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任天堂から特許権侵害で提訴となったコロプラが「白猫プロジェクト」継続提供の考えを表明。敗訴の場合も仕様変更等で対応

コロプラは12日、任天堂から提訴された訴訟に関して新たなコメントを発表した。同社は任天堂から「白猫プロジェクト」に関して、タッチパネル上でのジョイスティック操作に関する特許など、合計5件に及ぶ特許権の侵害があったとして提訴され、44億円に加えて遅延損害金という、巨額の損害賠償請求、アプリの差止請求などを受けている。

<▲図:コロプラのコメント>

細かい状況はまだ正確には分かっていないため、実際にどちらの言い分が正しいのか不明だが、一部メディアの推測ではコロプラに非があるようにも見え、その場合には「白猫プロジェクト」の差止もあり得る。プレイヤーにとっては気が気でない状況かもしれない。

そのためかコロプラは10日の発表に続き、12日に新たなコメントを公開した。

まずは、コメントを原文のまま掲載する。

「いつも白猫プロジェクトをお楽しみいただき、ありがとうございます。

このたびの訴訟提起により、皆さまには多大なるご心配をおかけしております。現在、白猫プロジェクトに対する多くの応援メッセージをいただいており、運営一同感謝の思いでいっぱいです。深く御礼申し上げます。あわせて不安の声もいただいているので、改めてお知らせをさせていただきます。

今回の件が影響し、白猫プロジェクトのサービスが終了するということは断じてございません。コロプラとしては、特許侵害の事実は一切ないものと確信しておりますが、訴訟がたとえどのような結果になっても仕様変更等を通じて、サービスを継続してまいります。今後もお客様のことを第一に全力で開発・改善に努めてまいりますので、変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。」



このコメントによれば、もし敗訴したとしても仕様変更等を通じてサービスを継続していきたい、とのこと。とはいえ、完全に敗訴となれば、差し止めとなる可能性もあるはず。仕様変更等で逃れることはできないかもしれない。それでも少なくともコロプラは何とか継続の道を探っていきたい、との意向は伝わる。

しかし、本件での問い合わせは任天堂から2016年9月にあり、それから1年以上もかけて水面下で交渉が行われてきたとのこと。その点からも任天堂は当初、話を大きくするつもりはなかったことが伺える。

今となっては完全対決の構図だが、非があるのであればそれに適した結果、非がないのであればやはりそれに適した結果、とにかく正しい判決が導かれて欲しいところ。その上で「白猫プロジェクト」のプレイヤーにとって悲しくない対応をとって欲しいもの。プレイヤーとしては本来は水面下の交渉でカタをつけて欲しい問題なので、今の状況はすでに望ましくない。とにかく早期解決を期待したい。

基本的にどちらの肩も持ちたくはないが、個人的には任天堂の長年のファンだし、その一方でコロプラのゲームも数多く楽しんできたので、双方にとって妥当な結果になって欲しいと思う。

【情報元、参考リンク】
コロプラ/お知らせ

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