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2010年第2四半期の北米市場でAndroidがスマートフォン販売台数でiPhoneを抜いて2位浮上

米調査会社Nielsenは現地時間2日、北米スマートフォン市場に関する調査報告を発表した。これによると、2010年第2四半期(4月~6月)における北米での端末販売台数でトップに立ったのは引き続きResearch In Motion(RIM)のBlackBerry、しかし、その割合は前年同期から下がり続けており、33%という数値。2位には僅か半年で急激な成長を遂げたAndroidプラットフォームが入り、27%を獲得。米AppleのiPhoneは23%で3位に留まった。4位は11%のWindows Phone。また、全ユーザー数別ではBlackBerryが35%、iPhone(iOS)が28%、Windows Phoneが15%と続き、Androidは13%で4位につける。

プラットフォームのシェア

北米市場は依然としてBlackBerryの強さが目立つものの、この一年でスマートフォン市場における販売台数シェアでは数字を落とし続けている。世界的に人気のiPhoneも2009年第4四半期に34%を記録したものの、その前後では対称的な山なりになっており、前年同期、本四半期共に23%だ。ただし、iPhoneに関しては毎年新モデル発売前には販売が落ち込む為、本四半期のみで判断する意味はあまりない。いずれにしても、iPhoneの勢力は十分に大きい。

BlackBerry、iPhone、Windows Phoneプラットフォームが大きな変化のない時間を過ごしている一方で、Androidが急激に台頭してきた。Androidは2009年第4四半期には僅か6%だったシェアが、本四半期では27%にまで拡大しているからだ。この伸びは今後も続く可能性があり、第3四半期ではトップに立つことも十分に考えられる。

ただし、販売台数に関してはトップの座が見えてきたが、プラットフォームの全ユーザー数ではまだまだBlackBerry、iPhoneに並ぶには遠い。これに関してはトップ2強に並ぶまでにはまだ時間を要するだろう。

ユーザー数シェア

最後に、ユーザーの満足度調査の結果を紹介したい。これはそのプラットフォームの端末ユーザーに、次も同じプラットフォームを選択したいかどうかを尋ねたものだ。

iPhoneユーザーの89%が次もiPhoneを、Androidユーザーの71%が次もAndroidを、BlackBerryユーザーの42%が次も同じプラットフォームを購入したい、と答えている。この結果を見る限り、iPhoneは顧客満足度が非常に高く、多くのユーザーがiPhoneを気に入っていることが伺える。また、Androidも十分レベルが高い数値だろう。しかし、BlackBerryは危機感を感じる数値になっている。依然として高いユーザー数を誇るBlackBerryだが、安穏としている余裕は全くないはずだ。

次に選択したいプラットフォーム

なお、北米携帯電話市場において、従来型端末であるフィーチャーフォンとスマートフォンの割合は変化を続けており、スマートフォンが25%にまでシェアを伸ばしている。この伸びも今後更に続くものと見られており、特にiPhoneがAT&T以外の通信事業者から販売されることになった場合には、一気に数値が跳ね上がるものと予想されている。

【情報元、参考リンク】
Phonedog.com/Android continues growth in first half 2010, but iPhone is most desired

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