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Google、ウェブブラウザ版Android Market提供開始。PCでアプリを購入、スマホへ遠隔インストールも可能に。管理機能も提供

米Googleは現地時間2日午前10時(日本時間3日3時)より、Android 3.0(開発コード「Honeycomb」)及びAndroidのエコシステムに関するプレスカンファレンスを開催した。プレゼンテーションの模様はYouTubeでもライブ中継され、日本から視聴することも可能だった。

同社は1時間の枠の中で、大きく2つのテーマでプレゼンテーションを行った。1つはAndroid 3.0の紹介だ。Android 3.0は米ラスベガスで6日から開催された世界最大の家電見本市「CES 2011」において搭載タブレット端末の新製品発表及び出展がいくつかあったため、すでに概要は知れ渡っている。さらに同社は開発者向けのプレビュー版SDKもリリース済みだ。

しかし、公にAndroid 3.0の機能紹介をするのは今回が初であり、様々な機能が個別にピックアップ、説明された。ここでは記事タイトル通り、Android Marketについて紹介する。

プレゼンテーションで披露された2つ目のテーマがAndroid Market Websiteについてだ。同社はついにウェブ版のAndroid Marketをリリースした。これはパソコンなどのウェブブラウザからアクセス、利用できるもので、アプリの検索、情報チェック、購入、スマートフォンなどのAndroid搭載端末へのアプリのインストール、購入済み/インストール済みアプリの管理機能などが提供される。(追記:簡単な使い方ガイド記事を用意しました)


従来であればAndroid Marketのアプリはスマートフォンやタブレットにプリインストールされているクライアントアプリから検索、購入・インストールするしかなかったが、今後はパソコンなどからそれらの作業を行うことが可能になる。もちろん、Androidスマートフォンで利用しているものと同じGoogleアカウントでログインする必要はある。

ユーザーはパソコンのウェブブラウザなどから、Android Market Website(http://market.android.com/)へアクセスし、ページ右上にある「ログイン」リンクから、Android搭載端末で利用しているアカウントでログインする。あとはアプリを探し、「BUY」や「INSTALL」ボタンをクリックすれば購入・インストール手順に進み、リモートで端末へアプリをインストールすることができる。もしくは未ログイン状態でインストール手順に進んだ場合には、ログインを促される。

また、アプリの情報はTwitterで発信したり、メールにリンクを貼ったり、友人などと共有しやすくなった。レビューの投稿や閲覧なども可能。

パソコンの大型スクリーンでアプリを探し、情報を確認でき、さらにはスマートフォンなどの端末をケーブル等で接続せずにインストールできるようになるのは非常に大きな変化だ。

下にプレゼンテーション・スライドの一部を掲載する。アプリを探し、情報を確認し、購入/インストール手順に進み、スマートフォンで自動的にインストールが始まる一連の流れが紹介された。また、Twitterでアプリ情報をツイートすることも可能。



ウェブ版でアプリの購入やインストール手順を進めることが可能。

左図:ウェブ版でインストール手順を実行するとスマートフォンでインストールが始まる。
右図:アプリ情報ページ右に配置されたTweetボタンから、アプリの情報をカンタンに発信できる。


カンファレンスの動画が公開されたので、下に掲載しておきたい。



UPDATE
スライド資料を追加。それに伴い記事本文も加筆修正。タイトルも修正。カンファレンスの動画も追記。

【情報元、参考リンク】
YouTube/Android公式アカウント
Google Mobile Blog/Introducing the Android Market website

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