【取材レポート】HTC J butterfly HTV31ブロガーイベント。真のハイレゾ対応、BOOMSOUND&ドルビー対応で高品質のサウンド性能、200GBのmicroSDカード対応(後編)

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前編に続き、HTC J butterfly HTV31のイベントレポートをお届けしたい。

イベントの模様

イベントの最後にハイレゾ音源の楽曲を実際にHTC J butterfly HTV31と外部スピーカーで再生したものを試聴するセッションが行われたが、野村氏は、ハイレゾ対応の難しさについて語っていた。ハイレゾは生っぽい音、リアル感があるとか、そういうサウンドで、いくら対応機器だとはいえ、それを再現できる環境が必要になってくるとのこと。HTC J butterfly HTV31はその点ハイレゾ音源の楽曲をキチンと再生できるように工夫されている。

左から野村氏、麻倉氏、玉野氏

玉野氏も、デジタルデータをいかに品質よくアナログに変換して最終的に耳に届けるか? という点が重要だと述べていた。スピーカー、イヤフォンに伝えて、いかに原音に近い音を再現するか? という点にこだわらないと真の意味でのハイレゾを楽しめない。HTC J butterflyでは、入口から出口までキチッと対応していることが大きく、聴いてもらえば分かる、とのこと。後ほど、玉野氏に個別に話を聞く機会があったが、他社製品とも比べた上で、自信があったから今回のイベントを行ったということだ。

とはいえ、実はこの試聴セッションのときには、HTC J butterfly HTV31のハイレゾ再生品質の高さはそこまで良く分からなかった。空気感があるとか、音が良い、という漠然とした印象は受けたが、他社製品と比べてどうか、というのはこれだけでは分からないし、実は曲自体をよく知らないためどこまで原音を再現できているのか分からない上、スピーカーの品質も影響してくるので、どこまでがHTC J butterfly HTV31の性能による部分なのかが判断できなかったからだ。しかし、確かに小さなスマートフォンからここまでの音が出ているのか? とは思ったので、基本的な能力が高いことは確かだと感じたし、専用アンプの力が大きいのかもしれない。家で落ち着いて音楽を楽しむ際に、据え置きの本格的なハイレゾ対応オーディオ機器を用意しなくても、HTC J butterfly HTV31とハイレゾ対応スピーカーもしくはヘッドフォンだけで十分に楽しめるのかもしれない。

この後、参加者は一人一人、HTC J butterfly HTV31とヘッドフォンで自由にハイレゾ音源の楽曲を試聴できるタッチ&トライの時間があったが、じっくりと確認できたのはこのとき。

こんな感じで各々がサウンド品質を確認することができた。

とはいえ、やはり他社製品との比較はできなかったので、他社スマートフォンと比べた評価はできないが、音楽再生機として、かなり良いデキに仕上がっている。筆者はモバイルでの音楽視聴にはソニーのウォークマンを愛用しているが、HTC J butterfly HTV31の方が味付けはフラットな印象だ。iPhoneはじめ、サウンド性能にあまりこだわりのない機種から移行してきた方は驚くような仕上がりだと思う。本当はもっと長い時間、様々なジャンルの曲で比較したかったが、とりあえずパッと聴いてすぐに音が良いことは分かるレベルだ。

また、本格的に日常利用するポータブルミュージックプレイヤー代わりに使うには圧縮音源の再生品質も気になるところだが、そこはチェックできなかった。しかし、アンプの性能が良さそうなことは分かったので、おそらく十分な音で聴かせてくれそうだ。

これまでポータブルミュージックプレイヤーとしてある程度の品質を提供できていたスマートフォンはXperiaシリーズだけだったと思うが、新たにHTC J butterflyがその領域に踏み込み、名乗りを上げた感じだ。もっと長い時間、知っている曲で聴き比べてみたいと思った。

と言いつつ、せっかくハイレゾをメインとしたイベントだったので申し訳無い限りだが、実は、個人的には動画再生時のデュアルフロントスピーカーの能力とDolby Audio対応に、より大きな魅力を感じた。

ディスプレイの上下の場所に設置されたステレオスピーカーが迫力あるサウンドを出してくれる。

普段、映画やドラマを視聴する際、できればブルーレイで見る。それはホームシアターもしくは7.1ch対応ヘッドフォンでサラウンドサウンドを楽しみたいから。しかし、HuluやdTV、YouTubeなどのステレオ音源の動画を見るときは様々で、寝る前に布団でゴロゴロとうつ伏せでタブレットで見たり、お風呂で見るときもある。そのときは大抵はDolby対応のAmazonのFire HDXを使っている。

他のAndroidタブレットやiPadを使わずにFire HDXを使う理由はDolby対応で迫力あるバーチャルサラウンドを楽しめるからだ。Fire HDXのスピーカー性能はかなり気に入っているのだが、HTC J butterfly HTV31も驚くほど良い。本当は比較してみたかったくらいだが、こんなに小さなボディとスピーカーからよくここまで迫力あるドルビーサラウンドサウンドが出るものだと関心する。しかも、Fire HDXは背面にスピーカーを搭載しているのだが、HTC J butterfly HTV31はフロント。Fire HDXもケースとの間にスペースを設けることでケースによる反響音を利用するなど、上手く工夫しているが、やはり物理的にフロントにスピーカーがある方がいい。

