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【レビュー】「Galaxy Z Fold8」をゲーム、動画、電子書籍などエンタメ用途にフォーカスしてレビュー

2026年7月下旬に発売された最新の折りたたみ型スマートフォン「Galaxy Z Fold8」のレビューをお届けします。特にゲーム、動画配信サービス、ウェブサイト、電子書籍などエンタメ用途に焦点を当てたいと思います。Galaxy Z Fold8のメインディスプレイは長辺側が長いためアスペクト比(縦横比)の関係でゲーム、動画などのエンタメコンテンツを非常に大きいサイズで表示できる、最高のエンタメ機だと思うからです。

<▲写真:「Galaxy Z Fold8」>

実際に、動画配信サービスやゲームの体験は超最高です。これほどまでに感激し、物欲を刺激されたスマホは久しぶりです。

なお、本レビューで扱った実機はメーカーからの貸出品で、約1カ月間試用し、日常的に使った上でのレビューとなります。

下に掲載したのはAmazon.co.jpとSamsungオンラインショップでの商品リンク。




Galaxy Z Fold8のレビュー

Galaxy Z Fold8の概要

Galaxy Z Foldシリーズは第8世代となる今回の製品からメインディスプレイ(内側のディスプレイ)のアスペクト比(縦横比)を変えてきました。従来シリーズの無印モデル(Ultraが付かないモデル)の後継機種は「Galaxy Z Fold8 Ultra」となり、今回の無印モデルはシリーズとして初となる4:3です。

<▲写真:左が「Galaxy Z Fold8 Ultra」、右が「Galaxy Z Fold8」>

端末を閉じたときに使うカバーディスプレイ(サブディスプレイ)も10:16と、従来とは異なるアスペクト比です。

<▲写真:「Galaxy Z Fold8」のカバーディスプレイとメインディスプレイのアスペクト比>

メインディスプレイは7.6インチ、2,448 x 1,848ドット、サブディスプレイは5.5インチ、1,248 x 1,972ドットです。最大120Hz対応の有機ELで、文句無しに綺麗です。筆者自身、長く「Galaxy S」シリーズを使っていますが、その理由の一つはディスプレイの美しさにあります。

Galaxy Z Fold8の本体サイズは閉じた状態で約123.9 x 81.9 x 9.7mm、開いた状態では約123.9 x 161.4 x 4.5mm、重さは約201g。軽さも大きな魅力です。実際に手に取ると、数字からは想像できない驚異的な軽さだと体感すると思います。

バッテリー容量は4,800mAh、CPUはQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy、メモリは12GBか16GBで、ストレージは256GB、512GB、1TBのいずれか。筆者が借りたものは12GB/256GBモデルです。

折りたたみスマホですが防塵・防塵対応で、おサイフケータイにも対応しています。

カメラはリアに約5,000万画素の超広角カメラと約5,000万画素の広角カメラ(光学2倍ズーム相当)を搭載し、メインディスプレイのインカメラが約1,000万画素、サブディスプレイのインカメラが約1,000万画素となっています。



Galaxy Z Fold8の外観、デザイン

まずはGalaxy Z Fold8の外観を見ていきましょう。

<▲写真:約4.5mmという驚異的な薄さ>

極限まで薄く、シンプルなフレームも相まって、スタイリッシュで質感高いデザインとなっています。見惚れてしまうほど美しいですね。閉じた状態も限りなくシンプルさを維持しており、ヒンジ部もロゴのみです。

<▲写真:閉じた状態だと厚さは9.7mm>

折りたたみスマホのデザインとしてはゴールに辿り着いていると思います。

右側面にボリュームキーと電源キーがあり、電源キーには指紋認証センサーが搭載されています。指を当てやすいように電源キーはボリュームキーほどは突き出ていません。認証精度も良く、スピーディーで文句無しです。

