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<▲画像:「Nothing Phone(3)」> |
「Nothing Phone (3)」はストレージ容量別に2モデル用意され、256GBモデルが799ドル、512GBモデルが899ドルとなっている。発売日は7月15日の予定。日本市場での発売日は現時点では未公表。
「Nothing Phone (3)」は、基本スペックが高く、ハイエンド並みである点、そして新たに「Glyphインターフェース」を採用したことが大きな特徴となっている。
まずはスペックだが、CPUにはQualcommのハイエンドチップ「Snapdragon 8s Gen 4」を採用した。メモリはストレージ容量モデルによって異なり、256GBモデルならメモリ12GB、512GBモデルなら16GBとなっている。完全にハイエンドスマホだ。
ディスプレイは約6.77インチ、解像度が2,800 x 1,260ピクセルのフレキシブル有機EL。リフレッシュレートは最大120Hz対応、輝度はピークで4500nitだ。
さらにバッテリー容量は5,150mAhと大容量で、かつ最大65Wでの急速充電、そしてワイヤレス充電にも対応した。
従来のNothing Phoneは、どうしてもデザインにばかり注目が集まる製品だったが、今回の「Nothing Phone (3)」は、明らかに基本スペックで戦える製品となっている。カメラもリアに3眼、フロントにも高画素数のシングルカメラを採用する。
そしてボタンについても側面の「Essential Key」は多機能で便利だ。
リアに搭載した「Glyphインターフェース」は25 x 25ドットで構成するレトロ感溢れる円形のディスプレイ「Glyphマトリクス」を中心に据えている。様々な情報や通知を表示したり、ちょっとしたゲームも楽しめる。ただ、これは一般的なフォルダブル(折り畳み型)スマートフォンで見られるサブディスプレイと比べると、ちょっとしたオマケと言った感が強く、デザイン優先的な印象だ。とはいえ、そもそもNothing Phoneシリーズはデザイン自体が大きな魅力であり、この新しいギミックも楽しみな要素だ。
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<▲画像:円形ディスプレイ「Glyphマトリックス」> |
それに実際、便利な機能としても使えそうだ。例えばカメラでセルフタイマーを使うときに、光のカウントダウン表示に使えたり、照明として使えたりするし、通知も単純に便利だろう。NFCを使うときにアニメーションを表示してくれるのも、意外と分かりやすくていいかもしれない。そして、ディスプレイの下にはボタンも用意されている。基本的に「Glyphインターフェース」の操作はこのボタンで行う。
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<▲画像:「Glyphマトリックス」に表示できる情報やゲームなど> |
なお、OSはAndroid 15ベースの「Nothing OS 3.5」で、勿論普通のAndroidスマートフォンと同様、「Google Play」から各種アプリをインストールして使える。さらに将来的にはAndroid 16ベースの「Nothing OS 4.0」へのアップデートも予定されている。