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KDDI、複数周波数帯で同時にLTEデータ通信を行うCA技術を国内初導入へ。下り最大150Mbpsエリアを一気に拡大

KDDI、沖縄セルラーは21日、今夏をめどにLTEの次世代高速通信規格「LTE-Advanced」の技術であるキャリアアグリゲーション(以下、CA)を国内で初めて導入すると発表した。

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今回導入されるLTE-Advanced技術の一つであるCAは、複数の周波数帯で同時にデータ通信を行うもので、周波数ごとに受信したデータを足し合わせることで最大150Mbpsの通信速度を実現する。

現在のLTE規格では連続した20MHz帯域までしか利用できないが、LTE-AdvancedではCA技術によって、複数の周波数帯域をあわせることで最大で100MHz幅までの周波数帯域利用が可能となる。

今回のau 4G LTEにおいては800MHz帯の10MHz幅と2.1GHz帯の10MHz幅を用いてCAを行い、それぞれ下り最大75Mbpsを足し合わせ、150Mbpsとなる。

また、異なる周波数帯で同時にLTEデータ通信を行うことになるため、周波数ごとの混雑状況や電波環境に応じて最適なスループットを提供することができるという。これは、例えば一つの周波数の電波環境が悪く、通信速度が低下した場合でも、もう一方の周波数で通信速度を補うことができるということを指す。そのため、より安定した高速データ通信環境を実現することができる。

CAの導入によって、下り最大150Mbps対応の基地局は約2.100局に達することになり、2015年3月末には一気に全国約20,000局に拡大される予定。

なお、CAの利用には、CAに対応したauスマートフォンが必要。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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