<▲写真:右側面にはボリュームキー、電源キー。電源キーには指紋認証センサーも搭載>

また、カバーディスプレイには保護フィルムは貼られていません。必要であれば別途購入して自分で貼ればいいでしょう。インカメラはパンチホールタイプです。

<▲写真:カバーディスプレイは約5.5インチ>

スピーカー口はカバーディスプレイ側のボディ(以降は便宜上「フロントボディ」と呼ぶことにします)の上下面に搭載されています。実はGalaxy Z Fold8の唯一の不満点がスピーカーです。詳しくは後述します。SIMカードスロットも上面にあります。Galaxy Z Fold8はnanoSIM+eSIM、もしくはeSIM+eSIMでのデュアル利用が可能となっています。

<▲写真:上面にSIMカードスロット、スピーカー口、マイクなど>

USB Type-C端子はリアボディ側(リアカメラが搭載されている側のボディを「リアボディ」とします)の下面についています。

<▲写真:下面にもスピーカ口、マイク、USB Type-C端子(USB 3.2 Gen 1)>

端子部の長辺側のフレームが極端に細いので強度が気になっていましたが、杞憂でした。実際に使ってみると特に問題なさそうです。とても硬く強固なので普通に使っている分には曲がったり破損することはないでしょう。

リアパネルはマットな質感で、非常に高級感があります。手触りも良く、サラッとしています。

<▲写真:背面パネルは光の反射が鈍いマットな質感で非常に高級感があるデザイン>

リアカメラ部は2段階の凸形状です。このままデスクやテーブルに置くと傾くので、ケースは必須でしょう。

<▲写真:リアのメインカメラ。段差がそれなりにあるのでケースは必須>

Galaxy Z Fold8を開くとメインディスプレイがお目見えします。

<▲写真:メインディスプレイは約7.6インチ>

ベゼル部分にはプラスチックの細いガイドフレームが載っています。これによって、閉じた時にディスプレイ自体は密着せず、ガイドフレーム部のみが合わさるようになっています。また、カバーディスプレイにはこのようなフレームパーツは載っていません。

<▲写真:メインディスプレイ外周部には僅かな段差のフレームパーツが載っているため、閉じた時にディスプレイ同士が接触することはない>

また、中央のヒンジ部の上下には扇状のパーツが突き出ています。当初は邪魔に感じるかと思いましたが、実際に使ってみると、端末を縦に持ったときに指を軽く掛ける場所になり、便利なことに気付きました。

<▲写真:ヒンジ部の上下には扇状の突き出しがある>

デザイン上は余計な突き出しになってしまうため、メーカーとしては将来的にはフラットにしたいと考えているかもしれません。ですが、個人的にはこのままの方が落としにくくて良い気がします。また、メインディスプレイには最初から保護フィルムが貼られています。

メインディスプレイ側のインカメラは右上に配置されています。

<▲写真:メインディスプレイ側のインカメラはパンチホールタイプ>




Galaxy Z Fold8のディスプレイ

2面ある内、最初にカバーディスプレイから見ていきます。

<▲写真:カバーディスプレイ>

カバーディスプレイを使うのは外出中、端末を開く余裕のないときなど、片手で操作する時になると思います。

アスペクト比が10:16と、縦が短いのでウェブサイトやSNSを閲覧するときには少し表示領域が不足する感もあります。ですが、縦を多少伸ばしたとしてもメインディスプレイでの動画等のコンテンツの実表示サイズは変わらず、黒帯部分(デッドスペース)が大きくなるだけです。端末も重くなります。そのため、個人的にはベストサイズだと思うし、何かを妥協するならサブディスプレイの縦の長さだと思います。その分、代わりのメリットが大きいのがGalaxy Z Fold8だと思います。また、実際のところは縦も十分表示できているし、慣れると思います。それでも不足する場合は、サブディスプレイの優先度が結構高いユーザーということになるので、Galaxy Z Fold8 Ultraの方が合っていると思います。

