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ドコモ、spモード不具合の調査結果と影響を受けたユーザーへの対応を発表。メルアドが別のアドレスに置き換わっていたユーザーは6878人

NTTドコモは27日、前週に発生したspモードの通信設備の不具合に伴い生じた問題の調査結果報告と、不具合の影響を受けたユーザーに対する今後の対応方法などを明らかにした。20日、spモードの通信設備に障害が発生し、spモードサーバで輻輳が生じた。これに起因してspモードサーバにおける電話番号とIPアドレスの関連付けに不具合が生じ、spモードメールアドレスが、別のユーザーのアドレスに置き換わってしまう事象が一時的に発生。

発生した事象のイメージ(クリックして拡大)

メールアドレスが誤って設定される問題は重大な影響を他のサービスにも及ぼす可能性があり、同社はspモードの関連サービスを一時的に停止し、調査を進めた。

メールアドレスが置き換わる事象については20日午後6時頃までには解消され、念のために実施されたパケット交換機のリセット作業も22日午前1時頃に完了している。また、前述した一時停止措置が採られたサービスも「電話帳バックアップ」を除き22日午後2時頃には再開され、「電話帳バックアップ」も26日正午頃に再開されている。

すなわち、現在は通常状態に復旧している。

結果的にメールアドレスが置き換わることで影響を受けたユーザーの詳細は次の通り。

(1) メールアドレスが別のメールアドレスに置き換えられたユーザー(A):6,878人(*1)
(2) ユーザー(A)から受信したメールの送信者欄に別のメールアドレスが表示された方(B):2,909人
(3) ユーザー(A)のメールアドレスに置き換えられた方(C):6,894人(*2)
(4) ユーザー(C)が圏外や電源断などでメールを受信できない間に、(C)宛に送信したメールの一部を、(A)に受信された方(D):2,017人

*2:メール送受信を行なっておらず、メールアドレスの置き換えのみであったお客様 : 4,097人
*3:メール受信などを行なっておらず、メールアドレスの置き換えのみであったお客様 : 4,110人


今後、同社は新聞紙上でお詫び広告を掲載するとともに、本事象の対象ユーザーに対して「お詫びのしるし」とあわせてダイレクトメールを郵送するなど、個別に対応する。また、本件に関する専用のコールセンターも設置される(下記参照)。

【電話番号】 0120-152-770
【受付時間】 午前9時~午後8時
【開設期間】 2011年12月27日~2012年1月31日


さらに、spモードサービスの一時停止に伴う料金の返還も行われる。サービスの一時停止に伴い、月額使用料を伴うサービスについては、一時停止した期間を算出し、日割分にあたる金額が返還される。対象サービスは「ドコモ ドライブネット」と「イマドコサーチ」。

一時停止していたspモードサービスの一覧は次の通り。
  • spモードの各種設定変更(メールアドレス変更、メールアドレス入れ替えなど)
  • イマドコサーチ
  • イマドコかんたんサーチ
  • ケータイお探しサービス
  • DCMX・iDの初期設定・お引越し
  • docomo ID発行
  • ドコモプレミアクラブ・サイト(spモード版)
  • spモードコンテンツ決済
  • ドコモ ケータイ払い
  • ドコモ ポイント交換
  • ドコモ ケータイ送金
  • 請求内容のご確認
  • spモード決済ご利用履歴、ドコモ ケータイ払いご利用明細
  • 各種お申込・お手続きサイト
  • Myインフォメール
  • アンドロイドマーケット ドコモ課金
  • 声の宅配便(受信一覧など)
  • メロディコール(コンテンツ購入)
  • ドコモ ドライブネット
  • 迷惑電話ストップサービスのブラウザでの設定
  • 電話帳バックアップ
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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