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Xperia X10の後継機種とみられる「Xperia arc」(Anzu、X12)のプレス写真、動画登場。Android 2.3、4.2インチ液晶、BRAVIAエンジン、HDMI出力搭載、最薄部8.7mm

ソニー・エリクソンが2月13日にスペイン、バルセロナで発表する予定とされる「Xperia X12」(開発コード「Anzu」)のプレス写真やPR動画が続々と登場し始めていることが明らかになった。Xperia X12(Anzu)は同社のAndroidスマートフォン・フラッグシップモデル「Xperia X10」(日本では「Xperia SO-01B」としてNTTドコモから販売)の後継機種と目されるモデル。Xperia X10は機能上いくつかの不満の声が多くのユーザーから挙げられたものの、デザインの良さなどもあり、ヒット商品になった。そのため、後継機種には世界中から大きな注目が集まっている。

また、日本でもNTTドコモから今春Xperiaの後継機種が登場する予定だ。それだけにX12への関心は高い。

今回明らかになった写真、動画、及びスペック情報を紹介したい。情報はロシアの情報ブログメディア、gagadget.ruが元だ。同サイトによれば、Xperia X12(Anzu)の正式名称は「Xperia arc」。側面から見ればすぐにわかるが、背面が曲面でデザインされている。この美しい流線型から「arc」の名が付けられたものと容易に想像できる。もしくは、デザインが先で名前が後かもしれない。

いずれにしても、曲面デザインを採用したことで、端末の最薄部の厚さは8.7mmにまで絞れたようだ。サイズは125×63mm×9mm(最薄部は8.7mm)で、Xperia X10よりも縦に長い。これから予想できるようにディスプレイもサイズが大きくなっている。4.2インチ液晶で、解像度は854×480。表面をカバーする素材はプラスチックではなく、ミネラルガラスになるようだ。端末の重さは約117g。


そして大画面の魅力を活かすため、画像の描画性能にも力を入れている。MOBILE BRAVIA ENGINEを採用することで、動画を美しく再生することが可能。ノイズリダクション、シャープネス、カラーマネジメント、コントラスト調整などにより、動画をより美しい映像で視聴できるようになるという。さらに、DLNA機能やHDMI出力をサポートすることで、対応したスクリーンに映し出して楽しむことも可能だ。

搭載されるカメラは有効画素数800万画素で、ソニーの裏面照射型CMOSセンサ Exmor Rを採用している。Exmor Rは従来の表面照射型CMOSセンサーに比べ、約2倍の感度および低ノイズを実現したセンサで、美しい写真を撮影することが可能になる。夜景なども美しく収めることができるようだ。

OSや操作性周りを確認すると、OSはAndroid 2.3(開発コード「Gingerbread」)で、タッチパネルはマルチタッチに対応。UIはソニー・エリクソン独自のものが載るものとみられている。CPUはQualcomm製の1GHzプロセッサで、バッテリー容量は1,500mAh。

CPUやカメラの有効画素数だけを見てしまうと、今後発売される他社製の最新モデルには及ばないものの、Xperia X10からの進化は確実に図られている。そして、デザインもこれまでのコンセプトを引き継いだ上で美しいものに仕上がっている。ソニー・エリクソンからの正式な発表が待たれる。

下はXperia arcの端末外観紹介とBRAVIAエンジンの効果を紹介した動画。



【情報元、参考リンク】
gagadget/該当記事
Engadget/Sony Ericsson Xperia Arc breaks cover, announced at CES this week?

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