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NTTドコモ、Xperia arcを3月末までに投入へ。2011年度のスマートフォン販売目標は約600万台

日本経済新聞は28日、NTTドコモが2011年度のスマートフォン販売計画をまとめたと報じた。報道によればNTTドコモは2011年度、スマートフォンを約600万台販売する目標を掲げることになるという。これは2010年度比で2倍強に相当する数字だ。また、NTTドコモの携帯電話端末年間販売台数に占める割合も約3分の1にあたる。国内のスマートフォン市場は2010年に急拡大の兆しを見せ始めたものの、携帯電話市場全体に対する割合は現時点では3分の1まで達していない。

しかし、NTTドコモが2011年度に実際に販売目標を達成することになれば、今後1年間でスマートフォンの割合は大幅に増加することになりそうだ。加えて、ソフトバンクモバイルが販売する米Apple製スマートフォン「iPhone」も堅調で、KDDIの「Android au」戦略も継続する見通しだ。

そしてNTTドコモは今四半期にスマートフォン販売を押し上げる可能性を秘めた端末をリリースする。

同社はソニー・エリクソンが5日に発表したAndroidスマートフォン「Xperia arc(エクスペリア・アーク)」を3月末までに投入する予定だと日本経済新聞は伝えている。Xperia arcは英国の一部の量販店では予約受付が始まっており、発売日は4月1日とみられている。日本は英国より早くリリースされるのかもしれない。

Xperia arcはAndroid 2.3を搭載し、CPUはQualcomm MSM8255 1GHzを採用。ディスプレイは4.2インチ液晶で解像度は854×480。マルチタッチもサポートする。「Xperia X10」(国内ではNTTドコモが「Xperia SO-01B」として昨年4月1日に発売)の後継機種だけあり、より洗練され、かつ改善されたハードウェア、ソフトウェア構成になる。デザインも人目を引くものだ。背面上下端から中央部にかけてアーク形状を描く特殊な設計になっている。中央部の最薄部の厚みはわずか8.7mmしかない。

また、カメラ、ディスプレイ、写真、動画、これらの点で大幅な改善が図られている。カメラはソニーの裏面照射型CMOSセンサ Exmor Rを採用し、暗い場所でも写真を撮影できるようになった。720pのHD動画撮影もサポート。また、Mobile BRAVIA Engine搭載により美しい映像で動画を視聴できる環境が提供される。さらに、HDMI出力やDLNAにも対応し、大型スクリーンに映像を映し出すことも可能になった。

発売前ながら、Xperia SO-01Bと同様にヒット商品になる可能性が高まっており、国内向けモデルの詳細及び発売日や価格などの情報に注目が集まっている。

なお、NTTドコモは2010年度は1月までに約180万台のスマートフォンを販売し、通期では260万台程度の記録を残せる見込みという。残り2ヶ月余りで80万台程度を上乗せできる根拠にはサムスン電子製のスマートフォン「GALAXY S」が昨年に引き続き好調なことに加え、富士通東芝製「REGZA Phone T-01C」も高い人気を誇っているからのようだ。NTTドコモは富士通東芝に対して数十万台レベルの増産を依頼したとされている。

下はXperia arcのハンズオン動画。


【情報元、参考リンク】
日本経済新聞

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