Androidニュース&アプリ情報メディア

【実機レポート】防水防塵や下り最大375Mbps対応の「Galaxy S7 edge SC-02H」【ドコモ2016夏モデル】

NTTドコモ(以下、ドコモ)は11日、都内にて「2016夏 新サービス・新商品発表会」を開催し、約5.5インチのデュアルエッジスクリーンを搭載する「Galaxy S7 edge SC-02H」(サムスン電子製)を5月19日(木)に発売することを発表した。本記事ではそのGalaxy S7 edgeの実機レポートをお届けしたい。

<▲図:Galaxy S7 edge SC-02H>

主なスペックとして、クアッドコアのQualcomm「Snapdragon 820 MSM8996」(2.2GHzデュアルコア+1.6GHzデュアルコア)の搭載、4GB RAM、32GB 内蔵ストレージ、PREMIUM 4Gの受信最大375Mbps/送信最大50Mbps対応、VoLTE、ワンセグ・フルセグ搭載、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac対応、Bluetooth 4.2対応などが挙げられ、今回からの大きな特徴として防水(IPX5/8相当)、防塵(IP6X相当)にも対応している。

大容量3,600mAhのバッテリーを搭載していることも特徴で、長時間安心して使用できる。急速充電に対応したACアダプ(ACアダプタ05・別売)なら約110分でフル充電可能とのこと。

<▲図:正面>

両サイドが丸みを帯びた特徴的なデュアルエッジスクリーンは、正面から見ると横幅ギリギリまで表示領域となった印象だ。ディスプレイパネルにはQHD(1440×2560ドット)有機EL(Super AMOLED)を採用し、約5.5インチの大画面ながらボディの横幅は約73mmとなっている。

<▲図:エッジ部分の光沢が美しい>

有機ELをカールさせることでエッジ部分まで表示領域を確保し、ボディの横幅を狭めていることがわかる。サイドまでガラスであることから透明感のある印象を受ける。

<▲図:正面から見ると白い背景がエッジ部分で暗く見える>

両サイドの表示は、正面から見ると若干色が暗く見える。しかし、このように色が付いた状態ならあまり気にならない。

<▲図:タッチセンサーに触れると左右のナビゲーションキーが光る>

下部にはディスプレイと独立したナビゲーションキーがある。Galaxyシリーズは、左側が履歴(最近使ったアプリ)、右側が戻るボタンというポリシーを貫いている。中央のホームキーには指紋センサーを搭載する。

<▲図:edgeシリーズの特徴となるエッジスクリーン機能>

<▲図:エッジスクリーンは定規としても利用できる>

エッジ部分をスワイプすると表示される「エッジスクリーン」では、よく使うアプリのランチャーやコンパス、LEDライト、定規などの機能を利用できる。edgeシリーズだけの特徴的な機能だ。

<▲図:背面>

背面はサイドに丸みを付けたことで握りやすくなった。カラーは「ブラックオニキス」、「ピンクゴールド」、「ホワイトパール」の3色。

<▲図:背面のアウトカメラ部分>

カメラ部分は周辺のパーツがやや飛び出した形状をしている。ピンクゴールドは、半鏡面のような仕上げだ。

<▲図:ホワイトパールの背面>

ホワイトパールとブラックオニキスは、光の反射を抑えつつも光沢感を残した仕上げとなっている。

<▲図:5.2インチスマホのようなサイズ感>

5.5インチの大画面ながらスッポリと手に収まる。サイドのベゼルが奥の方にあるので、まるで表示部分だけを取りだしたかのような独特の見え方が面白い。

<▲図:右側面と左側面>

右側面(写真=上)には電源キー、左側面(写真=下)にはボリュームキーがある。デュアルエッジスクリーンと背面のカーブが良くわかる。

<▲図:上面と下面>

上面(写真=上)にはマイクとnanoSIMカード・microSDカードスロット、下面(写真=下)にはイヤフォンマイク端子、microUSB端子、マイク、スピーカーがある。

アウトカメラの画素数は約1220万画素と数値は控えめだが、受光面積を大きくする方向に舵を切り直している。また、イメージセンサーには位相差センサーも組み込んだデュアルピクセルCMOSセンサーを採用し、高速オートフォーカスを実現している。特に、プロモードではミラーレス一眼のようにピントがあった位置を複数のフォーカスフレームで表示するなど、カメラを意識した作りをしている。

インカメラは約500万画素。リアルタイムで美肌モードの効果を確認できるなど、自撮りをサポートする機能が特徴だ。

<▲図:カメラのUI(プロモード)>

カメラのUI(ユーザーインターフェイス)は、左側に撮影設定、右側にシャッターボタンを含む操作系がまとめられている。プロモードではデジカメのようにISO感度やシャッタースピードなどのコントロールアイコンが表示される。

<▲図:撮影機能一覧>

標準の撮影モードには、「自動」、「プロ」の他に、手前と奥でピントを選べる「選択フォーカス」や、料理を綺麗に撮れる「食事」モードなどがある。

<▲図:カメラ設定には撮影データをRAWファイルとして保存できる機能がある>

プロモード限定となるが、イメージセンサーのデータをそのまま記録する「RAW」撮影にも対応する。RAWデータは専用の現像ソフトが必要となるが、標準のJPEG画像よりも非圧縮であるため高画質に期待できそうだ。

<▲図:暗闇でも明るく撮れるカメラ性能をアピール。
左がGalaxy S5、右がGalaxy S7 edge>

解放F値F1.7の明るいレンズと、受光面積の広いイメージセンサーによって、暗い場所でも明るく撮影できる。左の「Galaxy S5」はほぼ真っ暗なのに対して、Galaxy S7 edge SC-02Hは、明るく被写体を写しだしている(上図参照)。

<▲図:ワイヤレス充電Qiに対応する>

煩わしいケーブル接続の必要がないワイヤレス充電「Qi」に対応する。写真は「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」用の純正アクセサリ「Wireless Charger」。もちろんGalaxy S7 edge SC-02Hでも使用可能だ。

<▲図:おくだけで充電できるので便利だ>

Galaxy S7 edge SC-02Hは、デザイン自体は前機種のイメージのままだが、今回発表となったドコモの新モデルのラインナップ(スマートフォンは5機種)のデザインは同じ方向性に向かっていたため、その中では一番個性があるデザインとなった。5.5インチの大画面ながら横幅が抑えられており、当初想像していた以上に小さく持ちやすかったことが実機を触った感想だ。ハイスペックとバッテリー、そして個性で選ぶならこの機種ではないだろうか。

なお、Galaxy S7 edgeは、予約した上で購入した方にVR体験ができるVRヘッドセット「Gear VR」をプレゼントするキャンペーンを実施している。こちらの記事参照。

(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
ドコモオンラインショップ/Galaxy S7 edge製品ページ

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件