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| ＜▲図：新料金プラン「格安ステップ」の特徴＞ |
より細かくは、音声通話に対応した「格安ステップ」と、音声通話非対応でSMS対応の「SMSデータステップ」、SMSにも非対応でデータ通信専用の「データステップ」と、3つの区分に分かれ、それぞれに月間データ通信量別で細かなプランが用意されている。
月間データ通信量は1GB、3GB、5GB、7GB、10GBの5種類で、1GBあたり275円で追加チャージすることもできる。
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| ＜▲図：「格安ステップ」及び「SMSデータステップ」「データステップ」の料金表＞ |
また、音声通話対応プラン「格安ステップ」における国内音声通話料は一般的な料金の半額となる30秒あたり11円（税込、以下同）の設定。通話が多い方向けには月額700円で、1回5分までの通話がかけ放題となるオプションも用意される。
そして、肝心の料金だが、格安SIM市場でNTTドコモ（以下、ドコモ）の回線を使ったプランにおいては同社によれば現時点で最安値だという。実際に、上表を見た瞬間に最安値だと分かる方もいるかと思う。回線をドコモに限定しなければ、楽天モバイルの1GBまで無料という設定が業界最安だと思うが、楽天モバイルの場合には後発で通信インフラを整備中という点も考慮する必要がある。それでも魅力的だが、HIS Mobileの料金設定が安価なことも間違いない。
音声通話対応の「格安ステップ」のプラン料金は1GBが月額590円、3GBが790円、5GBが1,190円、7GBが1,490円、10GBが1,790円だ。
同じドコモ回線を使った格安SIMでも、実際の通信速度/通信品質はサービス事業者によって異なるので、価格だけで比較することはできないものの、インパクトがあることは確かだ。
例えば格安SIM大手の「OCN モバイル ONE
HIS Mobileが重視しているのは低容量プランで、特に1GBと3GBプランを最安もしくは最安級に設定している。
これは通信キャリアの料金プランの発表などの際によく言及される話だが、多くのユーザーが実際に使っているデータ量は少ない、という統計データがある。今回の発表会では、MMD研究所調べのデータを引用し、格安SIMユーザーの69.8％が3GB未満だという点に着目していた。さらに20GB以上のプランに加入しているユーザーであっても実際の使用量は低容量だということが判明しているという。
こうした統計データに基づくとHIS Mobileの新料金プラン「格安ステップ」が1GBと3GBのプランで大きく値下げしているのは適切な戦略だと理解できる。
また、音声通話に関しては、30秒当たり11円の従量課金設定は一般的料金の半額だ。しかも、安さの代償もない。どういうことかというと、従来、半額料金の音声通話を利用する場合、電話番号の頭に指定番号をつける、すなわちプレフィックス番号を付与する必要があるものが多かった。というか、それが一般的だ。その面倒を解消するために専用電話アプリを用意している所も多い。
ところが、電話番号の管理や電話の発着信は、基本的にスマートフォン標準アプリの方が使いやすい。
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| ＜▲図：HIS Mobileの格安SIMシリーズの特徴＞ |
「OCN モバイル ONE」では、標準アプリでの音声通話半額を実現したことが注目を集めたが、HIS Mobileでも同様に、専用アプリやプレフィックス番号の必要なく、「普通に」電話をかけるだけで30秒あたり11円で利用できるという。
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| ＜▲図：新料金プランだけでなく、従来プランも併存＞ |
また、新料金プランの登場は現行プラン全てとの置き換えではなく、併存するので、20GBのプランなども選択できる。
そして同社は今回、格安の新料金プランの発表のみならず、お得なキャンペーンも発表した。
まず、7月5日から端末のセールを実施するという。
これまで端末のお得なセールは「OCN モバイル ONE」、IIJmio、BIGLOBEモバイルら大手に及ばなかったが、今回のHIS Mobileのセールには力が入っているようなので注目だ。
また、自宅にいながら世界一周旅行体験ができる「リモート世界一周ツアー」を先着1,000名に招待するキャンペーンも行われる。
情報元、参考リンク
＜編集後記＞
返信削除HIS Mobileから格安SIM業界最安プランが登場するというのは予想外でしたが、1GBプランはほとんどワンコインに近づいてきましたね。後は結局通信品質ということになってくると思いますが、私自身HIS Mobileはまだ使ったことがないので、折を見て確認してみたいと思います。