<▲写真:カバーディスプレイで当サイトを表示したところ>

表示品質の高さは言うまでもなくトップクラスで、文句無しです。


次にメインディスプレイですが、最高の一言に尽きます。

<▲写真:メインディスプレイでホーム画面を表示(横向き)>

<▲写真:メインディスプレイでホーム画面を表示(縦向き)>

サイズは7.6インチ、アスペクト比は4:3です。ミニタブレットクラスの大きさです。4:3に適した使い方として真っ先に思い浮かぶのは電子書籍だと思いますが、ゲームと動画視聴にも適しています。

動画を一般的なスマホで視聴する際、アスペクト比の関係で、どこかにデッドスペースの黒帯ができると思います。

<▲写真:「Galaxy S22 Ultra」でYouTube動画を表示したところ。アスペクト比の関係で長辺側に余りが生じるため、左右に黒帯ができる>

上の写真をご覧の通り、縦長の一般的なスマホだと、長辺側が余り、短辺側が不足するので短辺側に黒帯ができます。一方、折りたたみスマホだと他社製品も含めて短辺側はむしろ余っているため、長辺側に黒帯が生じます。下の写真のようにGalaxy Z Fold8だと上下に黒帯ができます。

<▲写真:「Galaxy Z Fold8」でYouTube動画を表示したところ。こちらは短辺側に余りが生じるため上下に黒帯ができる>

Galaxy S22 UltraとGalaxy Z Fold8を並べた写真も見てみましょう。

<▲写真:並べるとディスプレイの長辺側の長さはほぼ同じにも関わらず、実際の動画コンテンツの表示サイズは大きく異なることが分かる>

Galaxy S22 UltraとGalaxy Z Fold8のディスプレイの長辺側のサイズはほぼ同じです。ところが、アスペクト比の関係で、実際の動画コンテンツの表示サイズは大きく異なります。Galaxy Z Fold8の方が圧倒的に大きく表示されます。

前述したように、ミニタブレット並みです。これだけ大きいと、エンタメコンテンツの迫力も増します。

1mmでも大きなサイズで動画を見たい、ゲームをプレイしたいという方にはGalaxy Z Fold8は文句無しでベスト端末だと思います。

実際にゲームやYouTube、Netflix、Hulu、Amazonプライムビデオ、ゲーム、電子書籍コンテンツなどを表示した例も掲載しますので、後述を参照して下さい。

一旦話を進めます。

次は折り目についてです。

中央のヒンジ部の折り目は、普段使っている範囲では基本的に気付かないと思います。

<▲写真:中央の折り目は基本的には気付かないレベル>

しかし、端末を見る角度によって見え方が異なります。横から覗き込むように中央を見たときには若干視認できる状態になります。

<▲写真:横から斜めに見た場合には折り目を視認できる>

<▲写真:さらに近づくと、ヒンジ部の折り目の部分が多少認識できると思う>

横から見ると言っても、多少の角度なら全く気付きません。視認するためにわざわざ低い角度で横から斜めに覗き込んだ場合に、初めて視認できる、というレベルです。また、縦方向に関してはかなり斜めから見ても分かりません。表示領域の外周ラインについてもヒンジ部で歪むこともなく、ストレートに見えます。

<▲写真:折り目は縦方向から見た場合には視認できない>



ではスクロール操作のときに中央のヒンジ部をまたぐように触った場合に凹凸を感じるかというと、それは明確に感じます。

Galaxy Z Fold8ではディスプレイ下部の衝撃吸収層として2層のチタニウムプレートを入れているとのことですが、どうしても多少は凹みを感じます。とはいえ、こればかりは致し方ないと思いますし、使っていると慣れて気にならなくなると思います。また、普段スクロールする際、指の位置は画面下側だと思うので、触る機会もあまりないと思います。

<▲写真:「Flex Titanium」について>

通常使用時には折り目は分かりませんし、表示の歪みもないので、基本的に文句無しに近いと思います。

次にヒンジの動きについて簡単に触れておきます。

約90度以上の角度に開いた状態で静止させておくことはできません。約90度以上になるとヒンジのバネの力で自然と完全に開いてしまいます。120度くらいで止めておくことはできないので注意してください。



