事前に製品および通信速度や通信可能エリアなどを自由に試せてしまうので、契約/購入を検討している方にとっては非常に嬉しいサービスだと思う。
そして今回、そのTry WiMAXに新たに「Speed Wi-Fi HOME L02」(以下、L02)が加わった。
L02は、家で固定回線代わりに使うことを想定したホームルーター型の製品。光回線やケーブル回線の場合、どうしても工事が必要となるので、立会いの面倒さ、工事待ちの期間などがネックだが、L02は無線通信サービスであるWiMAX 2+(au 4G LTEの利用も可能)を利用するために工事不要だ。製品が家に届いたら適当な場所(もちろんWiMAX 2+の電波の入りが良い場所)に設置して電源を入れれば、基本的にはネット回線構築完了だ。もちろんスマートフォンやパソコン、ゲーム機など、ネットに繋ぎたい機器のWi-Fi接続設定を行う必要はあるが、ほとんど手間なしで利用できるのは嬉しい。
その一方で、光回線やケーブル回線のように完全な使い放題というわけでもないので、毎日のように「Netflix」や「Hulu」「YouTube」で高解像度の動画を何時間も視聴するような使い方だと厳しいかもしれない。一方で、動画配信サービスのヘビーユーザーでなければデータ量の上限もWiMAX 2+で問題ないと思う。
L02の製品としての最大の魅力は下り最大1Gbps対応と、非常に通信速度が速い点だ。
技術的には下り最大1.2Gbpsの通信サービスに対応しているのだが、実際にはL02でWi-Fiを使ってクライアント機器と接続すると、下り最大867Mbpsになる。有線LANポートにLANケーブルでパソコン等を接続した場合は、最大1Gbps対応となる。いずれにしても、最大ギガスピード対応ということで、とても魅力的なWiMAX 2+ルーターだ。
モバイルWi-Fiルータータイプにはない、ホームルータータイプならではの魅力として、同時接続可能なWi-Fi機器の台数が多いことも挙げられる。
2.4GHzで20台、5GHzで20台、合計40台までの同時接続ができるので、大抵の家で十分賄えると思う。最近はスマートフォン、タブレット、テレビおよびテレビへの各種接続機器、据え置きゲーム機、携帯ゲーム機、プリンタ、各種Wi-Fi搭載家電、IoTと、Wi-Fi接続機器がとても増えていると思うが、おそらくほとんどの家庭で40台まで接続できれば十分だろう。
L02の本体サイズは約93 x 93 x 178mmの円筒形で、重さは約436g。それほど大きくないので、設置場所確保に困ることもないと思う。
いずれにしても手軽に試せるので、関心がある方は申し込んでみよう。
【情報元、参考リンク】
・Try WiMAXサービスについて
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