Androidニュース&アプリ情報メディア

NTTドコモ、法人向け「スマートフォン遠隔制御サービス」を発表。1IDから申込み可。システム構築や初期費用不要

NTTドコモは19日、法人向けのクラウドサービス「スマートフォン遠隔制御サービス」を発表した。同社は本サービスを4月25日から提供開始する。「スマートフォン遠隔制御サービス」は法人でのスマートフォン利用をサポートするサービスで、1IDからの申込みが可能。月額利用料は1IDあたり315円。クラウドサービスなので、専用のシステム構築や初期費用は不要。手軽に利用できるサービスとして普及する可能性は十分高そうだ。

利用イメージ(NTTドコモ報道発表資料より)

「スマートフォン遠隔制御サービス」では、スマートフォンの各種制御を遠隔操作で行うことができる。例えば従業員が利用しているスマートフォンを紛失してしまった場合、このサービスでは端末を遠隔ロックしたり、初期化したり、特定のフォルダのデータを削除することができる。

また、従業員がプライベートの電話発信をしないよう制限を加えることもできる。「発信先制限」機能として、予め設定した番号宛にしか発信できないようにすることが可能。設定件数は最大1000件。同様にアプリに関しても制限することができる。業務に不必要なアプリの利用を制限可能だ。同じくカメラも制限できる。

さらに、端末の管理を効率化する機能も提供される。

まず、管理者側からスマートフォンへのファイルの一斉配信が可能だ。また、管理者は端末にインストールされているアプリの情報を取得することもできる。

ただし、利用にあたっては1点注意事項があり、各制御には1制御あたり3.15円が発生する。これは1台に対する1回の指示を指す。例えばある端末に遠隔ロックの操作を施す場合、3.15円が掛かる、ということだ。315円の月額利用料とは別途発生するので注意して欲しい。

とはいえ、専用のシステム構築が不要で、初期費用も掛からない。その上、1IDから申し込めるため、中堅・中小企業でも手軽に導入できるメリットがある。

申込みは全国のドコモ法人営業担当及びドコモショップ法人担当で受け付ける。

対応機種は「Xperia」「GALAXY S」「GALAXY Tab」「dynapocket T-01B」「DT-5300」。対応機種は今後順次増えていく予定。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件