動画視聴:YouTube編

それでは実際にエンタメコンテンツにフォーカスを当てていきたいと思います。

まずは動画視聴ですが、テレビやゲームなど一般的な動画コンテンツのアスペクト比は16:9です。1,920 x 1,080のフルHDや3,840 x 2,160の4K解像度は16:9です。

比較しやすいように4:3のアスペクト比を4倍にしておきます。長辺側を16に合わせると、4:3は16:12と同じです。16:9のコンテンツを16:12(4:3)のディスプレイで表示させると短辺側が余ることが分かると思います。

<▲写真:YouTube動画をGalaxy Z Fold8のメインディスプレイで横向き表示したところ>

掲載したYouTube動画の写真を見ると分かるように、上下に横向きの黒帯が表示されます。それぞれ約14mm程度の高さの黒帯です。YouTubeの場合は、タップしてUIを表示させると、下の写真のように上のメニューは上の黒帯部分に、下のメニューは動画の下部に被る形で表示されますが、概ね邪魔にならない良い感じです。

<▲写真:上と同じ動画を、YouTube動画のUIも含めて表示したところ>

同じ動画を6.8インチ、3,080 x 1,440ドット、アスペクト比は約16:7.5のGalaxy S22 Ultraで表示すると下のようになります。

<▲写真:同じ動画をGalaxy S22 Ultraで表示したところ>

Galaxy S22 Ultraも対角6.8インチなので決して小さくないディスプレイですが、動画自体のアスペクト比が16:9なので、短辺側に合わせざるを得なくなり、左右に黒帯が生じます。その結果、動画の表示サイズが全体的に小さくなってしまいます。Galaxy Z Fold8と比べると相当な差があることが分かると思います。

<▲写真:実際に2機種を並べて比較したところ>

この差を実機で体験すると、戻りたくなくなります。Galaxy Z Fold8での動画視聴体験はスマホではなくタブレットだと感じると思います。決定的な差です。

ただ、横向きでコメントを並べて表示する場合は大差ありません。

<▲写真:コメントを表示させたところ(横向き表示のとき)>

コメント欄を表示する場合は、Galaxy S22 Ultraのような一般的スマホでは黒帯部分にコメントを表示できるので、長辺の長さを活かせます。結果、動画自体の表示サイズは似たレベルになります。

しかし、縦に回転させると一変します。再び圧倒的な差です。

<▲写真:コメントを表示させたところ(縦向き表示のとき)>

例えばYouTubeのライブ配信を視聴する機会が多い方は、Galaxy Z Fold8で縦表示させると、かなり満足感の高い視聴体験ができると思います。

なお、将来的にYouTubeアプリの仕様が変わるとそれに応じて変化するので、あくまでも本記事執筆時点のバージョンのアプリでは、という点は踏まえて下さい。

次にYouTubeのショート動画ではどうでしょうか?

一般的スマホでのショート動画は縦持ちでの表示が基本なので、縦表示で比較しましょう。機種によって一般的スマホもアスペクト比は微妙に違うので、あくまでもGalaxy S22 Ultraの場合ですが、UIが動画に被って表示されるため、ごちゃついた印象になります。

<▲写真:YouTubeのショート動画を表示させたところ(縦向き表示)>

ところがGalaxy Z Fold8では「高評価(ハート)」「コメント」「保存」「共有」などのサイドメニューが右の黒帯部に表示され、下部メニューも動画にあまり被りません。

どうも他の方のレビューを見ると、黒帯部分を無駄なスペースと捉える方が多いようですが、私はショート動画に関して言えば、むしろスッキリ見やすくて好みです。そうでなくてもショート動画のUIは年々ごちゃついてきて分かりにくくなっているので、感動したくらいです。