しかも、今回のイベントではあまり触れられていなかったが、ディスプレイのサイズが5.2インチで解像度が1,440×2,560ドットなので、かなり綺麗だ。

動画視聴マシンとして、かなりレベルの高い仕上がりになっていると思うので、筆者と同じHuluのヘビーユーザーには特にオススメしたい機種だ。

後は、ハイレゾ再生マシンとして実際に常用する際には、ヨドバシカメラなどにHTC J butterfly HTV31を持っていって、ヘッドフォン/イヤフォンを聴き比べして、自分の頭の形、耳の形に合い、好みのサウンドを再現するものを購入したいところ。せっかくならそこまでしたい。


最後に、HTC J butterfly HTV31のスマートフォンとしての基本的なスペックやタッチ&トライの基本的感想を紹介しておきたい。

HTC J butterfly HTV31のOSはAndroid 5.0、CPUはQualcomm MSM8994(オクタコア。2.0GHzクアッド+1.5GHzクアッド)、メモリは3GB RAM、32GB ROM、外部メモリは最大200GBのmicroSDXCにまで対応、ボディサイズは約151×73×10.1mm、重さは約162g、ネットワークは4G LTEのキャリアアグリゲーション、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーションに対応し、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetoothは4.1、バッテリー容量は2,700mAhだ。

また、MHLもサポートしているので、テレビに動画やゲームを出力する際に、Miracastよりも画質落ちや遅延のないケーブル接続が利用できる。

MHL対応。ちなみにmicroUSB端子、オーディオ端子はキャップ無しで防水対応。

カメラはインカメラが約1,300万画素でメインカメラは約2,020万画素。

しかも、メインカメラは「DUOカメラ」になっている。今回のイベントではこの点はあまりアピールされていなかったが、実は大きな魅力だと思う。要するにメインカメラレンズに加えて補助レンズが搭載されていて、距離・深度情報を取得できるようになっている。面白いのは、後からフォーカスポイントを変えられる機能。ズームして撮ったときには利用できないが、手前をぼかして奥にピントを合わせたり、逆にしたり、というようなことが後からできる。これが面白い。

DUOカメラが結構面白い。

また、カメラファンにはRAWで撮影できる点も魅力の一つかもしれない。もちろん、撮像素子のサイズもレンズも小さいのでデジタル一眼と比べると差はあるが、自分で現像したい場合にはRAWで撮影して好みに合わせた処理ができるわけなので面白い。

ボディは最近のスマートフォンとしては厚みがあるが、背面は丸く曲面を描いているので、手にフィットして持ちやすい。実は厚みこそ違うが、初代HTC J butterflyと同じようなフィット感だった。お世辞抜きでとても持ちやすいので、この点はオススメだ。

かなり持ちやすいボディ。

パフォーマンスは短時間触っただけでは判断しにくいが、MSM8994と3GB RAMを積んでいるので、ストレスフリーで速いはず。少なくともChromeやホーム画面などを触った限りはサクサクしていた。

気になるのは発熱だ。MSM8994搭載の他社も含めたスマートフォンだけでなく、Galaxy S6 edge/S6、ZenFone 2など、今夏モデルのうちハイエンド端末は一様に発熱が気になる。HTC J butterfly HTV31も、背面のメインカメラ辺りを中心に発熱し、ディスプレイも上部がやや発熱するが、他機種と比べると、それほどでもないように感じた。こちらも短時間なので最終判断はできないが、ピーク値は他機種ほどではないように思う。とはいえ、購入時には熱に関しても実際に触って確認した方がいいだろう。

玉野氏によると、サウンド面だけでなく発熱に関してもかなり気を使って取り組んだということだった。MSM8994のコントロールは難しく、何とか工夫して熱を抑えたとのこと。

今夏のauのラインナップは機種ごとに特徴が分かれていて、意外と魅力ある製品が揃っているが、HTC J butterfly HTV31はサウンド面を重視する方にはオススメの機種だと言えると思う。

今後またレビュー記事もお届けできればと思う。

コラムでお馴染みのせうさんも参加。右はショールーム1階の様子。

ちなみにONKYOショールームにはHTC J butterfly HTV31が展示されているようなので、サウンドを試したい方は寄ってみよう。ショールームの公式サイトは下記リンク先。
ショールーム公式サイト


前編/後編


【情報元、参考リンク】
HTC J butterfly HTV31製品ページ
GAPSIS/(実機レポート)ドルビー対応の高音質フロントスピーカーと高画素カメラで攻める「HTC J butterfly HTV31」をチェック!
ITmedia/「HTC J butterfly HTV31」ブロガーイベントリポート
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