可能になります。

ソニーは、日々、新しいコンテンツやサービスが創出されるインターネットの世界を、テレビでも楽しめる環境を実現するべく、テレビの使い方や概念を変える「進化するテレビ」の開発を進めるとともに、今後もさらにお客様に価値を感じて頂けるような魅力的なテレビを商品化してまいります。

情報元:ソニー株式会社/プレスリリース

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