また、実はGalaxy Z Fold8の場合はショート動画を横表示で見るのがオススメです。

<▲写真:ショート動画のコメント欄も含めて表示させたところ。Galaxy Z Fold8のみ横向き表示>

普通のスマホでコメント欄を表示させると、画面が上下分割され、動画は相当小さくなります。ところが、Galaxy Z Fold8でショート動画を横向き表示すると、左右分割で左側に動画、右側にコメント欄を表示できます。この場合、動画サイズが小さくなり過ぎず、両方をしっかりと見ることができます。

私はYouTubeではコメント欄を見るのが大好きなので、Galaxy Z Fold8の表示スタイルは最高です。こんなスマホ、唯一無二だと思います。



動画視聴:Netflix編

NetflixもYouTubeの通常動画と基本的に同じです。一般的スマホと比べると、実際の動画の表示サイズはかなり違います。

<▲写真:「Netflix」でもYouTubeと同じく動画の表示サイズの違いは圧倒的>

動画自体の表示サイズは実測で対角約6.97インチです。Galaxy S22 Ultraだと約5.90インチなので約1インチ異なります。

本来、Galaxy S22 Ultraでも十分大きな表示なのですが、並べて比較してしまうと圧倒的な差です。

また、Netflixは一般的スマホだと縦メニューしか用意されていませんが、Galaxy Z Fold8だと縦横どちらでもメニューを回転・表示できます。これが地味に便利です。

<▲写真:「Netflix」のメニューは縦横どちらの表示にも対応>




動画視聴:Hulu編

Huluにおける特徴はNetflixと基本的に同じです。Huluもメニューを縦横どちらでも使える分、Galaxy Z Fold8は便利です。動画自体の表示サイズはNetflixやYouTubeの通常動画と同じです。

<▲写真:「Hulu」も同様で動画の表示サイズは大きい>




動画視聴:Amazon Prime Video編、Disney+編

Amazon Prime Videoは一般的スマホでも縦横どちらでもメニューを使えるので、使い勝手はほぼ同じです。動画自体の特徴はNetflixやHuluと同じです。

<▲写真:「Amazonプライムビデオ」でもYouTube、Netflixなどと同じく動画表示サイズが大きい。メニューも縦横両対応>

「Disney+」も基本的にYouTube、Netflix、Hulu、Amazon Prime Videoと同じです。



動画視聴:マルチウィンドウでの表示について

YouTubeを見ながらウェブサイトを見る、SNSを見るなど、動画と他のアプリを同時に使う場合もGalaxy Z Fold8は便利だし、動画をまともなサイズで表示できます。

<▲写真:動画と他アプリの同時表示は縦向きが便利。動画の表示サイズを十分確保した上でChromeなども使える>




ゲームについて。PlayStation 5のPSリモートプレイ編

ゲームも基本的には通常動画と特徴としては同じです。コンテンツのアスペクト比が16:9なので、ゲーム画面自体の表示サイズをGalaxy S22 Ultraと比べた場合、約1インチの差となります。これは実際に圧倒的な差です。

<▲写真:「モンスターハンター ワイルズ」のタイトル画面>

特に効いてくるのが元々大画面向けに設計されている「PlayStation 5」のゲームをリモートプレイでプレイするときです。もしくは「Xbox Game Pass」の「Xbox Cloud Gaming」をプレイするときも同じです。

普通のスマホゲームの場合は、UIが最初からスマホ向けに設計されているので文字が見えにくいなどの問題は生じませんが、PS5やXboxのゲームの場合は、スマホでのリモートプレイだと文字が小さ過ぎて厳しいという例が多いと思います。ところが、Galaxy Z Fold8なら問題ありません。

<▲写真:UI、メニューなどの小さな字も十分読めるサイズ>

もちろんまだ小さいですが、何とかプレイできる範囲になってきます。実際、モンハンワイルズもまともにプレイできます。これは私のようにPS Remote Playを頻繁に使うユーザーにとっては非常に大きな魅力です。

