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【島田純のMobile×Travel】第80回:スターバックスのWi-Fiサービスを試す!SNS認証不要

スターバックス各店で提供されている無料のWi-Fiサービス「at_STARBUCKS_Wi2」は2016年10月26日にリニューアルし、これまではサービス利用にあたって必要だったSNSアカウントまたは事前のメールアドレス登録が不要になりました。この結果、以前よりも気軽に無料Wi-Fiサービスを利用できるようになりました。今回はこの新しくなったスターバックスのWi-Fiサービスを試してみたいと思います。

<▲図:無料Wi-Fi「スターバックスWi-Fi」がSNS認証不要に>

スターバックス店内でのWi-Fiサービスの利用方法はとてもカンタン。スターバックス店内にてスマートフォンやノートPCなどのWi-Fiを有効(オン)にして、スターバックスWI-Fi用のSSID「at_STARBUCKS_Wi2」に接続すると、以下の画面が表示されます。

<▲図:スターバックスWi-Fi。ウェルカムページが表示される>

上図の画面にて「インターネットに接続」を選択後、利用規約に同意するとインターネット接続が可能になります。特にトラブルが無ければ、初めてサービスを利用する場合でも1分とかからずにサービスを利用できることでしょう。

<▲図:利用規約に同意する>

<▲図:インターネット接続が可能に>

スターバックスWi-Fiは、一人の利用者が接続できる端末が1台というような制限もありませんので、スマートフォンとノートPCを同時にスターバックスWi-Fiで利用する、または複数人でお店を訪問した際に全員がスターバックスWi-Fiを利用することもできます。また、スターバックスの店舗であれば基本的に全国の店舗で利用できるという点も「スターバックスに入ればWi-Fiでインターネット接続が無料で使える」という安心感に繋がります。

ただし、スターバックスWi-Fiで何度か行ったスピードテストの結果は単純に「速い」「遅い」と言えるものではなく、測定毎に結果が大きく異なる結果に。平日お昼時間帯の新宿駅周辺の店舗での測定ということもあり、一時的に利用者が多かったことも一つの原因と考えられますが、Wi-Fiサービスの利用者が多い時間帯では通信品質が安定しないことも考えられます。

<▲図:通信速度はバラツキが大きかった>

利用開始時にSNS認証が不要となり、非常に気軽に使うことができるようになったスターバックスWi-Fiですが、通信の暗号化は一切されていませんので、スターバックスWi-Fiに接続中に、Webサイトでクレジットカード情報を入力したり、個人情報を入力するのは控えた方が無難でしょう。

<▲図:スターバックスWi-Fiは「暗号化なし」>

仮に、スターバックス滞在中にクレジットカード情報など、秘匿性の高い情報を入力する必要がある場合には、一時的にスマートフォンのテザリング経由(またはスマートフォンのモバイルデータ通信)でデータ通信を行い、スターバックスWi-Fiなどの公衆無線LANを経由せずにクレジットカード情報をやりとりすれば、クレジットカード情報が第三者に傍受されにくくなります。

スターバックスの店内で使えるWi-Fiサービスは、無料で使えるスターバックスWi-Fi以外にもあります。通信事業者が提供するWi-Fiサービスも利用可能なので、選択肢は一つではありません。筆者がよく利用するのはドコモが提供する「docomo Wi-Fi」で、最近の機種であれば基本的には「SIM認証」に対応しているため、事前にID・パスワードなどを設定しなくても、指定のSSID「00001docomo」を選択するだけでWi-Fi接続が可能となるのが便利です。

■関連リンク
プレスリリース(2016/10/26) | スターバックス コーヒー ジャパン
at_STARBUCKS_Wi2


記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler

ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。

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