【端末レビュー】快適操作とDSDV、AI搭載のカメラ機能が魅力の「HUAWEI Mate 10 Pro」レビュー!

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ファーウェイ・ジャパンが12月1日に発売したフラグシップスマートフォン「HUAWEI Mate 10 Pro」(以下、Mate 10 Pro)は、アスペクト比18:9の「HUAWEI FullView ディスプレイ」を採用したことで、6インチ FHD+(2160x1080ドット)の大画面ながら、ボディの横幅が約74.5mmと、手頃なサイズ感を実現している。また、チップセット「Kirin 970」による様々な用途でのAI活用も大きな特徴だ。

<▲写真:Mate 10 Proのメインカメラ>

今回は、このMate 10 Proの製品版の使用感やカメラ機能などを紹介していきたい。なお、発表会のレポートでもMate 10 Proの特徴に触れているので、関心がある方はそちらの記事も参照してほしい。

<▲写真:Mate 10 Proは狭額縁設計でディスプレイ占有率が高いため、大画面の割にボディ幅が狭い>

まずは本記事でも、Mate 10 Proの主なスペックを最初に紹介しておきたい。

Neural network Processing Unit(NPU)を搭載したチップセット「Kirin 970」(オクタコアCPU)、6GB RAM、128GB内部ストレージ、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth 4.2 with BLE(aptX/aptX HD/LDAC対応)、USB 3.1 Type-C(DisplayPort 1.2対応)ポートなど。


下部にはイヤホンマイク端子(3.5mmオーディオ端子)がなく、充電やオーディオ、映像出力を兼ねたUSB Type-Cコネクタのみとなった。付属のイヤホンマイクはこのUSB Type-C対応版だ。

有線接続以外に、Bluetoothでのワイヤレスオーディオ接続に関しては、aptX HDやLDACと言った高音質なコーデックに対応しているので、音楽を楽しむならBluetoothを利用するのも良いだろう。


背面は手のひらにフィットする緩やかなカーブを描く。ガラスベースの多層フィルム構造の背面だが、光沢のあるガラスは意外と指紋が目立つ。サイズ的に”裸運用”(ケースをつけない)をしたいところだが、指紋と傷対策として付属のケース(Mate 10 Proにはケースが同梱されている)や市販のケースを使って、綺麗なままで長く利用したい。


メインカメラはLeicaダブルレンズカメラで、レンズ/センサーは縦に並ぶ。約2000万画素のモノクロセンサーが上に、約1200万画素のカラーセンサーが下に配置されている(上の写真参照)。レンズは光学式手ブレ補正付きの開放F値1.6の明るいレンズで、室内撮影でもノイズが少なく、ブレを抑制した写真撮影が可能だ。


背面のカメラレンズ部分はiPhoneのようにメタルのリングが飛び出している。

右側面(上写真)にはボリュームキーと電源キー、上部にはサブマイクとリモコンとして利用できる赤外線ポートがある。赤外線ポートについてもう少し詳しく触れると、ファーウェイのスマートフォンにはMate 10 Pro以外でも赤外線ポートを積んだものがあり、それらの機種では、市販のテレビやエアコン、オーディオ機器など赤外線リモコンを採用している機器の操作をスマートフォンからできるようになっている。そのための赤外線ポートだ。

赤外線リモコン機能を使うアプリ「スマートリモコン」では、様々な家電製品を操作できるわけだが、例としてエアコンの場合のスクリーンショット画像を下に掲載した。手元にエアコンのリモコンがなくてもスマートフォンで設定温度調整やオン・オフが可能となるので便利だ。

<▲図:「スマートリモコン」アプリ>

通信機能についても触れたい。

Mate 10 Proは、ソフトバンク網のVoLTEに対応し、DSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)で利用可能だ。3Gと4Gの組み合わせによる音声とデータ通信の格安運用には向かないが、ここ数年で移動体通信事業者(MNO)や仮想移動体通信事業者(MVNO)と契約したユーザーなら今持っているSIMの組み合わせでデュアル4G待受ができるのが特徴だ。