実はGalaxy Z Fold8でのゲームや通常動画の表示サイズは「Nintendo Switch」の有機ELモデルとほぼ同じです。Nintendo Switch 有機ELモデルのディスプレイサイズは7インチなので、Galaxy Z Fold8での16:9コンテンツの表示サイズの実測約6.97インチとほぼ同じです。

<▲写真:「Nintendo Switch 有機ELモデル」とほぼ同じ表示サイズ>

そのため、Nintendo Switch 有機ELモデルをお持ちの方は、Galaxy Z Fold8でのゲーム、動画の表示サイズをイメージしやすいと思います。

また、スマホを挟むタイプのコントローラーを使う場合も見ていきましょう。

「Backbone One PlayStation Edition」や「Backbone Pro」のようにUSBコネクタがあるコントローラーの場合は、残念ながら縦にしか接続できません。ゲーム画面サイズも小さくなります。

<▲写真:「Backbone One PlayStationモデル」はUSB Type-C端子での接続>

<▲写真:「Backbone One PlayStation」のようなUSB Type-C接続限定のコントローラーの場合は厳しい>

そのため挟むコントローラーを使うならBluetooth専用の製品がオススメです。「Leadjoy Blade Plus」の場合はBluetooth接続タイプで、スマホを挟む部分にはUSBコネクタがありません。そのため、Galaxy Z Fold8も横向きで挟めます。

<▲写真:端子無しで固定できるBluetoothコントローラーの場合はGalaxy Z Fold8を横向きで挟み込むことが可能>

これなら最大サイズでPS5、Xbox、Steam Link、Androidのゲームを遊べます。めちゃくちゃ良いです!

ただ、挟む系のコントローラーの場合、Galaxy Z Fold8のヒンジ部に物理的な負荷が掛からないか気になったので、慎重に確認しながら挟んだのですが、問題なさそうでした。

<▲写真:Galaxy Z Fold8のヒンジ部>

Galaxy Z Fold8では、端末を開いた時、左右のボディの端面が完全に面でくっ付くようです。そのため、その状態で端末を横方向で挟んでも、ヒンジやディスプレイに横方向の余計な負荷が掛かることはなさそうです。



ウェブサイトの閲覧について

ウェブサイトの閲覧もGalaxy Z Fold8は素晴らしいです。

<▲写真:Chromeで当サイトを表示(横向き)>

ただ、横向きでChromeを起動してウェブサイトを閲覧すると、基本的にはスマホレイアウトで表示されるので、できれば縦方向での閲覧がベストだと思います。

<▲写真:Chromeで当サイトを表示(縦向き)>

スマホレイアウトでの横表示だと縦方向が不足し、若干見ずらいと思います。もちろんChromeのメニューから「PC版サイト」のチェックをオンにしてPCレイアウトにすれば解決するサイトもあると思いますが、そうでない場合もあります。

縦持ちでのウェブサイトの閲覧は本当に見やすく魅力的です。また、スクロールの際、ヒンジエリアを跨ぐように触ると段差を感じると書きましたが、通常はスクロール操作を縦持ちだと下画面の範囲内で行うと思いますので、全く問題ないと思います。

<▲写真:ChromeでGoogle検索ページを縦向き表示でスクロールしているところ>

そしてChromeでは別ウインドウでタブを開いて2つのサイトを並べて表示することもできますが、これも本当に便利です。特に横持ちだと一般的スマホでの表示画面をそのまま2つ並べたかのようなサイズなので、とても見やすいです。何かの情報を照らし合わせたり、比較するときには本当に便利です。

<▲写真:「Galaxy Z Fold8」でChromeを分割画面で2ウィンドウ表示させたところ>




X(旧Twitter)の閲覧について

Xに限らずですが、Galaxy Z Fold8では、横表示の際、右左に寄せたり、全画面表示できるアプリがあります。Galaxy Z Fold8のシステム側でアプリの表示スタイル変更機能が用意されています。

