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NTTドコモ、携帯電話の接続料を改定。最大35.6%引き下げへ

NTTドコモは24日、2010年度適用の事業者間における携帯電話の接続料改定について、同日、総務大臣へ届出を行ったことを発表した。携帯電話の接続料とは、他の携帯電話事業者がNTTドコモの通信回線網を使用した際に、他業者に支払いを求める料金。今回の改定では、前年度適用の接続料から最大で35.6%引き下げが行われている。改定は2010年4月1日に遡って適用されることになる。

参考図(NTTドコモ報道資料より)。クリックして拡大。
左図:音声接続料の推移、右図:パケット接続料の推移。

この事業者間接続料の引き下げは、ユーザーに即座に直接的な利益をもたらすとは限らない。すなわちユーザーの携帯電話料金の引き下げが連動して行われるものではない。ユーザーが支払う料金は他の通信事業者の接続料が影響するため、NTTドコモ単独の引き下げ影響が直接ユーザーの層まで下りてくるとは限らない。ソフトバンクモバイル、KDDIが追随して接続料を引き下げれば、全体的に携帯電話料金が安くなる可能性に繋がるものとみられる。とはいえ、今回のNTTドコモの値下げは下げ幅を考えても大きな展開といっていいだろう。

接続料金の改定は毎年行われており、少しずつ下がってきた。

新料金は同一区域内での音声接続料が1秒あたり0.087円、区域外が0.105円になる。これは2000年と比較すると3分の1程度になる。2000年4月にはそれぞれ0.254円/秒、0.320円/秒だったからだ。それが徐々に引き下げられ、同一区域内では0.1円/秒を切り、0.087円/秒になった。パケット接続料も同様に引き下げられている。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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