<※クリックして拡大>

それでは、カメラ機能について、より詳しく見ていきたい。

Mate 10 Proのカメラアプリは、これまでの「Mate」シリーズや「P」シリーズのフラグシップモデル向けのUIを採用し、使い勝手が良い。撮影機能として、新たに静止画と短い動画を組み合わせた「アニメーション写真」が追加されている。

<▲写真:カメラアプリのUI>

AIによる被写体・シーン認識はライブビュー映像の右下にアイコンで表示される。上に掲載した写真のシーンでは「青空」と認識され、空色が綺麗に出るよう調整されるようだ。


被写体は距離で認識しているのか、上の例では、背景がごちゃごちゃしたシーンではあるものの、被写体を「花」であると認識している。この被写体認識に掛かる処理時間は短く、カメラを向けるとすぐに認識した。

通常の撮影モードで、シャッターボタンの横にあるバーをスワイプすると「プロ写真」モードに切り替わる(下の写真参照)。今回18:9のディスプレイになったことで、調整パラメーター表示がライブビュー映像と被らなくなり見やすくなっている。

<▲写真:「プロ写真」モードの画面例>

下の写真例では、真っ暗な中にスポットライトが当たっているためなのか、シーンを「舞台」であると認識したようだ。

<▲写真:シーンを「舞台」と認識した>

これを実際に撮影した写真が下に掲載したものだが、Mate 10 Proで撮影するとライトの明るさを残しつつ、周囲が黒くつぶれることなく、雰囲気を残している。

<▲写真:Mate 10 Proで撮影したもの>

同じシーンを「HUAWEI P10」でも撮影してみた(下に掲載)。

<▲写真:こちらはP10で撮影したもの>

P10ではライトが当たっているところは明るく、それ以外は暗い写真となった。シーン認識によるオート設定が反映されないため、このような結果となった。

もう一つ撮影例を紹介したい。今度はMate 10 ProとP10の写真を縦に並べて掲載した。写真の左下に機種名がウォーターマーク(透かし)で入っているので、それで機種を判断できる。


Mate 10 Proで撮影したものは、肉眼で見るより明るく綺麗に夜景が撮れている。特に、ライトアップされた壁面やイルミネーションは周囲との輝度差があるため、周囲を明るくすると、ライトアップされた部分が白飛びしてしまう。Mate 10 Proは、シーン認識によって、最適な露出と画像処理によって、明るく・白飛びしない、程よい明るさとなる画作りをしていると言うわけだ。

一方のP10は、実際の見た目よりもほんの少し暗い写真となったが、悪くはない。しかしながら、Mate 10 Proと比較すると、どこか寂しげだ。

Mate 10 Proに近づけようと、露出をビルの壁面にあわせれば全体的に明るくなるものの、ライトアップされた部分がさらに明るくなってしまうため白飛びしてしまい、思ったような結果にならない。

ただ、実はMate 10 Proの夜景の処理はHDR撮影をベースとしたものなので、P10でもHDRで撮影することでMate 10 Proのような明るい夜景が撮影できるので覚えておくと良いかもしれない。


再びAIに話を戻すと、Mate 10 Proに搭載されているAI演算のためのNPUを活かす機能の一つとして、マイクロソフトのアプリ「Microsoft 翻訳」がプリインストールされている。このアプリ自体は他のスマートフォンでもGoogle Playからインストールできる。Mate 10 Proでは、音声認識や翻訳の処理をNPUによって高速に処理できる。

このアプリの面白いところは、内蔵のグループチャットで翻訳機能が利用できる点だ。たとえば、日本語、英語、中国語、スペイン語など様々な言語でグループチャットを行っても、画面には設定した言語に翻訳される。

<▲図:「Microsoft 翻訳」の画面例>



Mate 10 Proは、綺麗な写真が撮れる上、大きく綺麗なディスプレイで動画や写真を楽しめる。そしてハイパフォーマンスCPUとNPUで快適に使える。さらに、DSDVで音声通話もデータ通信も自由な組み合わせで利用できるなど、基本機能の水準の高さが魅力的だと思う。

SIMフリースマートフォンとしては高価だが、それに見合った高い満足度が得られるバランスの取れた製品だと感じた。

関心がある方は発表会のレポート記事も参照してほしい。





(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
ファーウェイ公式通販サイトVモール
Amazon/ファーウェイ
楽天モバイル
IIJmio
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