<▲写真:Xを横表示する時は左右、中央、もしくはフルスクリーン表示を選択できる>

ご覧の通り、Xの場合は横表示では根本的に微妙なので縦表示が必須です。もちろん横での全画面表示が好きな方もいると思います。縦表示の場合はバランス良くスッキリ表示されます。ポスト(ツイート)の表示も十分大きく、見やすいです。

<▲写真:Xを縦表示したところ>

Xでの動画は通常のスマホで縦表示の場合、かなり小さく見づらいと思いますが、Galaxy Z Fold8の場合は縦表示でも横幅がとれるため十分視聴可能です。



電子書籍の閲覧について

エンタメ系のコンテンツとしては最後の紹介になりますが、電子書籍は4:3のアスペクト比のディスプレイには最適です。いくつかの例を表示してみます。

<▲写真:「Kindle」アプリでのマンガの表示例。縦向き>

佐藤秀峰氏の「ブラックジャックによろしく」を「Kindle」アプリで表示した例です。

マンガは完璧ですよね。十分文字も視認できます。見開き(横向き表示)だと小さくなりますが、それでも読めないわけではないレベルです。

<▲写真:「Kindle」アプリでのマンガの表示例。横向き>

また、動画やゲームの場合は黒帯の関係で気にならないインカメラのパンチホールですが、電子書籍だと通常設定だと被ってきます。しかし、これを避ける方法も用意されています。詳しくは次の項目で紹介しますが、下の写真のようにインカメラ部を避けた上で最大限のサイズを確保した表示が可能です。

<▲写真:パンチホールを避ける設定にした場合の縦向き表示例>

<▲写真:パンチホールを避ける設定にした場合の横向き表示例>

次に小説ですが、こちらも余裕です。

<▲写真:小説の表示例。縦向き>

<▲写真:小説の表示例。横向き>

電子書籍に関しては、Galaxy Z Fold8はこれ以上ないほど完璧に扱ってくれると思います。めちゃくちゃ読みやすいです。



「カメラ領域を隠す」設定。インカメラのパンチホールをコンテンツと重ならないようにする方法

Galaxy Z Fold8では、インカメラのパンチホールの部分をデッドスペース化させた上で、画面を最大限に使った表示にすることができます。

これは電子書籍に限らず、様々なアプリで設定できるので、ゲームなどでもパンチホール部が邪魔をする場合には個別に設定しておきましょう。

まず、パンチホールにコンテンツが被ってしまう、初期状態の例を改めて見てみましょう。下の写真の通りです。
<▲写真:カメラ領域を隠す設定ではない時の状態>

そして、パンチホール部を避ける設定を行います。

方法は簡単です。

「設定」アプリを開き、「ディスプレイ」→「カメラ領域」と進めるとアプリ毎にインカメラの領域をどのように表示させるか選択できるようになっています。標準設定では「カメラ領域を表示」ですが「カメラ領域を隠す」に変更すれば、カメラ領域を避けた上で限りなく大きく表示領域を確保できます。

<▲写真:カメラ領域を隠す」設定>

結果、下に掲載した写真のようになります。インカメラがある部分に強制的に黒帯が生じることにはなりますが、電子書籍の場合はこの方が明らかに見やすいと思います。

<▲写真:カメラ領域を隠す設定にしたときの例>




サウンド、スピーカー、Dolby Atmosについて

記事の冒頭でスピーカーだけがGalaxy Z Fold8の不満点だと書きました。どういうことか述べていきます。

まずGalaxy Z Fold8にはデュアルステレオスピーカーが搭載されています。スマホにおけるデュアルステレオスピーカーというのは、一般的に2つのスピーカーを搭載し、縦向きでも横向きでもステレオスピーカーとして機能する、というものです。

<▲写真:フロントボディ上面にスピーカー口>

<▲写真:フロントボディ下面にスピーカー口>

Galaxy Z Fold8のスピーカーはフロント側のボディのみに搭載されています。フロントボディの上下です。閉じた状態でカバーディスプレイで動画やゲームを楽しむ場合には、問題ないバランスでステレオサウンドを体験できます。縦持ち、横持ち、どちらにおいても何の違和感もありません。

