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【島田純のMobile×Travel】第21回:SIMフリーのiPad AirをフィリピンのプリペイドSIMでLTEに接続してみる

SIMフリーの「iPad Air」をフィリピンの通信事業者「SMART」のプリペイドSIMカードを使ってLTE接続する方法をご紹介します。おおまかな流れは、以前の記事で紹介した内容と同一になりますので、こちらの記事もあわせてご参照ください。

→「第13回:フィリピンでSMARTのLTE対応プリペイドSIMを購入

iPad AirでSMARTのLTEに接続していることが分かる

SIMフリーのiPad Airは海外のSIMフリーのスマートフォンやタブレットを販売している通販サイトなどで入手可能なほか、国内で販売されているiPadについても、海外のSIMカードでの利用についてはSIMロックが掛けられていないため、実は国内の3GやLTE対応モデルのiPadでも海外のSIMカードを挿して通信を行うことができます。


■SIMカード

フィリピンの通信事業者「SMART」は、iPhone 5など向けにnanoSIMカードを提供しており、iPad AirでもそのnanoSIMカードを使って、LTE通信を行うことが可能です。

SMARTのLTE対応nanoSIMカードとリチャージカード

SMARTのLTE対応プリペイドSIMカード(標準サイズとmicroサイズ)は定価40ペソ(約90円)で販売されていますが、nanoSIMについては定価100ペソ(約230円)と、若干ですが高くなっています。

これらのSIMカードはショッピングモール内などにある携帯電話販売店のほか、SMARTのショップにて販売されています。


■残高追加、プラン登録

SMARTのLTE対応プリペイドSIMカードでLTEでのデータ通信を行うためには、下記2つの作業が必要です。

・1:プリペイド残高を追加する
・2:SMSを使ってLTEプランへ登録する


筆者はSIMフリー版のiPhone 5sを所有していたため、iPhone 5sを使ってプリペイド残高の追加とLTEプランへの登録を行いましたが、nanoSIMを使ってこれらの操作を行うことのできる端末を持っていない場合には、SIMカードを購入したお店で代行をお願いするのもいいでしょう。

プリペイドSIMカードへのプリペイド残高の追加は、残高を追加したいSIMカードを装着した端末から、

「1510」+「12桁の数字(ロードカード裏面のスクラッチを削って表示される番号)」

へ発信することで行うことができます。

残高のチャージ。「1510」に12桁の数字を続けていることが分かると思う。


SIMカードへのプリペイド残高の追加が終わったら、次はLTEプランへの登録を行います。プラン登録はSMSを使って行いますが、内容は下記のようになります。

・宛先:2200
・本文:LTE 50
※本文にある「50」の部分を「299」または「995」に変更することで、それぞれLTEの7日間定額プラン、30日間定額プランに申し込むことができます。

SMSを送信してLTEプランに登録する。

問題無くLTEプランへの登録が完了すると、登録完了を通知するSMSが送られてきます。

まれに、SMSの送信内容に誤りが無いにもかかわらず、LTEプランへの登録が受付されないことがあり、登録に失敗したことを知らせるSMSを受信することがあります。その場合でもSMSの送信を何度か繰り返すことでLTEプランへの登録ができます。

登録完了を通知するSMS


■iPad Airで利用

LTEプランへの登録が完了したSIMカードをiPad Airに挿せば、LTEでのデータ通信が可能に……と思っていたのですが、ここでトラブルが発生しました。LTEの通信エリア内であるはずの場所でも、iPad Airが一向にLTEに接続できず、3Gでしか繋がらない状態が発生しました。

SMARTのnanoSIMカードとiOS製品の組み合わせでは、過去にもiPhone 5sで同じような現象が発生したことがありました。そのときはiPhone 5sを完全に初期化した上で再度設定を行うことでようやくLTEに接続できるようになりましたが、今回はiPad Airの「設定」からネットワークリセットを行うことでLTEへの接続に成功しました。

iPad Airでのネットワークリセットの手順は以下になります。

[設定] > [一般] > [リセット] > [ネットワーク設定をリセット]


本来はネットワーク設定のリセットなどせずにLTEに繋がるはずなのですが、LTEプランへの登録が正常に完了し、LTEのエリア内で使用しているにも関わらずLTEに接続ができない場合は、今回のようにネットワーク設定のリセットを試してみると効果があるかもしれません。


ちなみにSMARTのLTEネットワークは、日本の各キャリアが提供しているネットワークと比べてエリアが狭く、特に建物内では電波が弱くなるなどの使いにくさはありますが、それでも3Gと比べれば快適な通信環境が得られることが多いため、フィリピンで使えるSIMフリーのLTE端末をお持ちの方は、ぜひLTEサービスを利用することをオススメします。


記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler

ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。

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