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【端末レポート】中間スペック5Gスマホ3機種の1つ、良い意味で無難な「Galaxy A51 5G」(SC-54A)【ドコモ2020-21冬春モデル】

NTTドコモ(以下、ドコモ)は5日、今冬・来春モデルの新製品ラインナップを発表した。その中で、CPUに中間グレードの「Qualcomm Snapdragon 765G」を採用する5Gスマートフォンが3機種ある。本記事で紹介する「Galaxy A51 5G」はその一つ。
<▲図:Galaxy A51 5G(左がブラック、右がホワイト)>

さて、Galaxy A51 5Gは他社ではauも取り扱うが、発売日はドコモの方が1日早い。発表の翌日となる本日6日に早くも登場だ。

ちなみに筆者はau版のGalaxy A51 5Gを注文済みなので、後日レビュー記事を用意したいと思う。大きな違いはないのでドコモユーザーの参考にもなれば、と思っている。メイン回線のドコモについては今回機種変更を行うか、来夏モデルまで待つか、目下のところ悩み中だ。
<▲図:幅が74mm、高さが159mmあるので、それなりに大きい>

本格的なレビュー記事は後日として、まずはドコモがメディア向けに用意した資料・画像を用い、端末の詳細を紹介したいと思う。レポートと題しながら、直接取材写真でない点はお詫びしたい。

冒頭でも触れたように、今回の5Gスマートフォン新製品の中で、Snapdragon 765Gを搭載するのはGalaxy A51 5Gとarrows NX9、「LG VELVET」(L-52A)の3機種のみだ。

そして、LG VELVETはオプションの「LGデュアルスクリーン」を併用することで2画面スマートフォンとしても使えるという特殊な製品なので、オーソドックスな中間スペック5Gスマートフォンとなると、Galaxy A51 5Gかarrows NX9に絞られる。とはいえ、LGデュアルスクリーンがなければLG VELVETもオーソドックスなので、必ずしも特殊とは言えないかもしれない。

いずれにしても、この3機種は完全に競合するので、中間価格帯・中間スペックの製品を求める方はこの中から選ぶことになると思う。

発売日と価格は下記の通り。

・Galaxy A51 5G:11月6日発売、70,488円
・arrows NX9:12月以降発売、76,032円
・LG VELVET:12月以降、70,488円
・LG VELVET(LGデュアルスクリーンとのセット):88,704円


価格も近いことが分かると思う。3機種とも「スマホおかえしプログラム」を適用すれば、実質的な負担額は下がる。なお、「5G WELCOME割」を適用すれば13,200円引きになるし、機種変更・新規契約・他社からの乗り換えといったタイプ違いで適用できるキャンペーンが変わってくるので、場合によっては出費を下げたりポイント等の特典を得られる。

Galaxy A51 5Gでは「スマホおかえしプログラム」を適用し、24か月目に返却した場合の実質的な負担額は38,196円となり、月々の支払額は1,591円(24回)だ。

定価が10万円を超えるハイエンド機種と比べると、明らかに手が届きやすい。もちろんこれでも高いが、それなりのスペックを求めるとこの辺りだろう。

また、ドコモオンラインショップでは購入者のうち先着4,000名に「Galaxy Fit e(Black)」がプレゼントされるキャンペーンが行われるので、意外と侮れないプレゼントかもしれない。

さて、それでは基本スペックから見ていきたい。主なスペックは下記の通りだ。

・OS:Android 10(※Android 11へのアップデート提供予定)
・CPU:Qualcomm Snapdragon 765G
・メモリ:6GB
・ストレージ:128GB
・ディスプレイ:6.5インチ、2,400 x 1,080ドット、有機EL
・本体サイズ:159 x 74 x 8.8mm
・重さ:189g
・バッテリー容量:4,500mAh
・5G通信速度(理論的最大値):下り2.1Gbps、上り218MBps
・4G通信速度(理論的最大値):下り1Gbps、上り75Mbps
・Bluetooth:5.0
・防水・防塵:対応
・ワンセグ/フルセグ:非対応
・おサイフケータイ:対応
・生体認証:指紋認証、顔認証

<▲図:Galaxy A51 5Gの基本スペック表>

そしてカメラはフロントカメラが約3200万画素、背面のメインカメラは4眼構成で、約4800万画素のメインカメラ、約1200万画素の超広角カメラ、約500万画素のマクロカメラ、約500万画素の深度測位カメラが組み合わせられている。

メインカメラの精細さや超広角カメラでの大きな画角での撮影、深度測位カメラを活かした背景のぼかし、といったことに加え、マクロカメラによって4cmの至近距離から接写が可能だという点も特徴だ。
<▲図:最小で4cmまで近づいた接写が可能な背面のマクロカメラを含む4眼カメラ>

カラーバリエーションはプリズムブリックスホワイトとプリズムブリックスブラックの2色で、縦の細かなラインと光の当たり具合で色が変わるプリズム処理が凝っている。
<▲図:少し独特の仕上げになっている背面デザイン>

本体のサイズは画面サイズの割には小さいものの、幅74mm、高さ159mmと、かなり大きい。さすがに「Galaxy Note20 Ultra 5G」ほどではないものの、片手でまったくストレスなく操作できるかといえば無理だろう。とはいえ、動画を見たり、ゲームをしたりといった用途では迫力が出るし、WebサイトやSNSも見やすいだろう。できれば実機を一度触ってからの購入がベストかもしれないし、新型コロナウイルスの脅威によって必要以上に店舗に足を運びたくない場合は、紙を本体サイズに合わせて切ってみるなどして確認するのもいいかもしれない。

Galaxy A51 5Gは、言葉通り非常にオーソドックスで無難な製品に仕上がっている印象で、特徴らしい特徴はない。逆に無難さが特徴だともいえるだろう。

今シーズンのドコモはGoogleの「Pixel 5」を取り扱わないので、中間スペックの5G対応Androidスマートフォンで無難な選択となると、本当にGalaxy A51 5Gかarrows NX9のどちらかになると思う。LG VELVETは際立った特徴を持つので、おそらく指名買いになるだろう。

【情報元、参考リンク】
ドコモオンラインショップ内のGalaxy A51 5G製品ページ
ドコモオンラインショップ

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