ところが端末を開き、メインディスプレイで横向きでコンテンツを楽しむ際にはバランスが崩れます。

この場合、左側の上下にスピーカーがある訳です。右側にはスピーカーがありません。そのためサウンドが左側に固まるという、アンバランスな状態になります。

<▲写真:開いた状態で横向き表示だと、2つのスピーカーは左側に集中していることになる>

それでも開発陣は何とか調整していると思います。実際、画面を少し離すと、あまり気になりません。しかし、Galaxy Z Fold8に顔を近づけて見る場合、例えば寝転がってスマホを使うときには結構画面に顔が近づきますよね? そういう場合は、左側に音が固まっている感覚が強まるので、少し違和感を覚えるかもしれません。

とはいえ、ドラマ、アニメ、ゲームなどのコンテンツの場合は、視聴を開始すると音よりも映像に集中するため、結局のところはあまり気にはならないと思います。

もし気になる場合はDolby Atmosをオンにすることを勧めます。気にならない場合でもDolby Atmosはオンすることを勧めます。

「設定」→「サウンドとバイブ」→「音質とエフェクト」と進めると「Dolby Atmos」の項目があるのでオンにします。これによって音場が広がります。音が左側に固まった印象も薄まります。根本的にサラウンド感が強まり、ドラマ、アニメ、ゲームのサウンドの臨場感も増すのでオススメです。

また、Galaxy Z Fold8を縦持ち、縦表示にすると、左右対称になるため、サウンドのアンバランス感は解消されます。音楽を聴くときには閉じた場合なら横持、開いた場合だと縦持ちにすることを勧めます。

<▲写真:開いた状態でも縦向き表示だと、上側の左右にバランス良くスピーカーが来るので自然なステレオサウンドになる>




総括

Galaxy Z Fold8の全体的な感想、印象は非常にポジティブです。先ほどスピーカーが唯一の不満点だと書きましたが、それは無理やり捻り出した場合の話です。ここまで物欲を刺激されたスマホは本当に久しぶりで、心の底から素晴らしいスマホだと思います。

本記事では筆者自身の主な用途であるエンタメに焦点を当てましたが、そもそもハイスペックなのでパフォーマンスは良好で、全ての動作がサクサクとスムースです。また、バッテリーの持ちについても心配不要です。メインディスプレイが大きいため、当初はバッテリーの持ちが気になりましたが、使ってみると意外と普通のスマホと変わりないレベルでバッテリーが持ちます。

<▲写真:「Galaxy Z Fold8」>

本当にタブレットを不要にする力があると思います。下手したら10インチくらいのサイズのタブレットですら使わなくなるかもしれないと思います。Galaxy Z Fold8は完全にタブレットの領域にまで食い込んでいます。

そしてメチャクチャ軽いのが本当に大きな魅力です。Galaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraでどちらにするか迷う方は多いと思いますが、エンタメ用途が中心で、少しでも軽い方がいいならGalaxy Z Fold8だと思います。一方、電車やバスで立った状態で使う時間が長い場合はGalaxy Z Fold8 Ultraの方がサブディスプレイが長い分、良いかもしれません。とはいえ、それでも軽い分、Galaxy Z Fold8の方が良いかもしれないし、いずれにしろ、めちゃくちゃ良いです。

Galaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraは通信キャリアショップや家電量販店でも実際に操作できるデモ機が置かれていると思うので、購入前に実際に触ってみることをオススメします。

情報元、参考リンク
Galaxy Z Fold8(Amazon)製品ページ
Galaxy Z Fold8 Ultra(Amazon)製品ページ
サムスンAmazonストアページ
Galaxy Z Fold8製品ページ
Galaxy Z Fold8 Ultra製品ページ
Samsungオンラインショップ

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