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複数人が自分のイヤホンで公共施設の音声案内を聞いたり友人同士で一つのスマホの音楽を共有できる「Bluetooth LE Audio Auracast」にAndroidスマホが続々対応へ

米Googleは今後、Androidにおいて「Bluetooth LE Audio Auracast」のサポートを拡大することを明らかにした。Bluetooth LE Audio AuracastはBluetoothという規格の歴史上、かなり大きな変化を与える機能。いわゆるシェアリングを可能とする機能で、従来「Audio Sharing」と呼ばれていたが、新名称へと変更されている。この機能では、一つのBluetooth送信機、例えばスマホやオーディオ機器などから配信されるコンテンツを複数台のBluetoothイヤホン/ヘッドホンなどで同時に聴取できる。

<▲画像:GoogleがBluetooth LE Audio Auracastの対応を拡大へ>

例えば公共施設などで流れる音声案内などを1人、2人と言わず、多くの人がそれぞれのイヤホン、ヘッドホンなどで聞くことができる。

従来、公共施設で音声案内などをスピーカーではなくイヤホン、ヘッドホンなどで聞く場合は施設提供の機器を借りるなどしなければならなかったが、Bluetooth LE Audio Auracastであれば、自分のBluetoothイヤホンで聴取できるので、楽だし、衛生的な不安もない。

美術館、博物館、各種施設などで音声案内を手軽に聴けるというのは、観光だけでなく様々なシーンで便利になることが容易に想像できる。

また、自分のスマホ内の音楽や動画などを友人同士で一緒に楽しむ際にも便利だ。複数人で一つのスマホで再生しているコンテンツをそれぞれ自分のイヤホンで手軽に聴けるというのはとても便利だろう。

オーディオをシェアする方法は簡単で、シェア用にQRコードを発行できるので、それをそれぞれのスマホで読み取ればいい。またGoogleの「Fast Pair」機能を使うこともできる。それであればQRコードすら要らない。

<▲画像:シェアの方法は複数用意され、QRコードや「Fast Pair」を利用できる>

Bluetooth LE Audio Auracastは、「Galaxy」シリーズやXiaomiの製品などでは対応が始まっているが、今後Googleは自社ブランドのスマートフォン「Pixel」シリーズ、ソニーのBluetoothヘッドホンなどに対応を拡大していくという。

情報元、参考リンク
Google/Share your world of sound with LE Audio on Android

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