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12月の携帯電話販売台数に占めるスマートフォンの割合が約5割に。ドコモの3機種、au IS03、iPhone 4が牽引

12月の月間トップはGALAXY S
調査会社BCNが14日に発表した昨年12月の携帯電話販売台数レポートで注目すべき動きが生じていることが明らかになっている。昨年、スマートフォンの普及が急激に加速し始めたことは多くの方が知るところだと思う。ソフトバンクモバイルが以前から力を入れてきた米Appleのスマートフォン「iPhone」に加え、米Googleが開発するOS「Android」を搭載したモデルが通信キャリア各社から続々とリリースされたことでスマートフォン人気が一気に高まった。

その影響で毎月のようにスマートフォンの販売台数及び携帯電話販売台数全体に対する割合が増えてきた。

BCN調べによれば2010年3月のスマートフォンの割合は7.0%、4月は17.1%、これはNTTドコモから発売された「Xperia」の影響だ。5月には15.4%、6月には15.0%、7月には22.6%。この間もソフトバンクモバイルから「iPhone 4」「HTC Desire」、auから「IS01」、NTTドコモから「LYNX SH-10B」がリリースされている。その後、8月に20.2%、9月に27.8%、10月に33.1%、11月に35.5%、そして12月に48.1%になった。

特筆すべきは9月以降の伸びだ。毎月数パーセントずつ伸びている。これはこの秋に各通信キャリアから最新モデルが立て続けに発売された結果が反映されたものだ。特にNTTドコモからリリースされた3機種、「GALAXY S」「LYNX 3D SH-03C」「REGZA Phone T-01C」、auの「IS03」の力が大きい。また、ソフトバンクモバイルの「iPhone 4」も長い期間売れ筋商品のままだ。「GALAPAGOS 003SH」もそれなりの数が出ている。

この傾向は2011年により加速するものと見られ、早い段階で50%を超えることは確実だ。

とはいえ、1月は目ぼしい新商品の発売もないので一旦数字を落とすかもしれない。数字をキープできるかどうかは人気機種の在庫次第だろう。

そして、人気が殺到し、品薄状態の「REGZA Phone T-01C」の在庫が潤沢に回り始めるのは2月とみられている。加えて、2月にはauの「REGZA Phone IS04」がリリースされる見込みだ。場合によっては2月に50%を超える可能性もあるかもしれない。引き続き注目していきたい。

※BCNランキングは全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしている。

【情報元、参考リンク】
BCNランキング/2010年12月の携帯電話ランキング、Android搭載スマートフォンが4位まで独占

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