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日本マイクロソフトが「SkyDrive」の強化内容を改めて紹介。既存ユーザーは無料で25GBにアップグレード可能なので忘れずにしておこう!

米Googleが「Google Drive」の発表を行った(該当記事はこちら)ことで、オンラインストレージサービスに関する話題で賑わった今週だが、米Microsoftも23日に「SkyDrive」の強化を実施している。続けて、日本マイクロソフトも27日に改めてこの件に関する詳細を発表した。SkyDriveでは、新規ユーザーに無料で7GBのストレージ容量を提供し、年額10ドル(800円)で追加20GB、年額25ドル(2,000円)で追加50GB、年額50ドル(4,000円)で追加100GBの容量を利用することができる。

SkyDriveアプリはWindows/Macのほか、Windows Phone/iPhone/iPad向けが用意されている

さらに、4月22日以前からSkyDriveを利用していて、1ファイル以上保存していたユーザーの場合は、無料容量を7GBから25GBにアップグレードできる権利が期間限定で与えられている。

ただ、4月1日時点で4GB以上を利用していたユーザーについては25GBの無料ストレージに自動でオプトインされている。

対象者の方は忘れずにSkyDriveへアクセスし、アップグレードの手順を行っておくことをオススメしたい。手順はカンタン。対象者ユーザーの場合、SkyDriveトップページにお知らせメッセージが表示されているので、そのリンクをクリックし、続けて表示される画面においてアップグレードのボタンをクリックするだけだ。お知らせメッセージが表示されていない場合には左メニューにある「容量の管理」リンクをクリックしてみよう。対象者の場合は下図2のページにアップグレードのボタンが表示されるはずだ。

1. 赤枠の部分に注目。このリンクをクリックする。

2. 「無料アップグレード!」ボタンをクリックする。

3. 完了。無料容量が7GBから25GBへ増えた。さらに増やすことも可能(有料)。

SkyDriveは今回のサービス強化により、Windows/Mac向けの専用ソフトウェアによってローカルデータとの同期が可能になった。これにより、ローカルデータとSkyDrive上のデータを常に同じ状態に保つことができるため、日常的に利用するデータのバックアップ先としても使いやすい存在になった。

しかも、今回の機能強化によってSkyDriveアプリを実行しているWindows PCへ、SkyDrive.comからリモートアクセスすることが可能になっている。SkyDrive.com経由のファイルブラウズとビデオストリーミングをどこからでも実行できる、自分だけのプライベートクラウドのように機能させることができる。外出時に自宅PCに忘れてしまったファイルがあっても、SkyDriveから簡単に取り出すことができる。ただし、そのための設定が必要だ。

また、現時点ではSkyDriveに用意された専用ソフトウェア/アプリはWindows/Macのほか、Windows PhoneとiPhone/iPadに対するものだけだ。残念ながらAndroid(アンドロイド)向けのアプリはリリースされていない。しかも、Windows版ではWindows XPはサポートされていない。Windows Vista以降となっている。この点も残念ではある。

とはいえ、同期に対応したオンラインストレージサービスで7GBもしくは25GBの容量を無料で利用できることはとても素晴らしいことで、Androidユーザーの方にもアカウントの取得や25GBへのアップグレードをオススメしたいところ。

現在のところ、オンラインストレージサービスに関しては、Dropbox、Google Drive、SkyDriveの3つのサービスで無料アカウントを取ることをまずはオススメしたい。このうち、DropboxとGoogle DriveはAndroid向けのアプリもリリースされており、Windows/Mac、Android、iPhone/iPadなどの主要プラットフォームにおいて端末を問わずに同じデータを共有して使える利便性の高さを得られる。

一方、SkyDriveではAndroidには非対応ながら、無料で利用できる容量が7GBもしくは25GBと大きい利点がある。

例えば頻繁に編集やデータの追加/削除などの処理を行う可能性のあるデータ/フォルダについてはDropboxやGoogle Driveを利用し、そうでないデータをSkyDriveに入れるなどの分け方をしてもいいだろうし、モバイルではWindows PhoneやiPhone/iPadを中心に利用するという方の場合、SkyDriveをメインに使ってもいいかもしれない。

それぞれ、サービスによってアップロードできるファイルの最大容量や、アップロードの実効速度の違いなどもあるので、この機会にいくつかのサービスをチェックしてみてほしい。

オンラインストレージサービスは一度使い始め、慣れてしまうと手放せないサービスなのでオススメだ。

なお、SkyDriveの機能強化の詳細は下記リンク先のページで紹介されているので、関心のある方はチェックしてみよう。

【情報元、参考リンク】
マイクロソフト ブログ/新しい SkyDrive が可能にする、場所を選ばず使える Windows 用パーソナル クラウド ストレージ

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