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<▲画像:「Gemini for Google TV」の利用イメージ> |
もちろん今後はより多くの機器に対応を拡大していく予定で、TCL製の他の機種、そして同じく中国メーカーのハイセンス製のテレビ、そしてGoogle製のスマートTVデバイス「Google TV Streamer」などが対応予定とされている。
以前からGoogle TVでは「Google アシスタント」での音声入力が可能で、すでに利用中の方も多いと思う。「Google アシスタント」も十分に便利だし、Geminiと大差ないのでは? と思うかもしれない。
だが、従来の音声入力とGeminiとでは、できることの範囲が大きく異なる。例えば、「Google アシスタント」でも「ドラゴンボール」と音声入力すれば、動画配信サービスにおいて配信中のドラゴンボールの関連番組をリストアップしてくれるし、ユーザーが話しかけるワードを適切に選定すればリモコンを手で操作するより短時間でコンテンツに辿り着ける。
一方で「自然を紹介するドキュメンタリー動画や番組で、人気があるものをいくつかリストアップして欲しい」などと漠然と話しかけても、リクエストが複雑すぎて何の答えも返してくれない。
ところがGeminiであれば、そのような文章でもリクエストに適していると考えられるコンテンツをリストアップしてくれるようになる。
そして、スマートフォンなどで使うGeminiと同様、調べ物などにも答えてくれる。すなわち、Google TVが、単なるスマートTVのプラットフォームから、AIエージェントを備えた、より多用途に使える存在へとアップグレードするような形となる。
PCやスマホ、タブレットなどの機器の操作が苦手な方にとっては、Gemini対応のGoogle TV搭載機器は、手軽に扱えるAIエージェント機器として活躍するかもしれない。