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<▲画像:「OPPO Reno14 5G」> |
まず、OPPO Reno14 5Gは7月17日以降に順次発売予定で、通常価格は79,800円(税込、以下同)。
SIMフリーモデルとして登場し、Amazon、家電量販店などの他、格安SIMではIIJmio、イオンモバイルが取り扱うことが明らかになっている。
先日FCNTから発表された「arrows Alpha」とは価格帯がほぼ同じだが、スペックも似たレベルにある。今夏に限らず、6万円から10万円辺りの中価格帯のスマホがボリュームゾーンなので、OPPO Reno14 5Gは、OPPOの新しい主力スマホとなるだろう。
OSはAndroid 15ベースの「ColorOS 15」で、ディスプレイは約6.6インチで、解像度は2,760 x 1,256ピクセル、リフレッシュレート120Hz、最大輝度1200nitの有機ELだ。
CPUはMediaTek製の「Dimensity 8350」、メモリは12GB、ストレージは256GBだ。残念だがmicroSDカードには非対応だ。
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<▲画像:MediaTek Dimensity 8350、メモリ12GB、ストレージ256GBという中枢部のスペック> |
SIMカード対応はnanoSIMが2スロットにeSIM対応となっている。モバイル通信は5G、4G対応で、Wi-FiはWi-Fi6までサポートしている。
バッテリー容量は6,000mAhで、最大80Wでの急速充電に対応する。
本体サイズは約158 x 75 x 7.4mm、重さは約187gだ。
カメラはリアが3眼構成で、フロントが1眼だ。リアカメラは約5000万画素の広角カメラ、約5000万画素の望遠カメラ、約800万画素の超広角カメラで構成され、広角と望遠カメラについては光学式手ブレ補正対応となっている。また、インカメラは約5000万画素だ。
基本的に先ほど触れたarrows Alphaとはやはり似たスペックにあり、人によってはこの2機種は比較検討することになるかもしれない。
その中で注意したいのは、OPPO Reno14 5Gは「おサイフケータイ」には対応していない点だ。また、USB端子は急速充電などには対応しつつもUSB 3.xではなくUSB 2.0であり、DisplayPort Altモードには対応していないので、例えばスマホのゲームなどをUSBケーブルやUSB to HDMIケーブルなどでテレビに出力してプレイするような使い方はできない。arrows Alphaは、おサイフケータイ対応、DisplayPort Altモード対応の他、ストレージが512GB、microSDカード対応などOPPO Reno14 5Gにはない魅力がある。
その一方で、OPPO Reno14 5Gの方がリアカメラの構成は豪華だ。
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<▲画像:「OPPO Reno14 5G」のカラーバリエーションは2色> |
また、OSのアップデート保証回数がarrows Alphaよりも多い点も侮れない。arrows Alphaは3回までだが、OPPO Reno14 5Gは5回まで保証されている。また、セキュリティアップデートの提供期間も6年と長い。
正直な話、昔と違い、このクラスのスペックのスマートフォンであれば、よほどハイグレードのゲームを最高設定でプレイするようなことでも無い限り、4年、5年と使い続けられると思う。そのとき、アップデート保証回数はとても重要になってくる。
今後、夏に向けて他のメーカーからも8万円前後の価格帯のスマホが続々と発表される可能性があり、選択肢はより増えると推測されるので、そのとき、OPPO Reno14 5Gがどの位置にあるのかも気になる所だ。