市場想定価格はMate 10 Proが89,800円(税抜)で、Mate 10 liteが42,800円、MediaPad 3 Lite 10 wpは37,800円。実機のレポート記事は別途用意するとして、まずは概要を紹介したい。
<HUAWEI Mate 10 Pro>
Mate 10 Proは価格からも分かるように上位グレードのモデル。最新のAI内蔵チップセットの「Kirin 970」を搭載し、フロントデザインもサムスン電子の「Galaxy S8」やAppleの「iPhone X」などと同様にベゼルを極限まで狭めフロント面積のほとんどをディスプレイが占めるようになっている。
また「Leicaダブルレンズカメラ」のDNAを継承したダブルレンズカメラも進化している。ファーウェイでは過去最高となるF値1.6に達する明るいレンズを採用。また、大容量のバッテリー、超急速充電対応など、様々な面でハイエンド機たる仕様となっている。
Kirin 970は、オクタコア(8コア)のCPUを中心に、12コアのGPUと最大25倍のパフォーマンス向上を実現するNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を内蔵する最新SoC。このAIプロセッサを採用したことは様々な面で大きいが、カメラに関しても貢献している。
AIが被写体に対するリアルタイム分析を行い、10種類以上の場面や物体を識別し、被写体の特徴や属性に基づき、自動でパラメーターの設定を最適化してくれる。これによって、手軽に高品質の写真を撮影することが可能としている。また、被写体の動きを予測することで、光の少ない場所でも被写体がブレることなく撮影できるという。さらに、フロントのサブカメラにおいてもAIを活用することでシングルレンズながら魅力あるボケの演出ができるようになっている。
ディスプレイサイズは6インチで解像度は2160 x 1080ドット。有機EL採用で70000:1の高コントラストを実現し、HDRにも対応している。
OSはAndroid 8.0で、ボディは防水・防塵仕様にもなっている。
また、地味な特徴かもしれないが、2枚のSIMカードのどちらでも4G LTE及びVoLTEに対応するデュアルSIMカード使用も魅力となっている。
<HUAWEI Mate 10 lite>
一方のMate 10 liteはMate 10 Proと比べて約半額だが、決して安っぽいモデルではない。フロントデザインもベゼルが狭くディスプレイの占有率が高い最新デザイン。ディスプレイサイズは約5.9インチで解像度は2160 x 1080ドットのIPS液晶。正直な話、こと見た目に関してはMate 10 Proと大差ない出来で、解像度も高い。
面白いのはメインカメラがダブルレンズ仕様であることに加えてフロントのサブカメラもダブルレンズ仕様だということ。自撮りの機会が多い場合にはMate 10 liteはかなり活躍してくれそうだ。フロントのサブカメラは1300万画素と200万画素のセンサーを持つカメラで構成される。これによってより魅力あるボケの実現も可能となっている。また、自撮り写真をより美しくするためにスマートソフトライトを搭載する。スタジオのような柔らかいライティングでの撮影が可能となっている。
Mate 10 Proと異なるのはプロセッサがKirin 659オクタコアであること、OSがAndroid 7.0であることなどだが、Mate 10 liteはMate 10 Proとは違う意味で魅力ある機種となっている。
<MediaPad M3 Lite 10 wp>
MediaPad M3 Lite 10 wpは、「エンターテインメント」性能を特徴とするMシリーズの最新機種で、防水・防塵仕様、フルセグ対応などが大きな特徴となったタブレット。ディスプレイは10.1インチで解像度が1920 x 1200ドットのIPS液晶。
OSはAndroid 7.0で、プロセッサはKirin 659オクタコア。
米ハーマン社が施したサウンドチューニングが魅力の4スピーカー、パワー・アンプを搭載し、ファーウェイ独自のサラウンド技術も備える。
※発表会のレポート記事と端末のレビュー記事を後悔しました。
・AIでカメラとパフォーマンスが進化した「HUAWEI Mate Pro」レポート!
・快適操作とDSDV、AI搭載のカメラ機能が魅力の「HUAWEI Mate 10 Pro」レビュー!
【情報元、参考リンク】
・ファーウェイ公式通販サイトVモール
・Amazon/ファーウェイ
・楽天モバイル
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