IS01は一般的な「スマートフォン」とは異なる「スマートブック」と名付けられており、ネットブックとスマートフォンの間を目指して設計されたという。スタイルはクラムシェル型、QWERTYキーボードが用意され、5.0インチの大型高精細液晶ディスプレイを備える。Android OSのバージョンは1.6だが、マルチタッチに対応している。
また、auオリジナルのUIが搭載され、一般的Androidスマートフォンとは異なる様々な特徴を持つ。
特に従来型ケータイで一般的な、ワンセグ、赤外線通信を搭載している。これはNTTドコモ向けのスマートフォン「Xperia」、ソフトバンクが4月下旬に発売予定の「HTC Desire」には備わっていない大きな特徴。また、両機種ではキャリア公式でのMMS対応時期は公表されていないが、KDDIは8月下旬のアップデートで対応する予定とした。デコレーションメールにも対応する予定という。
auおなじみのLISMO!への対応も9月下旬のアップデートで行われる予定だ。
端末のデザインは外部デザイナーに依頼される形となり、IS01はプロダクトデザイナーの深澤直人氏が担当した。
気になるアプリマーケットについてはGoogleのAndroidマーケットとKDDIの「au one Market」に対応。
結論としてこれだけの説明を見てもわかるように、IS01はXperia、HTC Desireとは全く異なるAndroid端末になる。日本独自の進化を遂げた従来型ケータイ、通称ガラケーの機能のいくつかが盛り込まれて、形状・スタイル、サイズも全く異なる。
発売時期は6月上旬が予定されており、端末購入価格は未定。ただし、発表会の質疑応答ではできるだけお求めしやすい価格を提示したい、とのコメントがあり、想定以上に高い金額にはならないだろう。
料金プランについてはKDDIはISシリーズの新規購入ユーザー向けに、2年間で最大26,280円お得になるキャンペーンを実施する。これは月々の利用料金から「プランEシンプル（誰でも割ご契約時）」の780円と「IS NET」の315円相当分の最大1,095円を24ヶ月に渡り割引する、というもの。
詳細はKDDIのプレスリリース、商品詳細説明でご覧頂ける。
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2010/0330c/index.html
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2010/0330c/besshi.html
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/100330-b.html
ISシリーズのスペシャルサイトは下記。
http://au-is.jp/
なお、ギズモードが早速レビュー動画をアップしているので紹介したい。
記事はこちら。
スペックは下記。
商品名：IS01
メーカー：シャープ株式会社
通信方式：CDMA 1x EV-DO Rev.A (CDMA 1X WIN)
サイズ：約83 (W) ×149 (H) ×17.9 (D) mm (暫定値)
重量 (電池装着時)：約227g (暫定値)
連続通話時間：約310分 (暫定値)
連続待受時間：約200時間 (暫定値)
充電時間：約210分 (AC時)、約230分 (DC時) (暫定値)
カラー：BLACK、LIGHT BLUE
ディスプレイ：NewモバイルASV液晶
画面サイズ：約5.0インチ
画面ドット数：フルワイドVGA++ (960×480)
外部メモリ：microSD?/microSDHC?メモリカード (最大16GBまで)
カメラ：有効画素数約527万画素オートフォーカス付きカメラ
無線LAN：IEEE802.11b/g
Bluetooth：2.1 + EDR
外部インターフェース：microUSB
■主な対応サービス
Eメール (～@ezweb.ne.jp) (注1)
デコレーションメール (注1)
Cメール
au one ナビウォーク
LISMO! (注2)
Googleサービス
■主な対応機能ほか
ワンセグ
赤外線通信
ブログアップツール
スマートリンク辞書
スケジュール
名刺リーダー
情報リーダー
テキストリーダー
注1) Eメール (～@ezweb.ne.jp)、デコレーションメールは2010年8月下旬以降提供予定。
注2) 「LISMO!」は2010年9月下旬以降提供予定。
写真は左上：セカイカメラ、右上：ナビウォーク、左下：LISMO!
また、同時発表されたIS02については別記事でご紹介する。
